発責 大館市東台6-5-83 鷲谷豊
北羽歴史研究会 会報 NO.184 2006(H18)年.10月1日
10月18日、古文書学習会を開催します、ご参加ください。
下記により今年度第3回古文書学習会を開催します。
記
日時・・10月18日(木)13:10〜1530 場所・・大館市中央公民館
講師・・千葉克一氏
テキスト1、茂木六左衛門「覚」… 私先祖云々
テキスト2、佐竹六郎「覚」… 山拠人 斎藤和泉云々
以上
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■ 第42回実地研修会を終える・9月14日
天候は良し、23名の参加で無事終了しました。湊城安東関係社寺・秋田城跡は9年ぶり
、天徳寺・補陀寺は10年ぶり、懐かしいところがあったり、変ったところがあったり、
発掘調査と史跡整備が進行中は秋田城政庁跡でした。 初めてのコースは、天王グリーン
ランド・北野神社、白馬寺・正洞院と平田篤胤墓地でした。秋田港セリオンは昼食休憩、
港波止場の風景と地上100m 360度、海と陸地のパノラマ展望も結構、平野部への市街区
の拡大が印象的でした。最初の天王でも高さ60mの展望台からパノラマを楽しめた。海・
潟・沼と緑林や田園が眼に映るこちらの方が情緒ある感じではあった。
安東氏の湊城の本丸跡には高さ6mの「湊安東氏顕彰碑」がデーンとたてられている。ここで記念撮影。
蒼龍寺では湊安東初代鹿李の位牌と湊城の遺品という「魔よけの面」を拝観できた。松原補陀寺では「安東
下国太郎守李」の位牌を拝観。本堂に掲げられた末寺の一覧には、大館玉林寺・二井田温泉寺・比内全応寺・
二ツ井梅林寺などが記されていた。補陀寺の屋根には安東氏家紋がつけられている。天徳寺、白馬寺、とも
に萱葺きの古い寺のたたずまい。山門、総門もある天徳寺は国重要文化財指定。宗家、東家とも霊廟や歴代
墓碑など非公開で残念でした。
正洞院 佐竹義宣の正室は那須資胤の娘で那須御前という。天正19年4月18日なぞの自殺を遂げ
た。法名・正洞院殿明室珠光大姉。義宣は彼女の供養のため、江戸上野の森と久保田城下の地に「正洞院」
の寺を建立し、常陸の耕山寺から墓も久保田へ改葬した。その秋田市手形字大沢の地に寺院はすでにないが
、彼女の墓碑は現在も残り、小さなお堂に守られている。ここは平田篤胤墓地と同地区にあり、佐竹久保田
藩の初めと終りが並存している感慨でもあった。
・この日の研修は15:40に終了し帰途につき、扇田17:40 大館中公17:54 無事到着しました。
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―― 催事情報 ――
」
秋田大学史学会・公開講演・研究発表、10月14日(土)開催
場所・秋田市南通り・千秋会館、 13:40〜15:00、
研究発表@東北地方における熊野信仰の伝播…高橋正(秋田県博) A志藤沢式土器から考える東北
地方の弥生時代…根岸洋(東大院生)
15:00〜16:30、講演「幕末政局と秋田藩の選択…鎮撫軍支援にいたる要因をさぐる」
加藤民夫(元県博物館副館長)、以上、聴講自由無料。
■ 秋田県公文書館・歴史講座 10月17日「秋田藩庁の機構と役職」伊藤成孝氏、
11月10日「奥羽越列藩同盟と秋田藩」柴田次雄氏。 時間は各日13:30—5:00
古文書解読専修講座、11月21日10:20—14:30
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藩士の記録にみる秋田藩の蝦夷地警衛(後藤富貴)A幕末期の砲術訓練をめぐって(加藤民夫)。
・・・・・…以上前申込要te0188668301
■ 羽州街道交流会・秋田大会 11月4日〜5日、於二ツ井ヘルスセンター
1、街道探訪会、4日11:30二ツ井道の駅集合、鷹巣道の駅昼食・
綴子旧街道一里塚・二ツ井きみまち坂(昭憲皇太后)、切石わたり(イサベラバードの記録をたどる).15:45まで。
2、交流会(ヘルスセンター大広間)16:00—18:00、
パネルデイスカッション「羽州街道を活かした地域づくり」
パネラー、桑折町七ケ宿町上山市青森油川地元鷹巣より、コーデネーター藤原優太郎。
3、街道談義(懇親会)18:30—21:00 、アトラクション駒踊り、羽州街道宿場紹介。
以上参加費、探訪会\2000懇親会\5000宿泊\6000 申込018-832-5680鐙啓記(無明舎)
(注、4日交流会懇談会に北羽歴研会員の参加を求められております参加ご協力下さい。)
5日の行程(マイカー自由参加)8:30〜鴨巣一里塚・檜山・金光寺.善知鳥坂.県立博物館14:00、以上。
■ 東北街道会議・第二回交流会・福島大会 9月30日・福島市・福島グリーンパレス
1、基調講演「わが地元学〜街道を通じた地域づくりを考える」結城登美雄氏。
2、活動報告—-街道交流今までこれから、まちづくりは人づくり、時代と共に変遷する道。
3、意見交換会、テーマ…街道と阿武隈川船運、東北における日本風景街道、『日本奥地紀行』が地域を結ぶ、
4、街道談義(懇親会) 10月1日街道探訪会、奥州街道福島路と羽州街道起点を巡る旅。
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■矢立杉跡に説明板と標柱を立てる 、道跡整備も、
9月25日歴史の道・古街道矢立杉跡に説明版と標柱を立てました。
説明版は以前から提言あり先に立つものは何とやらで思案中でしたが、
とりあえずの手作りとなりました。専門職での本設置は今後に期待します。
矢立杉説明板(写真中央)は矢立峠矢立杉由来と経過の説明を記載。
それに標柱は菅江真澄の道「杉一本をあたり柵してかこひたるは津軽秋田のさかひのしるし也…」(写真右)と
江戸噺家扇遊亭扇橋詠む「出羽越えししるしをこゝにミちのおくふとしくたちし杉の一本ト」(写真左)の二本です。
労力奉仕で江帾さんご苦労さん。明治新道の9月の刈り払い、田中實さんご難儀かけました。
■11月19日の研究発表会、発表いただける方よろしく。ぜひ鷲谷まで連絡ください。鶴首。
以上。
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