長崎くんち
鎮西大社諏訪神社 |
諏訪神社は、弘治(1555〜57)のころ、信濃の諏訪神社から御霊分けして、現在の寺町長照寺付近に祀ってあったとされています。
ポルトガルとの交易のために港が開かれ、町が発展して キリスト教が盛んとなった長崎には、1596〜1615年頃の慶長年間には神社も寺も焼き払われてなくなっていました。 1625(寛永2)年、初代宮司青木賢清により、諏訪、森崎、住吉の3社が、 西山郷円山(現在の森崎神社の地)に長崎の産土神として再興されました。 毎秋、長崎の街を賑わせる「長崎くんち」は、諏訪神社の大祭です。日本三大祭りの一つに数えられる勇壮豪華な祭りです。1979(昭和54)年2月、くんちの奉納踊りは国指定重要無形民俗文化財に指定されました。 | |
諏訪神社参道
長崎くんちの前日(まえび)には、5つの鳥居があるこの参道を御輿が駆け下り、御旅所へと向かいます。 後日(あとび)に御輿が参道を駆け登って、祭りはフィナーレを迎えます。 | |
踊り馬場
「長崎くんち」は毎年、10月7、8、9日に行われます。出島が築かれた1634(寛永11)年に丸山町、寄合町の両町が踊りを奉納したのが始まりです。6月1日の小屋入りで、各踊町から踊子や世話方が美しく着飾って諏訪神社で清祓いを受け、稽古が始まります。 踊町は7年に1回まわってきます。 奉納踊りの主舞台となる踊り馬場は、数千人の観客で埋め尽くされます。正面の「長坂」は、無料ですが、両脇に設けられる桟敷席は有料です。 |
陰 陽 石 | ||
正面参道の敷石に、幾何学的模様で組んだ男石と女石が埋め込められています。これらの石を踏んで登り、最後に拝殿前の陰陽石を踏んで参拝すると、縁結びの願い事が叶うといわれています。 |
高麗犬池(こまいぬのいけ)
数百年を経た楠の大木が多い裏の玉園山から湧き出る水は、清浄水として尊ばれてきました。 この水でお金を洗うと、お金が倍増するといわれています。また安産に霊験があるともいわれています。 「銭洗い井戸」の別名もあります。 | |
月見茶屋
本殿の西側に参拝後の休憩場としとして設けてあります。1885(明治18)年に創業されました。 うどん、カレー、うどん、抹茶、アイスクリームなどがありますが、ぼた餅は名物となっています。 | |
噴水
1877(明治11)年11月に出版された「諏方御社之図」を基に復元されたものです。公園などに造られた装飾用噴水としては、日本で最も古いといわれています。 |
所在地 | 長崎県長崎市上西山18-15 |
電 話 | 095-824-0445 |
アクセス | バ ス:諏訪神社まえから徒歩2分
電 車:諏訪神社前から徒歩3分 |