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2011年09月06日
官製は失敗する 〜キャプテンシステム〜
NTTが電電公社の時代にCAPTAIN(キャプテンシステム)なるものを始めた。 フランスのLocatelを真似たもので、全然流行らなかった。 インターネット時代の前の時代で、専用端末を必要とした。 当時ニューメディア(これも死語)の会合では「いい加減にやめたら?」と私は発言していた。 郵政省がバックアップしてるシステムで、各郵便局に端末をバラまいたけど、ムダだった。 国泰寺(広島)の郵便局で高校生がゲームをしてたのを見たことはあるが、本来の目的には使われていなかった。
フランスの場合は、パリのメトロ(地下鉄)の駅にあって、「ホテル予約」などをウリにしていた。 こういう目的には、ハードの開発だけでなく、「目的のために地道な開発しないとダメ」なのは明白。 日立造船情報システムが旅窓(現在は楽天トラベル)を開発したときのように、全国のホテルを訪ねて話をまとめるような努力をしなかった。 CAPTAINのように「お上がやること」は中途半端だから成功しない。 だから、結局予算のムダ使いで終わる。 インターネット時代の現在でも同じ。 予算のムダ使いは「地震予知」のシステムも同じ。 視点を変えないとダメなのは明白である。
フランスは不思議な国で、Locatelは形を変えて存続している模様。 ヨーロッパは、ガウディのサクラダ・ファミリアのように何百年という時間でモノを見ている、のかも知れない。
記憶間違いでなければ、Locatelの形を変えたもの。
Locatel@Locatel_France
European Leader on multimedia activities for hospitality and healthcare。
投稿者 tadashi : 2011年09月06日 07:05