« 経つ鳥跡を濁す | メイン | 山陽道はいつもどおり »
2011年08月28日
非常事態宣言 〜アメリカ東部7州〜
ハリケーン襲来で、オバマはワシントンDCに急遽戻った。 とにかく彼らは「手を打つ」ための努力をする。 3.11震災では、福島原発事故に対し「1週間ほど日本は何もしていない」とアメリカから思われている。 ノコノコ視察に出かけるより、なんで早く「非常事態宣言」を出さないのか、不思議に思っていた。
だから、今になって「・・・すべきだった」という話が出てくる。 「菅のアホ!」というより、「菅のバカ!」というべきかも知れない。 菅は「やるべきことをやった」ではなく、「やりたいことをやった」だけ。 やったことの評価は、第3者がするもので、自分でやるものではない。
こういう基本的なことを知らない首相は、「日本の恥」でしかないだろう。
asahi.com 2011.8.27 より
原発周辺住民は「ヨウ素剤飲むべきだった」 〜識者が指摘〜
東京電力福島第一原発の事故で周辺住民が飛散した放射性ヨウ素を空中や食品から体内に取り込むことによる甲状腺の被曝(ひばく)は、健康被害を予防する安定ヨウ素剤を飲むべきレベルだった可能性があることが、27日、埼玉県で開かれた放射線事故医療研究会で指摘された。
今回、政府は原発周辺住民にヨウ素剤の服用を指示しなかった。しかし研究会では、原子力安全委員会の助言組織メンバー、鈴木元・国際医療福祉大クリニック院長が「当時の周辺住民の外部被曝の検査結果などを振り返ると、安定ヨウ素剤を最低1回は飲むべきだった」と指摘した。
3月17、18日に福島県で実施された住民の外部被曝検査の数値から内部被曝による甲状腺への影響を計算すると、少なくとも4割が安定ヨウ素剤を飲む基準を超えていた恐れがあるという。
放射性ヨウ素は甲状腺に集まりやすく、甲状腺被曝では放射性ヨウ素の中では比較的、寿命が長い放射性ヨウ素131(半減期約8日)だけが考慮されていたが、広島大原爆放射線医科学研究所の細井義夫教授は「半減期が2時間と短いヨウ素132も考慮が必要」と指摘。理化学研究所などが3月16日に原発30キロ圏外の大気を分析した結果、放射性物質の7割以上が放射性ヨウ素132や、約3日で放射性ヨウ素132に変わる放射性物質だったという。(大岩ゆり)
投稿者 tadashi : 2011年08月28日 01:31