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2012年08月20日

日韓とフランス・アルジェリアの関係は似てるようで違う

今朝の新聞に、アルノー・ナンタなるフランス人が「日韓関係とフランス・アルジェリア関係は似ている」と書いていた。 この表現は日本にいるフランス人からもよく聞くが、「植民地化した」という点では似ている。 新聞では、アルノー・ナンタはフランス国立科学センター準教授とあるが、CNRS所属だろう。 ナンタいわく「植民地化した国が植民地に謝罪した例はない」らしい。 どの程度が「謝罪」にあたるかどうかは別にして、イギリスがアメリカに謝罪したとは思えない。

日韓がフランス・アルジェリアと大きく違う点は2つ。 まず日本は敗戦国なので、フランスと違って安保理の常任理事国でないし核兵器も持たない。 フランスがアルジェリアに対してもつ軍事的優位性が日本にはない。 だから竹島問題でも手を出せない。 空母の1つでも竹島近海に派遣すればいいが、空母もない。 2つ目は、日韓の場合、人種的に区別がつきにくい。 アルジェリアはアフリカ大陸なので、一目でわかる。 我々日本人の多くは大陸からの移住者を祖先にもつ。 国どおしの関係としては、日韓のほうがややこしい。

それにしても、尖閣には力を入れる人が多いが、竹島には少ない。 竹島は島根県の島。 中国地方なので、バックアップが弱いようだ。

投稿者 tadashi : 2012年08月20日 08:09

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