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2011年10月19日

まだ焦点は定まっていない 〜反格差デモ〜

「ウォール街占拠」から始まったデモは、「格差社会に反対」をスローガンに全世界的なデモになってきたが、一時のファッションで終わるだろう。 フラストレーションの発散にはなってるけれど、具体的な要求になっていないから。 今回のデモの特徴は、リーダーがはっきりしないこと。 だから統一がとれていないし、要求事項が漠然としている。

99%が1%に文句を云っている、というのはわかるようでわからない。 仮に1万人だとすると、9,900人が100人に文句を云うことになる。 この100人に「富が集中している」というのが統計的に正しいとしても、それだけではハッキリしない。 マードックとか個人名をあげても、ウサばらしで終わるだけである。 閣僚と同じように、全国民に「資産公開をせよ」というスローガンならわかるが。

しかし、「資産公開法」が仮にできたとしても、そこからどうするのか。 「資産上限法」でもつくって、「上限を超える資産を没収する」というなら話はわかる。 そういう具体的なスローガンになるはずがない。 1%に文句を云っている99%の人間の主張は千差万別で、バラバラだからである。 2014年ころには、これをまとめる奴が出てくるのでは、と予想しているが、、、

大王製紙の前会長とやらの未返済の55億を、一族の親戚筋が返したとか。 こういう連中は1%の人間になるのは明白だけど、伊予三島の市民が文句を云うデモは、起こるはずがない。

投稿者 tadashi : 2011年10月19日 03:17

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