----第9話--<ふらり東京お花見母子旅> 〜その4〜 |
![]() ジブリ美術館を堪能して、井の頭公園を横切り井の頭駅へ向かう。 北海道ではまだまだ寒いというのに・・・公園の中は桜のお花見客で一杯!パフォーマンスする人あり、泥酔している人あり、寝ている人ありでなんだか異空間を感じる。もともとお花見ってあまりしない私は「なんだかなぁ〜」とちょっぴり興ざめ。 電車に乗ってホテルへ戻る事にした。 相変わらず電車からの風景はそこかしこに桜が咲き乱れ春真っ只中。新宿方面へ向かうにつれて都会の風景となる。来たとおりに戻ってホテルの部屋へようやく入室できる事になる。 フロントへ着くと、先ほどのように迅速かつスマートな対応、ベルの方が荷物を持ってきてくれてお部屋へ案内される。歩いている時も建物内の説明を少しばかりする。いよいよお部屋へ! 入った途端、その広さにびっくり!昨日のワシントンが格安プランだからか?とにかくゆとりのある作りで、もったいないほどだ。娘も目を丸くしている。荷物を運んでくださった係りの人はお部屋内の空調は丁度いいですか?とか、何かご要望ありますか?とか聞いてくる。直ぐにすたすたと退出する訳ではなくにこやかに色々とケアしてくれると、「チップ?必要??」と思ってしまった私。窓のカーテンを開けてくれてくれてまたビックリ、眼下には桜坂がばっちり見えてとてもキレイ、係りの方が「夜になるとライトアップされますので、宜しければどうぞ」とこれまたさわやか笑顔でおっしゃる。心の中は「べり〜最高でんがなぁ〜(何弁?)」叫びながらも、クールに「ありがとうございます」とお礼する。 係りの人が退出したあとは、もぉ娘と母とは同レベル!(笑) 「きゃーきゃー見て見て!凄い広いねぇ〜」「わぁお、バスローブあるよぉ〜」「お風呂チェックお風呂チェック!」「ベッドも広いねぇ〜」(ばいぃんばいぃん←ベッドで跳ねる音) 夜、ホテルの食事は高いので^_^;、テレビ朝日周辺にあるレストランを探索。「う〜ん・・・」(撃沈) 結局テイクアウトでサンドイッチを買ってお部屋でのんびり食べる事にする。桜坂のライトアップを見ながら母と娘と沢山たくさん話しをして夜は更けて行った。 もぉ、明日は帰る日・・・・夕方からの雨がちょっと気になるが・・・ ![]() ☆注:全日空ホテルでは全然写真を撮らなかったです(後悔)、とにかく素敵なお部屋でした!(アバウトな言い訳&感想m(__)m) 無料の朝食券が私には付いていたので、娘の分だけを払って朝食バイキング。種類もいろいろあって堪能!ツアーのお客様も一杯いる様子でお子様連れも多い、どこのホテルでも旅館でもそうだけど、こういうバイキングの時は親御さんのマナーがちょいと気になる場面がしばしばある。案の定、惣菜プレートを「自分で取る!取る!」と言って思い切りひっくり返したお子様・・・親御さんどうかお子様の躾をきちんとなさって下さいまし。公共の場で同じ子を持つ親として見ていると悲しくなります。バイキングの場はお食事をする場でもございます、どうか走ったり大声を出したりした時に「気づかないフリ?」をしないでくださいまし、またお子様に注意なさるときは是非人様の前ではご遠慮ください、やむ得ない場合は親御様が冷静になってくださいまし。以上宜しくお願い致します。 ま、色々な人・家族がいるものです。 さて、バイキング終了!お部屋でちょっとのんびりして、荷物をまとめてチェックアウト。 今日は札幌へ帰らねばなりません(涙)、しかし!朝から雨雨雨です(大涙)娘が希望していた東京タワーへ荷物付きで行かねばなりません、結構キビシイです。 地下鉄と電車で東京タワーへ、雨はものすごい勢いで降ってます。傘は一つ(T_T)・・・・・電車を降りて濡れながらも東京タワー到着。展望台へ登って「おのぼりさん」気分。 |
お決まりの、シースルーガラス^_^;ちょいと怖い・・・![]() |
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![]() 少しだけ土地感がある新宿でも見せておこうか?と、東京都庁を目指す事にした。 東京都庁は、数年前にTDL旅行の際に連れて行った所。娘は当時3歳だから、覚えているわけがない(-_-;)、「行った事覚えている?」と聞くと当然のように「わかんな〜い」と・・。 あの日も雨だった、おりしも台風が来ていて豪雨だった(なんて運のない・・)、靴の中まで濡れた苦い思い出がよみがえる〜「またですか?マジで・・・」。あいにく地下道が当時より断然整備されていて地下鉄を降りたら殆ど濡れずに都庁へ到達!相変わらずの雨の東京を東京タワーと同じく高い所から眺めることになる。なんだかなぁ〜 新宿駅に戻り、ご飯を食べて新宿駅界隈をぶらぶらしてお土産や小物を見たり買ったりする。歩く人々は皆おっしゃれ〜で、新宿駅はお祭りのように人が一杯だ。 この駅から、みんな何処へ向かっているんだろう? 時間は早いけれど、早めに羽田へ向かう事にした。「お母さんはもぉ東京はおなか一杯です〜」そんな言葉に娘は「もっと長く居たかったね〜、そうしたら色々と見物できたのにね・・」 と。 モノレールに乗り、羽田到着。 ラウンジでのんびりのんびりして夕方千歳空港へ到着、車を受け取って帰宅〜! 「ただいま!」の声に、「お帰り〜」! にぎやかな男所帯の声が返ってきました。 うっ!男臭っ〜 by母と娘 |
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娘が高学年になり、来年は中学生となるこの時期、日常的にぶつかり合う回数も増えてきてました。同姓ゆえの厳しい言葉も娘には掛けてきたように思えて、一度二人きりで旅をしながら語り合いたかったというのが母の本音です。 もちろんジブリ美術館はメインでしたし、彼女の中の「絵を描く」という事に対してなにかプラスになれば良いかな?とも思いました。 ジブリ美術館では久々にキラキラと目を輝かせてスケッチや資料を見ていた娘、「こんな姿久しぶりかな〜」と思ったけれども、母は忙しい毎日の中で彼女のその瞬間を見逃していたのかもしれません。娘は日々悩み考え成長していて、いつまでも末っ子のチビちゃんではないのです。一番理解してあげるべき私が充分にフォローしてあげていただろうか?今回の旅で自分自身反省もしたりして・・・ 帰りの飛行機の中で娘が私に言いました。 「今度はどこに行こうね?」「二人きりで旅するのって楽しいね〜」 何年後になるかわからないけれど、又二人で旅をしよう♪そして沢山たくさん又話をしよう♪ あなたが、大事な人を見つけるまでは・・・・ |
おわり