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2012年04月05日

移民べらしは日本化 〜フランスの今後〜

フランス大統領選挙の最大の焦点は「経済」にあるが、直接的には移民が問題になっている。 日本経済をヨーロッパと比べる場合、日本と独仏2カ国を比べるとよい。 人口比は1億3千と1億4千(独8千、仏6千)でほぼ同じ。 GDPもほぼこの人口比ぐらいになる。 つまり、経済状況の現状はほぼ同じであるが、フランスも日本と同様先行きが暗い。

フランスと日本の大きな違いは移民の数である。 多くの移民を低賃金で働かせ、フランス人のほうは楽な仕事をしている。 しかし、トータルでは日本と同程度の稼ぎを生み出してきたのである。 こういう状況を維持できなくなり、移民を減らしフランス人の仕事を確保しようとしている。 これでは「フランスの日本化」ではないか。 右派サルコジは経営者の立場、左派オランドは労働者の立場にあるが、移民に対しては両者それほど違いはない。

さて、フランス大統領はサルコジとオランドのどっちになるだろうか。

投稿者 tadashi : 2012年04月05日 08:24

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