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2011年03月04日
試験問題 〜問題をつくる側から〜
入試でなく、大学の授業での試験の話にしよう。 受ける学生数によって微妙に違うが、採点する立場もある。 一番いいのは、細かい知識よりも「見識」を問うことだと思うが、面接するのは時間的にムリ。 だから、問題をつくって答を書いてもらうことになる。
問題はグローバルにして「・・・について述べよ」がいいようだけど、別の問題が起こる。 昔、「RISCにつて述べよ」という問題にしたら、カンニングをされた。 授業で渡した資料を持ち込んで、それを写した奴がいた。 発見してくれたのはSさんである。 それ以来、こういう形式の出題はヤメた。
「Core X のパソコンはいいですよ」というセリフなら、ジャパネットの高田社長もTVで云っている。 「Core X の中身について説明しないといけない」、とこないだまで担当した授業で云っていた。 しかし、こういう出題も難しいのである。
出題する側は、ウイキペディアにどう書いてるか、をチェックする。 単純な問題では、それを丸写しされるから、「AとBを比較しなさい」と変える。 もちろん、そういう比較論がWebでは簡単に見つからない、という調べも必要。 とにかく、出題する側も努力をしないといけない。
しかし、Webで「ヘルプ」をされる時代では、出題する問題如何でない次元の話になっている。
投稿者 tadashi : 2011年03月04日 05:56