2004年2月の日記
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昨冬のSARS流行に続き、今冬のアジアは鳥インフルエンザの流行で大変です。
今月のレッスンは7、21日です。



2004年2月1日(日)

昨日の日記の続き。
生徒用の譜面立てには『鮮花調』の譜面が。G調三重奏だ。
今後合奏練習でやるので譜読みしておくように、とのこと。
打楽器パートはないんですか、この曲?
「ありません。」 きっぱり
ちっ。(ぉぃ)
「それから、『花好月圓』と『喜洋洋』もこれから合奏練習で取り上げますから。とりあえず今日2曲ともやってみましょう。」
え。 え?!
「じゃあ『花好月圓』をどうぞ。」
やだ。
「・・・・・・・。 じゃあ『喜洋洋』。」
それもやだ。
「・・・・・・・。」
・・・・・・・。 で、今日のレッスンは?
「だからっ、『花好月圓』と『喜洋洋』ですっ。」
(>_<) 怖っ
以下明日の日記に続く。



2004年2月2日(月)

昨日の日記の続き。
『喜洋洋』のレッスン開始(泣)
「装飾なしでいいので、一度通して弾いてみてください。」
はーい。そーそら、そーみれ・・・
しかし、指使いも何もかも、すっかり忘れてるなー。
たどたどしく演奏終了。
「ま、いいでしょう。この曲で重要なのは、中立音です。」
は?
「ちゅうりつおん。」
だからなんですかそれわ?
「楽譜の下に説明文あるでしょ。読んでください。」
ってこれ、中国語ですやん。
「kanaさん、中国語習ってるんでしょ?^^」
いけずっ!
以下明日の日記に続く。

*  *  *

「税関通過について」のページに上海の情報を追加しました。
情報提供してくださった方、どうもありがとうございました。m(_ _)m



2004年2月3日(火)

昨日の日記の続き。
中立音とはなんぞや?
『喜洋洋』の楽譜の中で「↑記号を付けられた4」と「↓記号を付けられた7」は、中立音で弾くよう指定されている。
「↑4」は、通常の「4」より高くて「#4」よりも低い音。「↓7」は、通常の「7」より低くて「♭7」よりも高い音。それが中立音。
つまり、G調で弾く場合「4」も「7(オクターブ下)」も二の指なんだけど、「↑4」「↓7」は一の指と三の指のちょうど中間点を押える感じで弾くのだそうだ。
「↑4」は「3」と「5」の中間の音。「↓7」は「6」と「1」の中間の音。
ってピアノの鍵盤上にはそんなキーはないよ? 西洋音楽にはない音なの?
イメージが湧かない。ってか聞きなれない音なので気持ち悪い。激しく音を外してるようにしか思えん。
「滑音とか細かいことは今はいいので、中立音に慣れてください。」
はい。
で、数回『喜洋洋』練習して本日のレッスンは終了。
レッスン中にだんだん思い出した。私、この曲、まだ習ってなかったんだ。
つまり弾き方を忘れてるんじゃなくて、弾き方知らなかったんだよー。
みんな弾くから耳にメロディ馴染んでたし、楽譜だけは数年前に渡されてたから、てっきり習ってたもんだと思ってたんだけど。
ほぼ初見状態で、よくがんばったねぇ。>自分



2004年2月4日(水)

で、前回のレッスンの帰りに次月(2月)のレッスンの予約を入れてきたのだけど。
何も考えずに7日にしちゃった。2週連続やん。そんなつもりはなかったのに。。
今週は『喜洋洋』の中立音と滑音だけで手一杯だぞ。『喜収豊収』まで手が回んないし、『花好月圓』なんか絶対無理。
3曲とも広く浅く練習しておくか、『喜洋洋』だけ集中してやっておくべきか。んー。



2004年2月5日(木)

だんだん会社を出るのが遅くなる今日この頃。
年度末に向けて、これから修羅場が始まります。(--;
今日も遅かったし、明日は定時ダッシュで中国語教室。二胡の練習? 無理無理。
ああ、今週土曜の二胡レッスンも、ある意味修羅場になりそう・・・



2004年2月6日(金)

今日も寒かったですね。会社ではダウンジャケット羽織ながら仕事してます。
終業後とっぷり暮れた京の町を中国語教室に向かって歩く道すがら、極寒・底冷えのこの時期に「生足+ルーズソックス」の女子高生がアイスかじりながら歩いているのと遭遇。
中国東北部で真冬のアイスが流行っていると先日書きましたが(1/26日記参照)、日本もまだまだ捨てたものではないな、と。(謎)
ああ眠い。



2004年2月7日(土)

レッスン96日目。
家でちょおぉーーっとだけ『喜洋洋』を練習して先生宅へ。
2週連続のレッスンなんだけど、先週のレッスン後から腰痛かったし(寝返り打てないほど)、仕事忙しかったし、ぜんぜん練習してない。
というわけなんですけど。
「じゃあ腰に負担かけないように、今日は右の弓使いのチェックはやめておきましょう。まずは1回弾いてください。」
はい。では。そーそらそーみれ♪・・・演奏終了。
「ほんっと、練習できてませんね。」
・・・・・・。^^;
以下明日の日記に続く。



2004年2月8日(日)

昨日の日記の続き。
「それに、演奏に軽さがありません。聞いてて踊りたい気持ちになれませんねぇ。」
そう、この『喜洋洋』という曲、日本の二胡愛好者の間では「結婚式の曲」という認知度が高いのだけど、もともとは作曲者が近代ダンス用に書いた曲なのだそうだ。結婚式でもこの曲で踊ることが 多かったのかしらん?
でも今の私は、楽譜追うのにいっぱいいっぱい→左の指使いに必死→右手はお休み、という状態なので、軽さだの縦乗りリズムだのまで全く気が回らん。
続いて譜読み。フレーズごとに弓使いや左の指使いの技術が説明される。急いでメモメモ。
くどーく滑音をかけるところ、さらっと素早くかけるところ、全然滑音かけてはいけないところ、左指で弦を叩くように軽く弾くところ、クレシェンド・デクレシェンド、撥弦楽器的に弾くところ、、、
特に後半の十六分音符が続くところは撥弦楽器のようなリズム感(一音ごとにアクセント、一音ごとに切る感じ)が必要なんだけど、弓でそれをやろうとするのはかなり難しい。擦弦楽器は音の立ちあがりが撥弦楽器に比べて遅いので、音が出たと思ったらもう次の音に移らなくちゃならず、その一瞬の間にアクセントとか音を切るとかやってる余裕がない。
撥弦楽器のイメージがつかめず悪戦苦闘する私。
「じゃあ実際に撥弦楽器弾いてください。」
おお、中阮ですね。結構でかいな。
両腕で胴を抱えてピックでぽわぽわ弾いてみる。
「左手はさおを支えてくださいね。さおの指板で音階取りますから。」
そ、そうですね。^^;
んー、二胡は手首を左右に返すのだけど、ピックだと上下に返すことになるんだな。慣れないから一定のリズムでうまく返せない。
と思いながら、しばらく先生の中阮で遊ぶ。
以下明日の日記に続く。



2004年2月9日(月)

昨日の日記の続き。
先生に中阮を返し、再び二胡。
ピックで中阮の弦をはじくときの、手首をくいっくいっと返す動作が体にまだ残ってて、 その勢いで『喜洋洋』の十六分音符を弾いてみる。くいっくいっくいっ。
「んー、ちょっとよくなりましたね。」
そお?(^o^)
「じゃあ宿題です。
『喜洋洋』の練習をしておくこと。
『喜洋洋』と『花好月圓』の民楽合奏のCDを聞いておくこと。
教本3級の練習曲の譜読みをしておくこと。
京胡のCDを聞いておくこと。」
ちょ、ちょっと、多すぎ(>_<)
次回のレッスンは2週間後。



2004年2月10日(火)

ただでさえ忙しい時期なのに、来週は私用で年休取るので、今週は仕事がきつい。(~Q~)



2004年2月11日(水)

練習してなくても爪だけはマメに切り詰めるようにしてるけど、指先の皮膚は柔らかくなってきつつある。やばいなぁ。
今週は明日も明後日も夜に用事があるし、土曜も終日仕事。日曜から月曜は不在で、 火曜以降は毎日残業。



2004年2月12日(木)

まだ宿題を何一つこなしていないわけですが。
まぁまだ1週間以上あるし・・・^^;



2004年2月13日(金)

仕事が忙しくて、中国語教室行けなかった。
明日も出勤。

*  *  *

都合により月曜まで更新を休みます。



日曜は、
宮島かき祭りに
行ってました。

浜辺で牡蠣焼いて

厳島神社参拝して

広島焼き食べて。
もちろん穴子丼も♪
ウマウマ ^^
…食うてばっかり ^^;
今日からダイエットに
励みます(汗)
2004年2月16日(月)

新しい二胡楽譜集を2冊購入。
うちの近所や京都駅周辺の本屋では見つからなくて、ネット通販しかないかなと思っていたら、今日たまたま初めて入った本屋で発見。
「二胡で奏でる日本の民謡 第1集」と「新胡流による二胡の調べ」です。詳しくは「日本語教材・楽譜」のページでどうぞ。
どっちも固定ド方式なので、♭や♯記号が苦手な人、二胡の移動ド方式に慣れている人、将来的にもっと深く二胡の勉強をしたい人には、やや使いづらいでしょう。

実は私も昔々、移動ド方式に慣れなくて、いちいちナンチャッテ固定ド方式に楽譜を書き直していた時期があったのですが、かえって頭が混乱するばかり、結局移動ド方式に慣れたほうが理解が早かったという経験があるのです。
「五線譜の音楽理論の勉強をした」「西洋楽器とのジョイントしかやらない」「二胡伝統曲や他の中国楽器にはまったく興味がない」 と割り切って二胡を始められる人なら固定ド方式オンリーでも大丈夫でしょうけど。
でもやっぱり二胡が好きで二胡のことをいろいろ勉強していくなら、移動ドは避けては通れないと思いますよ。

(注)固定ド方式が悪いというのではありません。移動ド方式は理解しづらいとか、初心者には不向きだとか、そういう誤った先入観を持ってほしくないだけで。
移動ド方式は難解で初心者の上達を阻むもの、という記述も見られますが、要は慣れの問題だけじゃないでしょうかね。


ところで「新胡流」というのはどういうものなのでしょう? 検索しても分かりませんでした。著者は「新胡流家元」なんだそうですが。
なにか邦楽器の流派の一つなのでしょうか。それとも、もしかしてもしかして、 日本で結成された日本人による二胡の流派なんでしょうか??



2004年2月17日(火)

久しぶりに、二胡に触る。本当に、久しぶりに。
『喜洋洋』の楽譜を見るのも久しぶりだ。
前回のレッスンのときにメモした先生の説明を思い出しながら弾いてみる、んだけど。。。 あれ、ここはどうするんだっけ?
この記号はなんだっけ? ここは第一把位だっけ、第二だっけ?
わ、分からん(^^;;



2004年2月18日(水)

胃が痛くて、会社から帰るなり寝てしまった。



2004年2月19日(木)

今週は中国語レッスンは休み。ちょっとのんびりできるかも。
中国語教室の仲間が、今週末から西安に語学留学に旅立つ。
無事に帰っておいでね。



2004年2月20日(金)

明日はレッスン日。
清く玉砕してこよう・・・



2004年2月21日(土)

長らく不具合の続いていた「Erhu Webring」の整備がひとまず終了しました。
(まだ一部「整備中」のものもありますが。)
今後もし不具合を見つけられた場合は、私までご連絡ください。



2004年2月22日(日)

土曜日のこと。
レッスン97日目。
2月とは思えないほどよく晴れてまぶしい日差しだけど、重たい気持ちで家を出る。どよよーん。
いつものように先生宅まで歩く。でも、ほんと暑くて、途中で上着を脱いだほど。
以下明日の日記に続く。



2004年2月23日(月)

先生宅着。
「練習してきました?」
いいえ。 きっぱり
「・・・・・。今日はどんなレッスンならできそうですか?」
『喜洋洋』ぐらいですねぇ。だって他の曲はやってきてないもの。
「(--; じゃあそれをしましょう。」
以下明日の日記に続く。



2004年2月24日(火)

昨日の日記の続き。
ということで『喜洋洋』。
家で練習しようとして弾き方をさっぱり忘れてたところを、もう一度先生に質問して弾き方確認。
例えば「そーどれどーそー」でリピートするところ。ここは楽譜の指示どおりに弾くとリピートのとき逆弓になってしまう。逆弓にしないようにするにはどうしたらいいか。
例えば「れみれどしどれー」で、「れ」にトリル入れるところ。この「れ」は楽譜上指示がない。内弦なのか外弦なのか第一なのか第二なのか。
などなど。
なお本日のレッスンの課題は、滑音をかけずに素早く換把すること。
私はもともと換把のときに手首が動く癖があって、だから換把がもたつき、よけいな滑音が入ってしまうことが多い。
それで先生の指示で、手首を動かさず、滑音をかけずに、素早くぴたっぴたっと換把する練習を繰り返す。
あーん、でもなんで左手で換把しようとしたら、右手の弓が止まるんやろ^^;
「換把のときになんで弓を返すのですか? スラーで練習してください。」
だ、だって〜 右手が勝手に動くんだもの^^;
次回のレッスンは3月半ば。



2004年2月25日(水)

今週は中国語教室がある。
実は前回のレッスン(2週間前で、残業のため結局休んでしまった)以降、テキストは会社に置きっぱなし(汗)
今週はたぶん行けると思うけど。たぶん。
この時期は年度末のどたばたで、不意に緊急残業が入ったりするので気が抜けない。
って先日先生(二胡の)に言ったら、毎年この時期同じこと言ってますね、って言われた。 だって毎年同じ仕事してるんだもん(笑)



2004年2月26日(木)

今日はとある事情で、他の教室の、二胡初心者の人に会う。
自分の初心者だったころを思い出すなー。
別に今の自分がベテランだとは思ってないけど。
ってか、何年やっても変わんないことに最近ちょっとアレな感じ。



2004年2月27日(金)

鳥インフルエンザ、京都で出ちゃいましたね。すいません。って私が謝っても・・・(謎)
今日はCDショップに行ったらたまたまヘグム(韓国の胡琴)の試聴が出来たので聞いてみました。
感想は、完全に個人の好みから言うと、私は二胡の方が好きだな。
もうちょい歳を取れば、ヘグムの素朴さに惹かれるようになるかもしれないけど。



2004年2月28日(土)

今日は職場の同期会。
野郎どもは仲がよくてよく一緒に遊んでるらしいけど、全体で集まるのは1年ぶり。
とは言っても半数は私と同じ設計部門にいるので、ほぼ毎日職場で顔を合わせてるわけだけど。
大勢いた同期も14人になっちゃった。本日の参加者は10名(うち2人は退職済みな人)。
参加者の1人がバンド活動をやってて、来月大阪でライブをやるらしい。
かな坊はまだ二胡やってるの?と聞かれ、うんやってるよ、一応。一応ね。



2004年2月29日(日)

2月も今日で終わり。早いなぁ。
4年1度のオリンピックイヤーにしか誕生日が来ない2/29生まれの皆さん、おめでとうございます。

さて、昨日超久々に繁華街に出たついでに、新しい二胡楽譜集を2冊購入。
年明け頃から探してて、ようやく見つけました。やっぱり楽譜専門店に行かないと駄目よね。
(最悪ネット通販という手もあるけど、なんだかここ最近の情報漏洩ニュース見てるとなぁ・・・)
「二胡の楽しみ」と「二胡教本と曲集 入門から装飾音の弾き方まで」です。詳しくは「日本語教材・楽譜」のページでどうぞ。

「二胡教本と曲集 入門から装飾音の弾き方まで」は、「新胡流」独自の理論による教則本です。
固定ド式数字譜ですし、ポジション移動もヴァイオリンの考え方に近いのか、第十三ポジションまであるそうです。運指パターンはD調運指1つでいいものの、13個のポジション移動のパターンを覚えるのは最初は大変そうですね。
(あ、中国でもヴァイオリン式換把はあることはありますが、そう一般的ではなく通常習いません。)
この本は、「新胡流」のお弟子さんたちにとっては、貴重なバイブル的教本となるでしょう。

「二胡の楽しみ」は、一般的な教則本です。
練習曲を見ている限り、中国で出版されているとある考級教本と曲目・曲順がそのまま同じ感じなのですが、それの和訳本的に作成されたのでしょうか。(したがって練習曲はみな中国曲です。)
五線譜と数字譜と対比させてあり、技法の解説も丁寧ですから、初心者から上級者まで広く使用できるでしょう。
ただ残念なのは、日本人向けの多くの教本と同じく、中国曲の題名が日本語に訳されてしまっていること。
日本では中国からの輸入教本を使っている生徒も多く、CDに収録されている曲も原題名で載っているのが常ですので、初心者向け教則本といえども、原題名は載せておいてほしいところです。 (原題名と和訳名が併記されてたらベスト。)


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