劇団THE風・FOU 第39回公演 第13回柏崎演劇フェスティバル参加 | ||
熱海殺人事件 つかこうへい・作 猪俣哲夫・演出 | ||
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■口上
つかこうへい『熱海殺人事件』は1973年の初演です。それから37年の時を経ながらも、今なお作者により、時代と役者に合わせて改作されながら上演される 不朽の名作です。劇団THE風・FOUでは1997年に上演していますが、10年ぶりに再演します。果たして役者たちは大山金太郎を無事立派な犯人として検察に送り出せるのか、 乞う後期待。 | ||
■物語 熱海で女工が殺された。しかし、捕まった大山金太郎はどうにも風采のあがらないみすぼらしい男だった。取り調べるのは、警視庁にこの人ありとうたわれた木村伝兵衛部長刑事と、 富山から転任してきた熊田トメ子刑事。このどうにもしまらない事件を、劇的なストーリーと内的必然性を持ち合わせた輝かしい「熱海殺人事件」とするための、涙ぐましい作業が始まった。 |
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公演写真 | ||
2007年2月25日(日)午後2時開演 柏崎市産業文化会館 文化ホール (付近の地図) 演劇フェスティバル共通チケット 1,500円 1回券 500円 |
■つかこうへい 1948年、福岡県生まれ。慶応大学文学部中退。在学中から戯曲「戦争で死ねなかったお父さんのために」などを書き、別役実の方法論に影響を受ける。1973年、文学座アトリエで 上演した「熱海殺人事件」で第18回岸田戯曲賞を史上最年少で受賞。1974年劇団「つかこうへい事務所」を設立し、「ストリッパー物語」「蒲田行進曲」などを上演。過剰な情熱と みじめな空洞感が同居する切ない苦い笑いの世界で共感を集め「つかブーム」を巻き起こした。また、個性的で存在感のある、三浦洋一、風間杜夫、平田満、加藤健一などの実力俳優を 育てた。1982年、小説「蒲田行進曲」で直木賞を受け、以後小説に専念したが、1989年に演劇活動を再開し、その後も精力的に活動を続けている。 |
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