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2011年05月29日
スイス、お前もか!
ドイツは原発廃止の方針だし、イタリアは(計画はあるが)原発なし。 だから、日本が「原発廃止」というと、第二次大戦の枢軸側の3国の足並みがそろうことになる。 もともと、敗戦した日独伊には「核武装させない」というのが原点にある。 しかし、核武装は別にして、原発はアメリカ企業の助けもあって、日本中につくられてしまった。
スイスもドイツにならって原発廃止を決めた。 人口の7割はドイツ語圏だから、自然かも知れない。 しかし、日本で原発を廃止した場合、どういう未来になるだろうか。 ドイツはフランスから電力を輸入できる。 人口はドイツ8千万、フランス6千万で、ほぼ拮抗した2国。 日本は韓国から電力を輸入できるか、といえばそれはムリ。 政治問題は別にしても、韓国から輸出できる電力量には期待できない。
自然エネルギーで20%という目標には、水力もあるから、それは可能。 しかし、それ以上は当面ムリだから、原発廃止分は「節電」以外にない。 原発廃止の場合は、「30年先でどうなるか」とか「60年先では・・・」という予測をして、公表しないといけない。 予測を真面目にやらない、ということは、「継続やむなし」という民意なのだろう。
風力は「止まってると発電はゼロ」。 2009年8月ドイツ(マインツ - コブレンツ間)での撮影(再掲)。
投稿者 tadashi : 2011年05月29日 06:35