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2012年06月28日

薄熙来の失脚  〜三国志として見ると面白いが〜

重慶市長だった薄熙来の失脚は謎に満ちているが、今朝の新聞の記事を見て三国志を思い出した。 重慶は西部内陸部で蜀の国。 北京の魏、上海の呉と比べると忘れがちである。 しかし、中国政府は重慶からヨーロッパまで大陸を横断する高速貨物鉄道を建設中らしい。 ヨーロッパ中心部まで11日間で物を運べるようになるとか。 経済的にはキーポイントになる大都市である。

重慶市長は共産党幹部(党委書記)でもあり、今回の事件に「出る杭は打たれる」という見方はできるが、蜀が魏に負けたような感じもする。 重慶市の副市長が米国領事館(成都)へ駆け込んだ事件や、薄熙来の妻がイギリス人ビジネスマンを殺した事件など、わけのわからない話も多い。 しかし、薄熙来を支持する民衆も多いらしい。

このわけのわからない国が、世界に大きな影響を及ぼしている。

投稿者 tadashi : 2012年06月28日 08:59

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