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2010年10月07日

レア-XX

レアメタルもそうだけど、レアアースとなると大変貴重。 ゆえに大きな問題になりつつある。 しかし、国土の広い国なら努力すれば見つかるし、要はコストの問題だけ。 アメリカも自国内での採掘に力を入れるらしい。

その点、如何せん日本は狭いし岩盤でなく砂地の国。 一方、サイエンスなら科学者が沢山いるので、レアな研究者がいることになる。 つまり、レアな研究者がいてなんとかなった、という結果が今回のノーベル化学賞のお二人(鈴木さん、根岸さん)。 しかし、「なんとかなった」という過去形にしたのは、お二人の年齢(80歳と、75歳)が示すように過去の仕事への評価であるから。

戦後、工業の発展の裏には科学技術があり、基礎面での研究も育っていった。 資金は潤沢とはいえなかったが、「熱意」はあった。 そういう熱い気持ちを持って、科学技術へ進もう、という若者は確実に減っている。 通俗的な表現をすれば「理科離れ」である。

GDPはすでに中国に抜かれたが、科学技術も危ない。 評価の遅れが20年あるとして、20年後(2030年)には中国に追いつかれる公算大。 もちろん、すでにアメリカにいる中国系アメリカ人も考慮して、の話であるが、、、

投稿者 tadashi : 2010年10月07日 07:59

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