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2010年10月08日

北大といえば

最近館ひろしがCMでドラムをたたきながら「オイラはドラマー・・・・」と歌ってるのは、石原裕次郎の「嵐を呼ぶ男」。 この映画は、「北大生の裕次郎が東京へ帰省する」というシーンから始まる。 映画が始まってしまえば、北大生という立場は無関係で、若い頃の裕次郎お得意のアクションの連続だった。

つまり、冒頭が「北欧からの帰省」では当時あまりにも現実離れしてるので、「北大帰り」としたのだろう。 つまり、「北海道にロマン」を求めていたわけで、今でもそういう雰囲気はあると思う。 しかし、今回のノーベル賞の鈴木さんからわかるように、北大にアクティブな研究者は多い。

東大、京大以外の旧帝大は、2チャンでは宮廷とか地底と呼ばれている。 「地底」というのはうまい表現だけど、底力の「底」だと思えばいい。 つまり、優秀な人材が北海道から出ないで残るから、大学の底力は維持できる。 入試の偏差値が首都圏などより下がるのは仕方がない。 正規分布の頂点さえ保てればいいので、周辺に出来の悪いのがいてもいい。

この点、広島は教育県だけど、トップが首都圏や関西圏に逃げ出してしまう。 ある企業の経営者から、「息子が阪大に入ったけれど、どこの研究室がいいですか?」なんて相談を受けたことがある。 「地元企業で優秀な人材を得るには?」という会議のあとだったので、???だった。 優秀な人材を地元に残せないのは、広島カープと同じである。

金本、新井に続き、まもなく「栗原は阪神の4番バッター」になるのではないか?


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ついでに書いておくと、裕次郎の「嵐を呼ぶ男」は、エルビス・プレスリーの「監獄ロック(Jailhouse Rock)」のマネだけど、J-POPロックのはしりとしてよく出来てると思う。

投稿者 tadashi : 2010年10月08日 07:00

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