きれいな思い出
(4)
(まじ話です。ノンフィクションですが、登場人物は全て仮名です。)
18歳 12月27日
学校へ行った。調査書をもらうために。
進路指導室で2年生の模擬テストの結果を見た。
ゆみは随分頭がいいんだな。
校内で1位や2位の科目ばかり。
頭はいいとは思っていたがこれほどとは思わなかった。
18歳 1月5日
ゆみから年賀状が来た。
「受験がんばって下さい」
「私も3月にがんばらなくちゃ」
この時はあまり深く考えてなかった。
19歳 3月28日
一人で映画を見に行った。
行くんじゃなかった・・・かな。
家へ帰ると親父が
”○○ゆみって知ってるか?”
なんで親父が知ってるんだと思っていたら、
電話が来たらしい。
親父さんの仕事の都合で転校するという事だった。
かなり・・・悔やむな。
19歳 4月18日
学校へ行ってみた。
ゆみに最初に手を付けたのは俺だという事になってるらしい(^_^;)
手をつける前に持ってかれたんだってば。
19歳 5月3日
定期戦を見に行った。
ゆみの友人だった子が俺に言った。
”ゆみが東京へ行ったの知っていますか?”
”知ってるよ。電話来たけど、その時俺いなかったんだよ”
”先輩と話したがっていましたよ”
”手紙書いたらどうですか?”
”住所知らないんだよね”
”手紙書こうと思ったけど、急に手紙が来て
ビックリしたら困るからって言ってましたよ”
”ビックリはしないよ”
ゆみの友達は俺に手紙を書かせるような事を
言っていたが、おそらく来ないだろうな。
君は鈴木が好きなんだろ?
同じ大学へ行くんだろ?
何故俺と話したい?
何を話すんだ?
君の行動は常にわからない。
19歳 5月14日
生徒会室へ行ってみた。
誰もいなかった。
何気なく壁を見ると、
ゆみの住所を書いた手紙が貼ってあった。
つい、それを写している俺がいた。
人がいたら写しはしなかっただろう。
そんな自分がつくづく嫌になる。
今更どうしようというんだ?
何を書こうというんだ?
何事もなかったように先輩面か?
それにしても、鈴木はよく住所を公表する気になったものだ。
俺が人前では写したりしないと思ったからか?
余裕・・・・かな。
19歳 5月16日
ゆみに手紙を出した。
大分暗い手紙を書いた。
普段の俺からは想像できないほどに。
多分返事は来ないだろう。
最後の手紙のような書き方をしたし。
19歳 6月3日
ゆみから手紙が来た。
1枚目は俺が高校にいた頃の思い出話しと近況。
そして、2枚目
高2の夏の時点で誰とも付き合うつもりはなく、
鈴木と付き合う事になったのは自分でも意外です。
俺がいた頃は、わりと追いかけていました。
教室移動で通るのを待っていました。
自分が気に入っても、好きでも、合わないと思ったら
そこでストップするんです。
先輩と付き合って、その結果ずれちゃって、
別れてしまうよりも、ずっと好きな人の一人・・として
見ていたいのです。
私は冷たい女だったのです。
19歳 12月17日
ゆみへ、2通ほど手紙を出して、
2通目を出して、返事が来た。
返事を書く気持ちはあって、内容も考えていて、
夢の中では出したそうで(笑)
近況の他に、
鈴木とは別れていません。
しかし、春には愛していない事に気付いていました。
応援している俺を見てきゃあきゃあ騒いでいました。
先輩の事ずっと気にしていたのも本当です。
どういう感情だったのか未だにつかみかねています。
全て、今は昔の話しなのですね。
”ところで先輩、彼女つくりました?”
(^_^;) 心配しなくても大丈夫♪
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