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2011年06月09日

ダブル・スタンダード

基準がグローバルとローカルでは違うことは多々ある。 会社や大学の採用でもそう。 一般的にはAだけど、うちではBというやつ。 まぁ、それで個性が出るという解釈もできる。 車の場合、右側通行と左側通行。 大陸は右側通行で、島国の日本やイギリスは左側通行、オーストラリアは大陸だけど、英連邦だから左側。 沖縄は、アメリカ占領下では右側だったが、返還後は左側に戻った。 

バカンスの季節になると、イギリス車がフランスにもけっこう入ってくるし、フランス車もイギリスに入る。 もちろん、入ったらその国のルールに従わないといけない。 日本に大陸から入ってくると、左側を走ってもらわないといけないが、まだ中国車は見たことがない。 大陸と橋でつながるまでは、心配しないでいいだろう。

しかし、免許証の問題はある。 条約加盟国では問題がないが、国際公用語、つまり戦勝国の英、仏、露、中で書かれてないといけない。 日本は敗戦国なので、国外免許証という名の翻訳が必要になる。 これが1年しか有効でないため、手間とお金もかかってしまう。 一方、米、仏から来る連中は自国の免許証で日本国内を走っている。 この屈辱を認識しないといけない、とこれまでも書いてきた。

国際免許証は、海外に連続して3カ月以上滞在しなければ、日本では無効で無免許運転となる。 これは日本人が、かつてタイとかフィリピンで安く免許を取得するという問題が生じたために、2002年だったかにつくった。 しかし、「日本人が日本人のためにつくったローカルな法律」、不幸にもテニスのイシカワ君にも適用されることになる。

投稿者 tadashi : 2011年06月09日 07:01

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