<飛行機>ANA編
<出発便>
--成田 → ホノルル--(NH1052便 20:30成田発)
去年まで、千歳からホノルルへ向かうのは名古屋経由のホノルル行きという路線だったが、去年その路線が廃止。千歳からANAを利用してホノルルに行く場合は、関西空港経由か成田空港経由の2択しかない。GET運賃を利用して行けるのも基本的にその行程になる。不思議なことに成田発の料金と千歳発の料金は同じ。成田で乗ろうが、千歳で乗ろうが同じ料金というのはいつも謎。競合するJALのホノルル行き直行便が千歳から出ているので、多分そういう事なのだろうけど・・。
という事で、私たち母子先発は千歳→成田→ホノルルというながれで帰りは逆パターン。後発のダンナ様は赴任先に近い、成田→ホノルルという行程で、帰りだけ千歳まで一緒に帰るという事になりました。
千歳でスルーチェックインをしたので成田空港では手荷物だけ。
ANAのラウンジ券を家族分頂いたので、ラウンジで寛ぐ。予定より30分遅れで成田空港を出発、行きはエコノミー席で機種も残念ながらB767―300ERというやつでNEWバージョンではないもの。
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こちらはダンナ様が出発時に利用した成田signet。画像2枚合成なので窓が変!ご容赦を・・ 私たちが利用したsignetとは別の所らしい。 |
事前に747の場合と737の場合のシートリクエストを抜かりなく入れておき、15―A・Bと16―A・Bという席につく。シート配列が2−4−2になっていて、私たちの席の前からはビジネスクラスになる。
15―A・Bに座った私と娘は、目の前は「壁」と思いきや、離陸と着陸時にはその壁の上部部分半分位がスライドで下ろされ、ビジネスクラスの光景が見渡せる。ビジネスクラスも結構席が埋まっていてちょっとビックリ。席について落ち着いた頃、チーフCAさんがやってきて、ご丁寧にご挨拶。「こちらこそお世話になります」と笑顔で答える。毎年この瞬間が気恥ずかしい・・「エコノミー客なんすけどねぇ〜」「いつもご利用しているのはダンナ様なんですけどね〜」と言いたくなるほど、周りの「?」な視線が気になる・・。上空に上がり平行運行になると、すぐにビジネスとのスライド壁は上げられ通路のカーテンが閉められた。
ビジネス席の方から、機内食の匂いが漂ってきた頃、エコノミー席はまだまだドリンクとおつまみ。ワインを少し飲んだのでウトウトしてくるが、一向に機内食は来ない。エコノミー席にも機内食が配られ始めたけれど、なかなか私たちの席に到達せず!「あ〜食べないで寝ちゃおうかな?」と思うほど眠気が襲う。
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行きのエコノミー。和食 アントレだけ選択:牛肉すき焼きと和風惣菜 |
こちらは洋食。 海の幸とパスタのクリームソースカレー風味 |
そんなこんなでようやく機内食到着。私は洋食、娘は和食。息子逹は和食をチョイスしたようだ。どれを食べてもなんだかイマイチで・・・長男はホノルルに着いた時「いっそのこと、コンビニのおにぎりとカップラーメンにしてくれたほうがずっといいや」とういう始末。少しづつ口をつけたものの、すぐに「ご馳走様」。
続いて機内販売やら映画やらなんだかお知らせが続き、ANA利用券(半端なマイルをこれに替えた)を利用して機内販売のスワロフスキーペンダントと限定販売のイブサンローランのデュオオートレジェルテとかいう足のむくみ取りローションを買う。「任務完了!」のごとく寝の体制になるが、なかなか寝付けない・・ようやくウトウトする。
「皆様おはようございます」のアナウンスで、機内の皆様目を覚ました様子・・なんだか私は殆ど眠れずウトウトから目覚めたという感じ。アメリカ入国の書類関係は既に自宅で書き込み済みなので、のんびりだが、書いていない人達もバタバタと書き込みしている様子。いつも思うけど、この書類、機内で書くのは本当に面倒だしよく分からない場合が多い。個人手配にしろ、ツアーにしろ、航空会社自体がこの用紙を航空券に付ける事を必須とすればイイのに・・今回モーハで手配した航空券には結局付いて来なくて、ANAのカウンターで事前に頂いた。掲示板でも質問したけれど、「数に限りがあるのでご要望にお答えできない場合もあります」との返答だった。なんだかおかしい話。航空券発券した段階で行く先は決まっているのに・・。
ホノルル到着前に出る、軽食は今思い出しても何を食べたのか思い出せないほど印象の薄い軽食。結局あまり食べなかったのだろう・・。写真すら撮るのを忘れたくらい。。。。
ホノルル空港が近づいてきた、ちょっと雲が多く、マカハ方面が見えないが、1年ぶりの風景が眼下に広がっていて気分はウキウキ〜となる。定刻よりも30分遅れでようやくホノルル空港到着。
預けた荷物は既に出ていて、タグには「ファースト」タグがついていた。プリオリティカードオンリーの去年と違い、エコノミー席に座ってもフライヤーズ会員は荷物だけファースト扱いなのねぇ〜。
<帰国便>
--ホノルル → 成田 --(NH1051便 10:30
ホノルル発)
帰国便はマイルを使ってビジネスクラスへアップグレード。事前予約の際にはシートリクエストもしっかりしておく。
ホノルル空港でラウンジ使用できるという事で、あまり期待せずに(去年はエアカナダのラウンジを共同で使用)行くと・・・すんごい人!こんな混み合った狭いビジネスラウンジいまだかつて見たことない!そのうえ、化粧室は外!と言われて唖然となった。ラウンジ内は家族連れで満席に近い状態で、関西行きと成田行きの出発時間が近いとはいえ・・あまりにもな状況。機種変更といい、ラウンジといい、ダンナ様は「こんな事ばっかりしていたらお金を払ってビジネス席に乗る人はみーんなJALに流れていくぞ・・」と呟いた。同感!激しく同感!
室内はざわざわしていてなんだか落ち着かない感じでした。う〜ん・・「名古屋経由の時、空いていたのは午後便だったからかなぁ?」
「出発1時間前までに搭乗口へ・・」と言われたけれども、そんなに早く行ってもねぇ〜とのんびりラウンジを出て、長男が「最後のファーストフード」とバーガーキングでバーガー購入。直ぐにパクパク(驚き)、ウィキウィキバスに乗って搭乗口へ着いたのは予定時刻の20分前(汗)。
しかし!機材点検が長引いているとのことでまだ搭乗は始まっていない様子。搭乗口フロアではDFSの引き取りをまだしていない人の名前が呼び出されていた。我が家もしっかり名前を呼ばれる(-_-;)。搭乗口入り口で、ANAの職員さんが声をかけてきて、「機材変更の関係でリクエストされた席が重なっていて、既にこちらに来たお客様がどうしても前の席に座りたいとの事なので申し訳ないですが・・」と言われる。「なんだぁ〜その人・・」と思いつつも、まぁいいか!と席の変更を承諾。ホノルル便は7月になって737になったため、747でその前から予約していた人(うちもそうだけど)、737でシートリクエストを入れた人が存在し、席がバッティングされてしまったらしい。
結局、ビジネスの3-FGから後ろ5席の予約だったのが、5-D、5-FG、7-FGという事で落ち着く。
機内に入ると、737といえどもやっぱりビジネス席。足元が広い〜席も広い〜。おまけに行きよりも断然空いていて、ダンナ様の5-Dの隣は居なく後ろも3席くらい空席で後ろの席に気兼ねする必要がない。息子逹が座った7-FGの後ろも2席程度空いていたので、これまた良かった。私たちの前には、同じ席を予約されたと思われる年配のご夫婦が座ってらした。CAさんとの話だと、行きはリクエストに答えられなかったとの事らしく、CAさんがお詫びの言葉を言っていた。
耳ダンボの私は「ふぅ〜ん、そうね、行きも帰りもリクエストが通らないって事ならやっぱりゴネるわよねぇ〜」と・・。
機内食も程よい時間に配られて、食事内容もよし!隣に座った娘は和食をチョイス「そばも美味しい、五目御飯みたいのも美味しい、行きとは大違い!」と結構な量を食べる。私は洋食チョイスでそこそこ食べて満足。息子逹も洋食と和食をそれぞれ選んだが、長男はリクエストを聞きに来た段階で「うどんもお願いします」とオーダーしていた!おそるべし!!彼は機内食とうどんカップを堪能したようだった。ANAのカップうどんは生麺タイプでとても美味しかったらしく、母が食べなかった事を知ると「美味しいのに〜食べたらよかったのに」と言った。そんなに入るかい!
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ビジネス和食 台の物はうなぎ蒲焼と五目御飯。 おそば行きより美味し!煮物も美味しかったです。 |
ビジネス洋食 アントレは牛フィレ肉のグリル赤ワイン風味のソース。 パン不味し、前菜所々美味し!肉柔らかくGood! |
食後のケーキはまぁまぁな美味しさ。フルーツ盛り合わせもあるので、どちらでも好みを頂ける。
737はビジネスエリアにトイレが1個所しかないので、これまた結構混み合う。混み合うという事は、CAさんのケアもなかなか出来ない状態になる。という事は・・結構汚れた状態にでくわす場合もある。娘と私は二人とも床掃除をする羽目になった。多分同一人物かと思われる方の後に入って・・。これまた初の体験で、娘の「大人なんだから・・ちゃんとして欲しいね」の言葉に激しく同感した母でした。(CAさんのケア以前の問題だと思う)
ビジネスクラスの運賃を出して、ビジネスクラスについた事はいまだかつてなく、今まで全てマイルを貯めてかフライヤーズ特典を使っての無料シートアップグレード。そんなエコノミーな我が家だけど、こういう機会はとてもいい社会勉強になる。エコノミー席でもビジネス席でも「お殿様」な方は沢山いらして、CAさんが気の毒に思う瞬間もある。色々な人達が居ることを見る事で、子供たちも私も自分を振り返り思い直すことが出来ることが大切ではないかと思う。
今回、初めてホノルル出発後しばらくして、眼下にミッドウェイ諸島が見えた。子供たちが「あれ、なんていう島?」という問いかけに「多分ミッドウェイかな?」と返答していたところにCAさんが通りかかり、「島が見えますか?」と聞いてきた。CAさんに確認の意味で「ミッドウェイですよね?」と言うと「多分・・確認してまいります!!」と直ぐに聞きに言ってくれた。直ぐに戻ってきて「ミッドウェイ諸島です」と伝えてくれて、なんだか嬉しかった。今回も沢山の言葉をかけていただき、アップグレードしたかいがあったと思う。
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雲の合間から綺麗なミッドウェイ諸島が見えた・・ |
日本が見えてきた。ホノルル発が30分程度遅れたのに、猛ダッシュで運行したのか?20分も早く成田に到着。成田からは千歳行きのフェアリンクに乗る。その間約3時間、成田の快適なラウンジで過ごす事ができた。
成田の国内線乗り継ぎ用ラウンジは、ホノルルとはうって変わって広々とした空間だった。PC用電源やモジュラーも完備、リラックスできる椅子もあった。ただ、行きも帰りも思ったのは、残念ながらフリーで使えるネットPCが無かったという事。夫婦マウイの時、成田のラウンジにはしっかり2台あったのだが・・・。
ANAのsignetの隣には、JALのさくらラウンジがあった。内心「違いを見てみたい〜」と思ったのは言うまでもない。
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