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2012年06月03日

「なしくずし」が得意な国 〜高2で卒業可〜

今朝の新聞によると、文科省は「高校2年で卒業可能」とする方針になったようだ。 すでに一部の大学では高2修了からの入学を認めている。 しかし、この場合は高校中退になるので、大学を中退したときの最終学歴は中卒になってしまう。 それに、どこの大学でも行けるわけではない。 そういう意味では一歩前進だけど、「優秀ならば」という条件はつくはずだから、中高一貫校のほうが有利になる。 

「大学秋入学」は、これでハズミがつくように思う。 高2修了で秋入学が一歩前進して、中高も秋入学にすればニ歩前進、小学校も秋入学にすれば「完了」という読みが出来る。 しかし、「読みの話」ではいけない。 「大学秋入学」の時点で、「グローバルな教育制度改革案」を出すべきだろう。 少なくとも「これからの教育構想」をしっかり出さないといけない。 当然「入試改革」も必要である。 「教育構想」をしっかり語れる教育者のいない現状には失望する。 文科省のなんとか委員会では、烏合の衆の集まりだから、無責任でロクな案は出てこない。

政治もそうだけど、教育も小手先の対策ばかりでは、「進歩」とは云えない。

投稿者 tadashi : 2012年06月03日 07:22

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