長崎市内電車案内図
長崎市内電車路線案内図(1日乗車券の案内図より)
系統色 別区 (経 由)  間キロ程所要時間運行間隔
1赤 迫−(西浜町)−正覚寺下7.3km31分5分
3赤 迫−(桜 町)−蛍茶屋7.4km29分6分
4正覚寺下−(西浜町)−蛍茶屋2.9km13分8分
5石 橋−(西浜町)−蛍茶屋3.5km18分7.5分
営業時間午前6時15分 〜 午後11時28分

 長崎市内を走る路面電車は1914(大正3)年8月2日に設立され、翌年11月16日、病院下(現在の長崎大学歯学部下の辺り)と築町(現在の西浜町電停の少し西側)間(大波止経由)、3.481kmで開通した民営の路面電車です。建設費は207,888円でした。以後路線を拡張し、1968(昭和43)年6月17日、思案橋〜正覚寺下間が開通して現在の路線になりました。営業キロは11.5kmです。
 1984(昭和59)年6月1日以来現在の運賃を守り、大人100円(子供50円)でどこまで乗ってもよいという、均一運賃の市内電車として親しまれています。「築町」で乗り換えると「乗継券」をもらえます。駅方面から「グラバー園」や「眼鏡橋」へも、「築町」で下車するとき料金を1回払えば目的地まで電車を乗り継いで行けます。
 市内のほとんどの観光地にも市内電車で行けます。「一日乗車券」を使えば一日中電車を使って観光地巡りができ、とっても便利です。
 走っている電車の中には、かつて仙台、東京、福岡や熊本各都市を走っていた車両もあります。また、日本で一番古い電車もあって、イベントの時などに走ります。


乗車料金、一日乗車券および記念乗車券
 運賃
(均一制)
一日乗車券下記電車の各営業所やホテル、JRおよび土産品店などで販売。電車の中では販売していません。
大人100円500円
子供50円250円
電車回数乗車券
(子供用はありません)
料金電車内や西町、蛍茶屋および正覚寺下の各電車の営業所で販売
100円乗車券11枚綴り1,000円
記念乗車券
(子供用はありません)
料金電車内や西町、蛍茶屋および正覚寺下の各電車の営業所で販売
100円乗車券 3枚綴り300円
1日乗車券
記念乗車券記念乗車券
 日蘭交流400周年記念ながさき阿蘭陀年を記念して発行された記念乗車券。100円乗車券3枚綴りで300円となっています。(A,Bの2タイプありましたが、現在は販売を終了しています。)
電車1日乗車券販売所
最寄り電停販  売  所
赤 迫赤迫配車室
浦上車庫前西町営業所
松山町たらこ一番、パークサイドホテル
浜口町三谷製麺所、長崎シティホテル3、西洋館内「サンマルコ」
浦上駅前JR浦上駅、ニュー浦上ホテル、長崎厚生年金会館
銭座町センチュリーホテル
宝 町プリンスホテル、稲佐山観光ホテル、ホテル清風
長崎駅前長崎市観光案内所、長崎県観光連盟、キヨスク、ジョイロード長崎、ウィングポート長崎、西九州第一ホテル、ニュー長崎ホテル、長崎シティーホテル、長崎県公認民宿組合
桜 町長崎ユースホステル
五島町IKホテル、ビジネスホテル元船イン、坂本屋旅館
大波止長崎グランドホテル、サンルート長崎
出島町トレディアホテル出島
築 町ワシントンホテル、こっぴん、JALシティ長崎
西浜町ヤマザキデイリー中央橋店
観光通S東美、ホリディイン長崎、JTB長崎支店、浜屋プレイガイド
思案橋にしき荘、思案橋パーキング
正覚寺下正覚寺下ガレージ、ハミルトン長崎、ヤタロウイン
賑 橋ファミリーマート栄町店
公会堂前松翁軒本店
諏訪神社前出来大工町発売所、バーデンハイム、トレディアホテル中島
新大工町長崎玉屋
蛍茶屋蛍茶屋営業所
市民病院前ホテルニュータンダ
大浦海岸通長崎ビューホテル、ホテルモントレ長崎
大浦天主堂下ゴールデンイイグル、オランダ物産館、マリア館、マジェスティック、ニューグラバー、十六番館、長崎堂
ビール電車 納涼ビール電車
長崎の夏の風物詩となったビール電車。
運行期間:7月6日〜8月11日(2001年)
     日曜、祭日、8月9日は運休
運行時間:17:40 浦上車庫発(回送)
     18:30 正覚寺下発
     (→蛍茶屋→浦上車庫
        →正覚寺下)
料  金:2,500円/人
備  考:車両は207を改造。
最古の電車花電車
走る日本一古い電車168
1911(明治44)年5月、川崎造船所兵庫工場で落成。同年6月九州電気軌道株式会社1形式として、開通より八幡-小倉-門司間に就役。1954(昭和29)年3月から福岡市内を走っていたものを、1959(昭和34)年に長崎電気軌道が譲り受けたもの。車体は木造で、扉は手動です。内部は赤いビロードの座席で豪華です。福岡では郊外線を走っていたので他の車両より車輪が大きい。台車はアメリカ製のブリル27GE-1、モーターもアメリカGE社製で50PSを2台、現在も当時のものを使用しています。
花電車
1911(明治44)年製造。車体は深川製作所または日本車輌の製造といわれている。台車は米国JGブリル社製。昭和53年3月に西日本鉄道株式会社より譲り受けた2軸電動貨車(4輪単車)。集電装置は、当初1本柱の上に台座を設けパンタグラフを乗せていたが、横揺れが激しかったので、これを鉄骨の櫓の上にZパンタグラフを据え付けた形とした。写真は2000(平成12)年2月、長崎ランタンフェスティバル(長崎燈會)のPRに走ったときのものです。
熊本市電仙台市電
601号車(元熊本市電171号)
昭和28年3月製造。車体は新木南(しんきなみ)車両、台車は住友金属製。熊本市交通局で発注された車両であるが、2両だけが折戸で両端ドアで、車両の長さが11mで、12m〜12.8mある他の車両に比べて小さかったために退役となったものを昭和44年8月、譲り受けた。車両価格390万円。
1051号車
1952(昭和27)年、新潟鉄工所で製造。仙台市初のボギー車80形として登場した。1976(昭和51)年3月末、仙台市交通局軌道線の全廃と同時に長崎電気軌道が車体のみ譲り受け、西日本鉄道北九州線の車両より台車のみを譲り受けて結合、10月より営業運転された。車両価格688万円。1050形の名称は、仙台市電になぞらえて1000番台とし、昭和51年に運転開始されたので1050台とされた。
都電1800形
701号車
車体はナニワ工機(現アルナ工機)製。台車は日本車輌製。東京都交通局2000型(杉並線用)として新造(軌間1,067mmゲージ)された。昭和38年12月、杉並線廃止後1,372mmゲージに変更、都心に進出したが路線の大幅縮小にともない退役。昭和44年7月に6両を長崎電気軌道が譲り受け、九州車両で台車を1,435mmゲージに合うように変更改造。全国現役路面電車の中で車体幅が2,153mmと、最も狭いのが特徴。車両価格580万円。
1800形車
1700形に比べて車体長が440mm長く、車体幅は50mm広い。床とステップの段差も、従来より100mm低い。上部は屋根上機器を半分覆い、下部は台車以外の機器をスカートで覆っている。 制御装置が従来の直接抵抗制御から間接自動抵抗制御方式に変わり、発進がスムーズになった。コントローラーは2000形と同じ前後操作型のハンドル。 2000年12月11日から習熟運転を始め、20日から営業運転。 右は1801号、左は1802号。
3000形
3001号車
長崎電気軌道(株)最初の超低床式3車体連接路面電車。車体はアルナ工機、制御装置は東洋電機製造、台車は住友金属、ブレーキ系統はナブコと純国産で客室部分が100%低床化された電車。駆動装置に直角カルダンユニバーサル継手が使用されている。2004年 3月 1日営業運転開始。

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   [来歴]2000年 3月 1日作成。2001年 3月 3日、7月7日修正、2002年 2月 4日修正。2004年 4月11日3000形追加。

・電車路線案内図、乗車券図案の使用および内容については長崎電気軌道(株)に届けてあります。無断転用はお断りします。
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