----第9話--<ふらり東京お花見母子旅> 〜その3〜
さて、本日は「三鷹の森美術館」へゴゥ!の日。
とりあえずは2泊目の「全日空ホテル」へ向かい荷物を預けることにする。SFC会員ならばアーリーチェックインも可能との事だったので、願わくば早めの入室をしてちょいとゆっくりと思った。

全日空ホテルは六本木にあってホテルへ向かう途中桜坂の満開の桜を見て感動した!「キレイだねぇ〜」と言いつつ玄関へ向かうとボーイの方もにこやかに「いらっしゃいませ!お泊りですか?こちらへどうぞ・・」ととっても早い対応。フロントまでの短い距離を荷物を持ってくれて軽い雑談もとってもいい感じ!「これがホテルってもんなのねぇ〜」。フロントではアーリーチェックインを申し出たが、あいにく前日が満室だったそうでまだお部屋のクリーニングが完璧じゃないらしい(T_T)
フロントの女性が「お時間を頂けたらお部屋をお探ししますが・・」と言ってくれたが、荷物を預かってもらえばこちらはOK!と思い荷物だけ預ける事にする。この時もとっても丁寧な「お詫び」でかえって恐縮する。ベルの人がさぁ〜っと来て荷物を持っていく!「おぉ!!」日ごろちょっとリッチなホテルなんて泊まった事が無い母子はちょっと緊張!ロビーの雰囲気からまるで違うんだもん〜。

重い荷物も預けて身軽になったので、ホテル界隈を少し散策する事にする。
桜坂は本当にキレイ!


桜の花びらを見つけては「キレイだねぇ〜」と・・
女の子らしかったりして・・・・^_^;

さてと、いよいよ三鷹へ出発!
地下鉄とJRで行くのだが、六本木の駅からはなんだかちょいと複雑〜、なんとか駅員さんに聞いたり地図を見たりして三鷹駅へ到着したのがお昼頃だった。入場時間は午後2時(>_<)まだまだ時間はあるので、ぶらぶら歩いて美術館へ向かうことにする。途中駅そばの蕎麦屋さんでそばを食べた、なんだかホッとするほどおいしかった。
初めて来た三鷹市は、なんとなく都会っぽくない感じ・・・
東京から直ぐの街とは思えないほど緑が豊かで、井の頭公園の桜が本当にきれいだった。美術館の周りには可愛いカフェもあったりして街全体がほのぼのとしている感じ。さすがに娘は「トトロバス」には乗りたくないということで、駅からずらずらと徒歩で向かった。
ジブリ美術館前 いたるところにこんなレンガがはめ込んである。

井の頭公園から見えるロボット
三鷹の森ジブリ美術館の入り口には宮崎駿氏のコメントが掲示されていて、館内は撮影禁止になっています。
ゆえに・・表からの見た目だけを撮影しました。

宮崎氏の「自分の目で見て色々な事を感じて欲しい」そんなコメントを読んで、なんとなく納得。館内は大人の私でもワクワクするような展示物がいっぱいでした。娘はスケッチ画を興味深くずうっと見ていました。沢山のパステルやカラー見本や参考文献など、見ていて絵心が無くとも(>_<)絵心をくすぐられる所でした。



私は個人的には「天空のラピュタ」が好きです。子供たちは「魔女の宅急便」や「耳をすませば」が好きなようです。子供たちも年代と共に好きな作品が変化しているようですが、宮崎氏の作品はどこか今の人たちが忘れてしまった・・・そんな想いが込められているように思えてなりません。沢山の論評はありますが、私は素直に作品に感動し共感し時には反発し、その時々の状況で見方が変わってきているような気がします。

ラピュタのエンディングに近い部分で、「人は地に根を張って生きて行かなければならない」というせりふがあります。この叫びに似た台詞が一番大好きです。ふわふわと浮ついた私の心に「ビシッ!」とカツを入れてくれます。

ジブリ美術館はまた行きたい所でした。
娘と二人沢山の作品を見て感じて、やっぱり来てよかった!そう思えた一日でした。

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