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2010年11月20日
裁判員裁判
日本は「不思議な国」だと思う。 5年前に裁判員制度の導入が知らされた時点では「???」だったが、昨年から現実のものになった。 裁判員になりたい人も何人か知ってるが、それほど多くはない。 裁判員になった人の苦悩ばかり報道されているのは如何なものか。
「法律の適用が妥当なものか」を庶民的感覚で聞いているだけ、で素直に判断すればいい。 「判断に自信が持てない」という人の多いのが「日本人の特徴」だとすると、裁判員制度はやめるべきだろう。 匿名でものを云う奴ばかり多くて、堂々とものを云う教育が出来ていない国で裁判員制度が始まってしまったから、こういう事態になる。 試行錯誤しながら前進していく以外にない。
若者は、匿名の2チャンネルはやめて Facebook へ移行したほうがいい。
******* 発足時に思ったこと *******
(2009.05.23)
一昨日(5月21日)裁判員制度が始まってしまった。
裁判員制度については散発的に書いているが、「日本では200年は早いのでは」とも書いた(2008/06/06)。
まぁ、戦後の民主主義と同じで、順応性の高いのは日本人の長所(?)だから、うまく行くだろう。
「背景を理解すべき」とも書いたけれど、始まったからには「どういうことになるか」を予想しておいたほうがいい。
まず、刑は軽くなるだろう。 そして、その行く先は「死刑廃止」である。
もちろん、「死刑廃止」という主張は昔からある。 が、日本でここまで盛り上がらないのは、ヨーロッパと比較すれば明白。 ヨーロッパの根底には、カソリックという宗教観がある。
ヨーロッパでも若者の宗教離れは進んでいるが、それでも根底にはカソリックがある。
それと比べ、宗教的背景が日本ではゼロで、「死生観」へのコンセンサスがない。 (この原因は日本仏教の堕落にあるが、今回は省略。)
この国で「死刑廃止」が定着すれば、アメリカの属国からの脱皮の第1歩になるかも知れない。
投稿者 tadashi : 2010年11月20日 04:19