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2009年10月25日

無償化の代償

高校の授業料の無償化も行われることになった。 大学も本来「機会均等化」という原則から無償でいい。 こう云うと世間では、タダほどいいものはない、と受け取るだろう。

一方、現場の教師、教員は、これで「いい加減な卒業」とか「いい加減な単位」はヤメにできると思うべきである。 教育費がタダみたいに安いフランスの場合、高校卒業には統一試験バカロレア(通称、バック)があるし、大学ではきびしい単位のもと、1年、2年と単位不足は落第させる。 教養課程で学生数は半減し、最後まで残って卒業できるのは30%ぐらい。 無償化と卒業の保証とは別問題。 これが「正論」である。

日本は「甘えん坊社会」だから、この「正論」が難しい。

投稿者 tadashi : 2009年10月25日 08:44

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