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2010年10月23日
「AならばBなり」にもとずく正誤判定
1970年代にイリノイ大学のプレパラートさんの提案したモデルでは、「Aが正しいなら、Bの正誤を判定できる」が「Aが誤ってるなら、Bの正誤は不明」となる。 これは、「AならばBなり」の論理の自然な拡張になるので、広く用いられる。 今回の大阪地検の話はまさにこのモデルになる。
判定する側の人数 n が増えると、全体として「誰が正しく、誰が誤りか」を決める手数はどんどん増える。 計算理論の話としては「NP完全問題」になる(という論文も書いたことがある)。 法務省は、これを終止させるべく、グリーディなアルゴリズムを実行している。 「トカゲのしっぽ切り」という新聞の論調もあるが、こんなものだろう。 サムライ社会から140年後の日本の実態として。
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明日(24日)は東京へ行くことになった。 用事がすめば帰るつもりだけれど、最終便は満席なので月曜の朝1の便にせざるを得ないみたい。
投稿者 tadashi : 2010年10月23日 08:56