2005年3月の日記
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春は名のみの・・・ 今年は桜の開花が遅れるとか。
今月のレッスンは19日です。



2005/03/01(火)

京都の公立高校は今日卒業式でした。春ですねぇ。
ここ数日の私はというと、発表会に向けての練習・・・ではなく、セッティングスタッフ進行表の作成に没頭してました。
仕事柄こういうマニュアル文書作成が大好き♪(笑)

*  *  *

〜開設5周年記念〜にこ通チャット会のお知らせ
2005.03.10(木) 22時〜24時
「にこにこ通信」は3/10で開設5周年を迎えます。
あんなこと〜、こんなこと〜、あったよな〜、ということで、今年もみなさんご一緒にチャットいたしましょう。
本番までチャットルームを開放していますので、練習がてらご自由に会話をお楽しみ下さい。



2005/03/02(水)

上海在住の方から、CITES取得に関する情報メールをいただきましたので、ご紹介します。

「在上海日本総領事館からの
二胡の持ち出しに関するお知らせが更新されました。
領事館のホームページは
http://www.shanghai.cn.emb-japan.go.jp/
ですが、
左側にある「生活・関連安全情報」をダブルクリックして、
一番下にある「その他関連情報」をクリックしてみて下さい。」

情報提供ありがとうございました。m(_ _)m

*  *  *

都合により、明日は更新を休みます。



2005/03/04(金)

今日は中国語の日。
2週休んでたからきつかった。全然単語が浮かんでこないし。

それに、休んでた間に新たに入門コースが出来ていて、新しい生徒さんが入ってきてた。
あっと言う間に追い抜かれる予感。

二胡教室の方も、この春新しい生徒を募集するかも、という噂を聞いた。
生徒募集がしばらく中断されたあと、去年からまた新しい生徒さんがたくさん入会してきてて、現在合奏練習会も半分近くが知らない顔。

でもみんな、とても熱心よ。
リハーサルで、一生懸命弾いてる姿を見て、
「あれこれ考えすぎなのもよくないな。一途だった初心に戻らなきゃ。」
って思ったもん。

二胡が好き。
二胡が弾きたい。
それ以上でも、それ以下でもなく。

「それ以外のこと」にくよくようじうじ悩んでる自分が可笑しくなった。



2005/03/05(土)

チャットルーム、少し設定メンテナンスしました。
不具合が出るようならお知らせください。

次の週末は発表会。
ゴスペル暗譜は前々からのお約束なんだけど、打楽器隊も譜面台無しで、との通達があった。曰く、打楽器隊は自分のフィーリングでやってくれ、と。

私は「武術」でシンバル、「金蛇狂舞」でドラの担当。
「金蛇」のドラはいいんだけどね、誰とも絡まないから。一人で突っ走ろうが勝手に休んでようが。

でも「武術」のシンバルは、基本は裏拍なんだけど、表拍担当の堂鼓が休むときには表拍を打つという構成になっているのだ。
だから、私と堂鼓さんが各々のフィーリングで勝手に走っちゃったら、そういう基本構成が崩れてしまう。

でもって、なんか聞くところによると、堂鼓だけは譜面台が置かれるらしい。ということは、堂鼓さんは譜面に忠実に打つということ?
じゃあそれに絡む私は、きっちり暗譜せねばならないということか。はぁ・・・



2005/03/06(日)

チャットルーム、毎夜賑わっているようですね(笑)

さて。
さっきカセットボンベを処分しようとしてガス抜き用の針をいじっていたら、まんまと右手の指に怪我。
が、さすがにこの時期(発表会1週間前)になって「怪我したよ〜練習できないよ〜」という選択肢はありえない。仕方ない、なかったことにしよう。
せめて絆創膏でもしとく?と思ったのだけど、前回の怪我で使い切って買い置きももうないので、血のにじむ指でそのまま練習。
その後怪我のことはすっかり忘れて、気がついたらもう傷口もどこか分からなくなっていた。
人間気合いで何とかなるものだ(謎)



2005/03/07(月)

カーテンレールにかけられたハンガーのお衣装(みんなでお揃いで買ったやつ)を見ながら、 あれ着てステージで演奏する日が日一日と迫ってきていることにおびえる今週。



2005/03/08(火)

発表会で弾くのは9曲。
まともに全曲やってたら時間がいくらあっても足りないので、今週は苦手な曲のみピックアップしての練習。
それでも苦手なフレーズを2回3回繰り返し練習したらあっと言う間に1時間経過。

*  *  *

掲示板入れ替え作業中。

・「交流掲示板」のURLを変更します。
掲示板に入る際には、必ずトップページからリンクを正しくたどって入室してください。

・「隔離板」へのリンクを外します。
当サイトとは無関係な一つの独立した掲示板として、近日中に当サイトからのリンクを外します。
URLを見失いたくない人は各自でブックマークするなどしてください。

以上よろしくお願いします。m(_ _)m



2005/03/09(水)

「それもらってもいい?」って聞かれたから、いいよと言ってあげた発表会のちらし。カラー印刷。一部50円。

まさかメモ用紙にされるとは。

要らない紙が欲しいのなら、そう言ってくれたら私のメモ帳1枚あげたのに。

関係のない人にはどうでもいい紙に見えたんだろな(涙)

*  *  *

掲示板入れ替え作業中。

・「交流掲示板」のURLを変更しました。
旧掲示板に直リンク・直ブックマークしていた方は、新しいURLで登録お願いします。

・「隔離板」へのリンクを外します。
当サイトとは無関係な一つの独立した掲示板として、近日中に当サイトからのリンクを外します。
URLを見失いたくない人は各自でブックマークするなどしてください。

以上よろしくお願いします。m(_ _)m



2005/03/10(木)

今日はにこ通5歳のお誕生日。

いろいろありましたが、
これからもよろしくお願いいたします。m(_ _)m

5年前かぁ。
何してたんだろ。
何考えて過ごしてたんだろ。
どんな夢を持ってたんだろ。

けど、本質的には何も変わってないような気がする<自分
それがいいことか悪いことかは分からないけど。

*  *  *

明日は都合により更新を休みます。

*  *  *

「5周年記念チャット会」、盛況のうちに終了しました。。
ご参加ありがとうございました。



2005/03/12(土)

朝7時半です。
発表会行ってきます。(^.^/~~~

*  *  *

「隔離板」へのリンクを外しました。



2005/03/13(日)

昨日(土曜)は教室のホール発表会でした。年に一度の。

前日の金曜日は、3月で異動する会社の同僚の送別会。
夕方会社を出てその足で会場に向かい、お開きは21時半の予定なので、帰宅は早くても22時半。
つまりこの日は練習できないってこと(汗) 木曜日が二胡にさわれる最後の日だったのだ。
何より心配なのが、ゴスペルの暗譜。
これだけが最後まで気がかりで、金曜も送別会に向かう途中、右手のひじから先を二胡の竿に見立てて、左手の運指確認練習を行う。 知らない人から見たら怪しい人間に見えたかもしれない(笑)

結局金曜日は帰宅は24時前。
入浴して髪を乾かして、翌日の段取りと持ち物と衣装の最終確認をして、午前1時半ようやく就寝。

以下明日の日記に続く。



ゴスペルチームの
お衣装

色違いで揃えました
名付けて
ゴレンジャー作戦^-^

スパンコールシールが
まぶしい^^;
2005/03/14(月)

昨日の日記の続き。
のはずだったのですが、私の(本当に)個人的な事情で、今回の発表会について私はWEB上で書けなくなってしまいました。残念です。年に一度のことなのに。
せめてゴスペルのことだけ少し。
(ゴスペルに関しては先に「04/12/06〜08」「05/01/23」の日記を読み返してもらうと分かりやすいかも。)

ゴスペルの順番は第二部の最後。
私は第一部は出演しないので、その間舞台裏で暗譜の最後の追い込みをする。まるでこれから入試を受ける受験生のごとく(笑)
あと転調のタイミング(間奏のリズムが難しいのでいつも出そびれる)を頭にたたき込んで。

それから、出演の合間にぽつぽつと控え室に集まってきたゴスペルメンバーたちと、リハーサルの反省会。
リハでは全員とってもとっても固かったから、本番はせめて笑おう、すり足はやめてぽんっと前に出よう、とみんなで誓い合った。

ゴスペルの前は『賽馬』。
私は『賽馬』は出演しないのでゴスペルの準備(衣装とか)がゆっくりできたけど、『賽馬』出演組は大変だったみたい。
『賽馬』終了後控え室に飛び込んでゴスペル衣装(みんなでお揃いで買ったやつ)に着替え、装着し、いざ7名、出陣!

以下明日の日記に続く。



2005/03/15(火)

昨日の日記の続き。

舞台に上がって、横一列に7つ並べられた椅子に座る。
ゴスペルは暗譜。椅子の前に譜面台がないので、とっても見晴らしがいい。良すぎる。観客と目が合う(汗)
自分の前に広がるこの空間と、観客の前で無防備な自分の関係をどう処理しようか、少し迷う。
でも悩む間もなく指揮棒が振り下ろされピアノの前奏開始^^; スタート!

D調のイントロ部。
んー、なんかテンポ早くない? 転調してからアップテンポになるので、イントロのD調は私はゆっくり目に練習してきてた。勘が少し狂う。
それにここはフェルマータが3箇所もあり、フェルマータ後次の音に入るときはすべて指揮者の合図次第になるので、食い入るように指揮者を見つめる。
イントロ部は譜面的には一番簡単なんだけど、タイミング的に一番緊張する。

♭B調に転調。ここからメインテーマ。
いつもは複雑なリズムの間奏に引きずられて出そびれるんだけど、今回はタイミング良く出られたかな。
そして・・・
ずん、ちゃちゃ、ずんちゃっ♪ ずん、ちゃちゃ、ずんちゃっ♪
客席から手拍子?! えっ、いやいや、あの、そんなぁ〜^^;;←焦ってるの か照れてるのか自分でも分からん

曲の途中で指揮者がリズム取るためのハンドクラップを入れるから、客席でも手拍子が起こるかも、ということは、あらかじめ想定してた。
でも、予測ではA調後半、早くてもA調に入ったあたりからだろうと踏んでいたのだ。
それが、メインテーマ入っていきなりの手拍子に、不意打ちを食らって圧倒されてしまった私。
早く私もこのノリに乗っからなければ。^^;;;;;

♭B調終了。2小節の間奏を挟んで次はA調。
ここから全員立奏。立て、立つんだかな坊!
腰につけた立奏ベルトの感触を確かめることもなく、客席からの手拍子に乗り、思い切って椅子から飛び上がった。・・・つもり。
すり足だったならごめんよ、みんな。^^;

以下明日の日記に続く。



2005/03/16(水)

昨日の日記の続き。
♭B調から転調してA調へ。そして立奏。立ち弾き。

A調は♭B調と運指が似ていてただでさえややこしい上に、座奏から立奏という姿勢の変化、そしてそのことによって観客の視線を集めるという精神的プレッシャーで、練習会の時はいつも、立ち上がった瞬間頭が真っ白になってしまっていた。自分の音も分からなくなって、周囲がどこ弾いてるのかついていけなくなって、ひとり固まってばかりいた。(--;
でも今この本番で割と平気なのは、♭B調からずっと、途切れることなく続く客席からの手拍子のせい? 手拍子のおかげで常に一定のリズムを感じることができて、それによって平常心が保ててるような気がする。
もし当初の予測通り手拍子がA調に入ってから起こっていたら、調の変化・姿勢の変化に続くさらなる状況の変化で、プレッシャーに負けて私は崩れてしまったかもしれない。^^;

↑こういう分析は終わってしまった今だから言えることで、本番の最中、立奏に入ってからと言うもの、頭の中は「笑顔を作れ〜!!」という自分への指令でいっぱいいっぱいでした^^;
立奏なんだもの、むっつり難しい顔して弾いてたらおかしいじゃん。笑おうよ。本番前、控え室にゴスペルチームが集まり、みんなでそう約束したのを思い出す。
だから、笑え。笑うのだ、自分!

以下明日の日記に続く。



2005/03/17(木)

昨日の日記の続き。
ずん、ちゃちゃ、ずんちゃっ♪ ずん、ちゃちゃ、ずんちゃっ♪
客席からの手拍子は続く。

無我夢中でA調前半(メインテーマ)が終わり、続いてA調中盤、ソロとアンサンブルによる掛け合いの部分へ。
私はアンサンブルで、私の両隣がソロ。
ソロの人はステージ前方に交互に踏み出すことになっていたから、私は逆に立ち位置を後方に取るよう気をつける。
こういうことが考えられるくらい心に余裕が出てきたのはいいことだ。それに何より、客席からの手拍子に気分がぐいぐい引っ張り上げられていくのが分かる。
アンサンブル隊休止の小節(ソロのみの小節)では、思わず客席と一緒にハンドクラップしそうになり、演奏するのをそのまま忘れてしまいそうになったり^^;
ずん、ちゃちゃ、ずんちゃっ♪ ずん、ちゃちゃ、ずんちゃっ♪

A調後半、メインテーマの繰り返し。
このあたりではもう、楽しくて楽しくて(笑)
客席との一体感が快感。ライブハウスってこんな感じなのかしら。
ステージ上では所狭しと踊る指揮者(笑)

そして、フィナーレ。
2小節のトレモロ、そして指揮者の合図で、みんな揃って最後は押し弓。じゃんっ!
客席の手拍子が拍手に変わり、何かが弾け、客席も指揮者も私たち奏者も、みんなみんな、笑ってた。楽しかった。

客席から指笛が聞こえる。
終わった。終わったんだ。

長かったような、短かったような、3分半のステージが終わった。
舞台を降りて控え室に戻り、

  はー、はー、はー、はー、

メンバーみんな興奮冷めやらぬ状態で口々に感想を言い合い、

  はー、はー、はー、はー、

みんな、息切れてるし。^^;;

そんだけ舞台上では一生懸命だったってこと。
演奏ってよりも、パフォーマンスって方が近い? (正直演奏は二の次だ^^;)
でもこれはこれでいいよね。
いつかまたやりたい。

−了−



2005/03/18(金)

月曜は祝日だったのね?!
今日の午後カレンダーを見てびっくり!!

そういうわけで、今日は定時に会社を出て、一旦家に教材を取りに帰り、中国語教室に行くという計画が崩れ去りました。
月曜も出勤という前提で仕事の段取り計画立ててたんだもん、月曜が休みなら今日残業して仕事進めるしかない。

20時前に会社を出て中国語教室には遅刻して(しかも教材持たずに)行ったけど、疲労で目がおかしい。視野が狭い。
今日のレッスンは「比」や「越来越」の構文のおさらい。
生徒2人で順番にテキストの問題を解いていくんだけど、全然頭が動かないから問題文の意味すら分かんねー状態。

明日は寝たいだけ存分に寝て、午後から二胡の個人レッスン。
なんと、今年初めてなのだー!



2005/03/19(土)

レッスン109日目。
12/18以来、3ヶ月ぶりの通常レッスンである^^;

本来なら1月、2月もちゃんとレッスン予約入れてたのに、ことごとくその日(土曜)が出勤日となってしまい、 今年のレッスン初めが延びに延びてしまっていたのだ。
もっともその間には合奏練習もあり、発表会もあり、メール交換もし、電話もしてたから、 先生との繋がりはあったのだけど。
でもこうして1対1で向かい合うのは、本当に久しぶり。

あまりに間が開きすぎているし、今年に入ってからは私も仕事が忙しくて発表会の曲しか弾いていなかったから、じゃあ今日はなんのレッスンをしましょうか?という相談から始まった。

以下後日の日記に続く。

*  *  *

明日は都合により更新を休みます。



2005/03/21(月)

先日のレッスンの続き。

本来ならレッスン初めの今日は「今年の方向性」、つまり、今年1年かけてやりたい曲、重点的に取り組んでみたいことの話し合いになるのだけど、あまりにあまりの久々レッスンのため、去年やってたことですら記憶が怪しい始末。
じゃあ今日はおさらいをしましょう、その上でいろいろ考えてみて下さい、ということになった。

おさらいってなんだろう、と思ったら、考級テキスト2級の民歌。
「一度やってますよね?」
いや、このあたりは私はグループレッスン生だったし、うちのクラスは唱歌中心だったから、テキストの中国民歌は手をつけてなかったんですけど。
「でも曲は知ってるでしょ?」
知りません^^;;
「まあやってごらんなさい。」
初見でいきなりですかいっ?!(>_<)

修飾音とか指番号記号はとりあえず無視していいから、ということで、一通りざっと弾いてみたのだけど、その結果、私は無駄な換把が多い、ということが分かった。
D調でオクターブ上の「2」が出てくると、四指で押さえるんじゃなくて、第二把位に換把して二指で押さえようとしている。「どうしてですか?」と聞かれるんだけど、、、どうしてでしょうねぇ?^^;
いつどこで換把したらいいんだろうと常に臨戦態勢でいるから、ついつい高音記号(数字の上に「・」が付いてる)を見たら、反射的に換把してしまうのかも。

次回のレッスンは2週間後。



2005/03/22(火)

二胡友からお花見二胡会のお誘い。
もうお花見の算段をする時期なんやなぁ。

*  *  *

今日は掲示板に繋がりにくいですねぇ。



2005/03/23(水)

次回の個人レッスンも「おさらい」の続きなんだけど、C調の曲もやることになった。
まだC調って人生の中で一度も弾いたことがないから、運指分かんない。
あと10日ほどの間に練習しておかなくては。



2005/03/24(木)

立奏初体験について感じたことをつらつら書こうと思い、毎日少しずつ書いているのだけど、なんかどんどん長くなっていく・・・
しかも主観的過ぎて、客観的に読むと意味不明。
せっかく書いたものの、このままお蔵入りしちゃうかも。



2005/03/25(金)

中国語教室。
今日のお題はスポーツについて。
野球、テニス、卓球、水泳、スキー、スケート、得意、下手、どれが好き? 教えてあげる、などなどの単語と会話例。
先生の板書を一生懸命メモして家に持ち帰り、渡されたダイアローグテープを家で聞いて会話文をすべてノートに書き出し、次回のレッスンで答え合わせする。
めちゃくちゃ時間かかるんだよね、この宿題。会話が早いから何度もテープ巻き戻して何度も何度も聞き直して、前回は約2時間かかった。
この週末、時間が空いたときに集中してやっておこう。



2005/03/26(土)

なんでそういうことになったのか私ははっきり知らないんだけど、昨年末、ゴスペルがホール発表会(05/03/14〜17日記参照)の発表曲に決まったとき、本番はみんなで立ち弾きすることになった。
そういうわけで、立奏ホルダーを作ってもらえることになった。
私的には棚からぼた餅。ラッキー(笑)

立奏ホルダーが届いて初めて装着してみたのは1月下旬。(05/01/23練習会)
このときの、立奏初体験の感想とか立奏について感じたことをつらつら書いてみようかと。
と言っても立奏ホルダーもらってからもう2ヶ月経ってるので、だんだん初めての時の感想とか薄れつつある。メモしとけばよかったなぁ。

2ヶ月前、初めて腰の立奏ホルダーに二胡を装着して立ってみた感想は、意外に安定してた。ぐらぐらするものかと思ってたけど、腰のところでしっかり固定されている。
ところが。
当たり前すぎるのだけど、腰で固定しているので、腰を動かすと、二胡も一緒に動く^^;
人間両足均等に力を入れて踏ん張っていることは稀で、楽な方の足に体重を乗せ、疲れるともう片方の足に体重を乗せ換えるということを、無意識のうちにやっていて。
このわずかな体重移動でも二胡の棹は揺れ、自分では腰を動かしたという意識がないためにその揺れは突然で、最初はびっくりした。

この「棹が揺れた→それは今腰が動いたから」という繋がりにはすぐ慣れる。
問題はそこから先で、
「演奏中棹が揺れた→そんなときはどう対応したらいい?」
というのに慣れるのは、結構時間がかかるかも。
わずかな棹の揺れでも、運指の感覚・間隔、運弓の角度・強さ・スピード・リズムって結構影響を受けるのね。
慣れるしかないんだけど。^^;

(以下明日の日記に続く。)



2005/03/27(日)

(昨日の日記の続き。)

私はあまり感じなかったのだけど、初めて装着して立ったとき、二胡が立奏ホルダーから落ちそうで怖い、という人もいた。
実際は二胡は腰のところでしっかり固定されているのだけど、棹が向こうに倒れていくような気がして怖い、と。^^;
これは、換把を初めて習った時に多くの人が陥る状況と似ているなーと思った。

二胡を習いたての人は、二胡の棹が向こうに倒れていきそうで、演奏時に思わず棹を胸に引き寄せてしまう。
二胡に慣れると、棹を少し向こうに倒し気味にする基本姿勢で演奏できるようになる。
ところが、換把を習うようになると、ポジション移動の瞬間(左手を竿から離した瞬間)に二胡が倒れてしまうような気がして、また棹を胸にしっかり引き寄せてしまうようになる。

これと同じで、二胡に慣れていて普段は棹を倒し気味にして演奏している人も、いざ立ち弾きしようとすると、その重心の不安定さから、ついつい棹を胸に引き寄せようとしてしまうらしい。

立奏で一番大変なのは、立つと、身体の「重心」がどこだか分からなくなってしまうことかな。
重心をおへそのあたり(下腹のあたり)に感じて弾くようにしなさい、と先生に言われる人は多いと思うのだけど、立奏って、おへそが、下腹が、腰が、絶えず揺れるのよぉ〜〜。^^;
弓の押し引きで瞬間的に力を入れるときに、重心がどこだか分からないと、何をめがけて力を入れていいのかよく分からず、手ごたえのなさに不安を感じてしまう。
また、高音にポジション移動するときも、重心をどうやって落としていけば分からなくて(そもそもの重心の基準が不明瞭だから「重心を落とす」という感覚がつかめない)、だから思い切って換把しづらい。その結果正しい音階がとりにくい。

(以下明日の日記に続く。)



2005/03/28(月)

(昨日の日記の続き。)

立奏は、慣れれば大丈夫なこともあれば、慣れてもやはり座奏にはかなわないこともある。
その逆は? 慣れると座奏よりも「弾きやすい」と思える要素はあるのかな?(^^?
私が思うには、「弾きやすさ」という点においては、立奏よりも座奏の方がはるかに勝っている、んじゃないかな、と。

逆に、立奏が座奏に勝っているのは、やはり「開放感」。(^^)
椅子に座って弾くときは、「背もたれにひじが当たらないように椅子に浅く腰掛けて」とか、「腿から二胡が滑り落ちないように左足をちょっと上げて」とか、いつも姿勢に気を使うものだけど、立奏はそんな姿勢を気にする必要なし!
音楽に合わせて体を揺すったりステップしたり、とにかく自由。これは楽しい。めっちゃ楽しい。クセになりそう♪(^-^)
でも、当然ながら身体を揺らせば揺らすほど、二胡も上下左右に揺れて弾きにくくなる。力も入れにくいし音階もとりにくい。自由度が増すとそれに比例して音楽性が犠牲になっちゃうよ、と。^^;
だから立奏って、時と場合と曲を選ぶかも。
高度かつ正確な技術で聴衆を魅了したい、聴衆に心情を伝えたい、という曲は、立奏は向かない。
でも勢いのある曲でその勢いに乗って音楽そのものを身体で楽しみたい、聴衆がいるときは弾き手と聴き手一緒になってこの時間を楽しみたい、というときは立奏を選択、とか。(私たちのゴスペル演奏はまさにこれ。)

(以下明日の日記に続く。)



2005/03/29(火)

(昨日の日記の続き。)

以下余談。
ホール発表会の直前1週間は、立奏に慣れるために、家では毎日、ゴスペル以外の発表曲も全部立奏で練習していた。もちろん譜面台も伸ばして、立って見やすい高さにして。
このとき意外に困ったのは、練習中譜面がめくれないということ。
左手で二胡を支え、右手で弓を持ち、じゃあ譜面はどの手でめくればいい?^^;
座奏だと弓は腿の上に置けるけど、立奏だと一時的な弓の置き場がないのよね。弓から手を離して二胡から弓をぶら下げるのは私はあまり好きではないし。(弦を傷めそうな気がして。)
二胡ごと下に置こうとしても、立奏ホルダーから二胡をその都度取り外すのはこれはこれでかなり面倒。
仕方がないから譜面をめくるごとにいちいち弓を弦軸にひっかけて(つまり弓を二胡に収納して)、フリーになった右手で譜面をめくり、そしてまた弓を弦軸から取り外す、と。
私は『賽馬』は出場していないので『賽馬』の練習はしなかったのだけど、『賽馬』でピチカートの時は、立奏でステージに立っている一部のプロ奏者はどうしてるんだろう。
『賽馬』は立奏演目から外しているのか、それともピチカート中弓は二胡からぶらぶらぶら下げているのか、それとも右手で弓を握ったままピチカートしているのかな??

(以下明日の日記に続く。)



2005/03/30(水)

(昨日の日記の続き。)

そういうわけで、現在いろんな楽器店からオリジナル立奏ホルダー(金具)が販売されているようなので、興味ある人は自分で立奏を体感してみてください。
(北京製の二胡は形状の関係で取り付けできないものもあるので、購入の際には気をつけてください。)

ただし。以下私見ですけど。

立って弾くとやはり、普段の座奏での実力値の何割か減になります。座奏ではできていたことも立奏だと難しいこともあります。
だから、新しい技術の基礎練習は、立奏ではなく、座奏でしっかり行ったほうがいいと、思います。

また、立奏ホルダーに二胡を装着した状態で座奏するのは、止めておいたほうがいいと思います。特に初心者のうちは。
立奏ホルダーに二胡を装着して座奏すると、環境(椅子の高さや衣服の状態)・演奏姿勢(背筋や腿の高さなど)に影響を受けないため、二胡の安定性は抜群に良いです。
でもその安定性の良さから、前かがみの猫背でも、足を前に投げ出した状態でも、背もたれにだらしなくもたれかかった姿勢でも、難なく弾けてしまい、腿の上に置いた二胡をいかに安定させながら弾くか、を身体が覚えません。
初心者のうちは正しい姿勢を覚えるのもレッスンの一つなのですが、立奏ホルダーによる安定性に頼ってしまうと椅子の上での演奏姿勢が悪くなり、重心の取り方や運弓フォーム、力の入れ具合も変になって、よい音色で弾けなくなってしまうかも、 です。

以上、私の主観的立奏体験レポートでした。

−了−



2005/03/31(木)

今日は職場のお引っ越しでくたくた。1日中重い荷物持って階段上って下りて。
明日は筋肉痛間違いなし。しかも年々回復力が落ちている・・・
明後日はレッスンなのに、腕が震えて弓が持てなかったらどうしよう。^^;
  #大根をおろした翌日、筋肉痛で弓が持てなかった経験有り。


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