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2011年06月12日
中沢家の人々 〜歌奴の時代を思い出す〜
日曜の朝は5時ごろからTVをつけるが、まだウトウトするため音は消している。 NHKはニュースのあと演芸図鑑なる番組になるが、ここ何週間かは三遊亭圓歌の担当だった。 これまではほかの芸人や噺家を紹介していたが、今朝は自分で落語をやっていた。 定番の「中沢家の人々」は自分の家の話である、中沢というのは圓歌の本名だから。
音を消していても話の筋はわかる、というか、もともと筋はない。 歌奴の時代だから1950年代後半で高校時代、白黒のTVで見ていた。 ほとんどの噺家は古典をやってたが、歌奴は創作落語。 「どうも、すみません」の林家三平も、創作をウリにしていた。 歌奴の場合は、新大久保の駅員をしてたので、それもウリになっていたし、子供のころ吃音があったので、「山のアナ、アナ、・・・」も今で云うギャグにしていた。 「山のあなたの空遠く、『幸』住むと人のいふ。」というカール・ブッセの詩を読む話である。 三平の話よりはマトモだった。
1929年生まれというから、もう82歳、「いつまでもお元気で」と云っておきたい。
投稿者 tadashi : 2011年06月12日 06:25