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2012年08月30日

東のつぎは西とは限らない 〜南海トラフ地震の予想〜

南海トラフでの地震と津波の被害予想が発表されたが、最悪時の予想を大々的に云っても仕方がないように思う。 神奈川以西の太平洋側が対象になっているが、同時に起こる可能性は小さい。 「100年の計」を立てるのならいいが、「小手先の対応」を考えるだけでは気休めでしかない。

1995年の阪神・淡路は西日本、昨年(2011年)の3.11が東日本だった。 「つぎは西日本」というのは甘い。 今朝も宮城県でM5.6(当初発表M5.7)の地震があったし、南海トラフより先に、再度東日本で大地震という可能性も大きい。 つまり地震の起こる時期の正確な予想が第一だろう。

 
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「100年の計」というのは、オランダの堤防事業のようなものをさす。 もちろん、日本の場合、堤防は局所的。 たとえば、つぎのような計画である。

一定の標高以下の場所には、通常の一戸建て住宅はつくらせない。 耐火性と耐津波性を備えたシェルター型の住宅のみ可とする。 一定の高さは地形に依存する。 リアス式と一般の海岸では当然違う。 そういう意味では今回の津波の高さ予想は利用できる。 耐火性のあるシェルターはふつうの住宅密集地でも役立つ。

これからの地球の変動に対応するにはシェルターしかない。 核戦争に備えるスイスのシェルターも参考になるだろう。

投稿者 tadashi : 2012年08月30日 07:08

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