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2011年10月05日

地方分権への歯止め 〜政令指定都市の人口100万人〜

広島市や仙台市が政令指定都市になったときは「100万人以上」だった。 だから周辺の町を合併して「数合わせ」をした。 ところがその後、岡山や新潟など100万人以下の政令指定都市もつくられるようになった。 ドンドン政令指定都市をつくっていけば、「県廃止」につながるかな、とも思っていた。 ところが、今回熊本を20番目の政令指定都市にしたあとは、100万人以上に戻すらしい。

「多くなりすぎるのは困る」という判断なのだろう。 国の行く末を考えて、というより、総務省の役人の権益を守る、という背景が見え隠れする。
 

   
熊本市が20番目の政令市に 18日に閣議決定 (東京新聞 2011年10月4日)

 政府は4日、熊本市が求めていた来年4月1日からの政令指定都市への移行を認め、今月18日に関係政令を閣議決定する方針を決めた。昨年4月の相模原市に続き全国20番目の政令市となる。九州では1963年の北九州市、72年の福岡市に次いで3番目。

 移行の人口要件は、熊本市までは70万人以上に緩和されたが、今後は従来の100万人以上に戻る。現在、合併で100万人以上の都市をつくる動きはなく、政令市は全国20市体制が当面続く見通し。

 九州のほぼ中央に位置する熊本市は、中央省庁の出先機関などが集まる。今年3月の九州新幹線鹿児島ルートの全線開業で、アクセスも向上している。

(共同)

投稿者 tadashi : 2011年10月05日 06:40

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