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2011年06月01日

学生は伝統を重んじる?

広島に配送される全国紙は大阪版なので、スポーツ欄も大阪が主体になる。 野球の関西学生リーグの首位打者が、「19年ぶりに京大から」という今朝の毎日新聞の記事を見た。 戦前からの伝統をもつ「関西6大学リーグ」は関関同立+京大、神大だったが、60年代に実力に応じた入れ替え戦を始めたら、おかしくなった。 京大、神大が落ちるのは当然だけど、関関同立からも落ち出した。 

そうなると、「関西6大学」というネーミングはイミがなくなるので、いったん解体された。 そのあと、関西6大学とは別に「関西学生リーグ」ができた。 構成は、関関同立+京大、近大。 昔の関西6大学の神大が近大に代わったリーグ構成なので、ある種の伝統を保っている。 一方の「関西6大学」は、新興大学だけで構成されている。

この点、東京6大学はえらい。 東大を死守しているし、早慶明立法も2部陥落の危険もない。 東海大など、首都大学リーグでは2部へ落ちる可能性もある。 たかが学生野球なので、実力主義より伝統重視のリーグ構成にイミがあるようだ。 最下位を定位置にはするが、東大、京大を入れたリーグのほうが伝統重視になるらしい。

しかし、学生さんのうしろに居るのは大学当局だから、「大学は伝統を重んじる」というべきかも知れない。

投稿者 tadashi : 2011年06月01日 07:32

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