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2012年03月22日
トゥールーズといえば 〜銃乱射の容疑者は自称アルカイダ〜
トゥールーズ大学にはコンピュータ関係の研究者がいる。 正確にいえばCNRSの研究所LAASに所属している。 LAASは国立の研究所であるが、フランスは大学が国立だから、大学内に混じってしまっている。 これはパリやグルノーブルも同じ。 初めはわかりにくかったが、人的交流には融通性が高くて効率はいい。 国立の研究所として独立させる必要のあるのは、設備費がべらぼうに高い研究所だけでいい。
LAASの研究所には知り合いがいて訪問したことがある。 逆にLAASから広島へ来た人もいる。 その中でDさんのことはよく覚えている。 Dさんの場合、専門は信頼性で広大のO先生の研究室に2か月ほど滞在したが、コンピュータの件では私も対応した。 そういう専門とは関係ない、私生活でのちょっとしたトラブルにつきあった思い出がある。
まだ広大が広島市内にあったころの話だから、1970年代の終わりごろ。 ある日曜日の午後、Dさんから「お願いがある」という電話。 「妻が美容院でモメている」とのこと。 家は近くだったので彼の家に行ったら、「美容院の髪のセットが全然違う」とのこと。 彼女は全然日本語が話せないので、フランス語でまくしたてられた美容院も困り果てているとか。 彼の日本語もダメなので、彼女のふだんの髪型の写真を持って美容院まで行って、説明した。 当時の日本でも古い髪型だったが、それに戻してもらって事が解決した。
当時のトゥールーズは、パリの最新モードとは違うオールドファッションな街だった、ということらしい。
投稿者 tadashi : 2012年03月22日 07:05