北京珍道中
by かげやん

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2002年12月28日
(第1日目: 関空から北京へ、そして打楽器練習&演奏会鑑賞)


第1日目からドタバタでした。
今回の北京旅行は生まれて初めての海外旅行だったので、出発するまでにお腹をこわさないように、風邪をひかないようにと非常に気を使っていた私。
しかし、今思えば関空行きのはるかですでに風邪をひいてしまったようだった。

関西空港午前10時発北京行きの飛行機に乗るので、京都駅午前6時22分発のはるかに乗らないといけない。
午前4時40分起床。ねむい・・・。自宅は京都駅から歩いて約10分。
でも京都駅までの道のりを楽にしようと、前日に二胡をコインロッカーに預けていた。
二胡をとりだす時間も見越して起きたつもりが、家をでるのが結局ぎりぎりになってしまい、京都駅まで全力疾走でスーツケースを転がす。
外はまだ暗くて歩道のレンガにひっかっかって転ぶ。
それで車道に出て転がすが、またも転び、右足すねの内側を強打。痛い。
車の少ない早朝でよかった。
普段の時間なら車に轢かれて北京へ行くどころはなくなってる。

京都駅6時10分着。
ロッカーでは超過料金の100円玉が1枚たりず、両替機はまだ使用できなくて、自動販売機で小銭をつくり、ロッカーまでスーツケースを持っていくのは重いので、階段の踊り場においていてたのに見当たらず、盗られたと思い探しまわり、置き場所を勘違いしていたことに気づいてあわてて取りに行く。
はるかのホームへ行くと早朝はホームが違うといわれ、2つ向こうのホームまでまた走り、ホームについたときにはるかが到着。どこでもいいのですぐに乗り込む。
旅行でこんなにぎりぎりで電車に乗り込んだのは初めて。スーツケースがないという時点でもう間に合わないと一瞬あきらめたので、神様ありがとうと心から思った。
(今は冷静に書いているが、その時は本当に非常にあせりまくり、スーツケースが見当たらない時には泣きそうになりました。)

はるかに乗り込み、自分の席まで行く。みんなが心配してくれて電話をかけてくれていた。
やれやれと思って、手荷物を置くと右手の手袋がない。
どこで落としたかわからないので、はるかの車内で自分のきた道を探す。でも見当たらず。
結局右手の手袋なしで極寒の北京へ行くことに。お気にいりの手袋だったのでショック。
座席に座り、びっしょり大汗をかいてたので汗をふきふき落ち着く。まるさんとしゃべりつつ、しばらくしたら喉がかすかに痛くなってきた。これが旅行中ずっとひいていた風邪の前兆だった・・・。

はるかはやがて関空へ到着。すごい人ごみなので搭乗手続きをさっさとすませて税関へ。
kanaさんの北京漂流記にもあったように二胡の持ち出し手続きをするために『外国製品の持ち出し届』を記入。ちなみに税関カウンターのガラスケースには、ヴィトンのバッグとともに二胡がおいてあった。
今回も先生が事前に連絡してくださってたので、手続きはスムーズ。
でもこの届がないと帰国時に蛇皮が没収されるので、大事に大事にしまっておく。

飛行機は北京直行のANA。午前10時離陸の予定が、年末のために離着陸機がこみあってるようで、30分遅れの離陸。飛行機も渋滞するのね、ちょっとびっくり。
飛行機が飛び立つと、北京の現在気温はマイナス5度、飛行機は12時30分到着予定と機内アナウンスが流れる。思ったより寒くはなさそう。二胡は前の座席の下に、しまさんの分と2本一緒におく。

そして、お待ちかねの機内食。北海道に飛行機で行ったことがあるが、飲み物だけや、食事がでてきても、サンドイッチだけだったので、密かに機内食を楽しみにしておりました。
メニューは、そば・サーモンにホワイトソースがかかったの・豆のたいたん・ポテトサラダ・ハム・水・ケーキ。さすが日本の航空会社、お箸がついているので食べやすい。お味は期待したほどではなく、ちょっとがっかり。量が思ったより多く、ケーキは後に残しておく。水は貴重なので、飲まずにかばんの中へしまっておく。(でも、スーツケースの中には500ミリリットルの大好きな緑茶のペットボトルが4本入っている。重い。)記念にスプーン・フォークセットもかばんの中へ。

そうこうしているうちに、窓の景色が海から陸地へ変わってゆく。私は通路側だったので、後ろのあいている窓側の席に移動。私は今、中国の上空を飛んでいるんだというわくわくした気持ちがこみあげてくる。
そして・・・、中国の大地は・・・、黄土色だった。
それが第一印象。見渡す限り山はなく、緑がない黄土色の大地。黄土色という言葉を使うのがすごい久しぶり。
家も黄土色のばっかりで、ときたま屋根が赤かったり青かったりするぐらいで。日本とあきらかに違う!(当たり前ですね、はい)。

そして、飛行機は北京首都国際空港に到着。すごく近代的できれいな空港なのでちょっと拍子抜け。でも、人の姿はまばらで電気がついてないようでうす暗〜い。
到着後はまず検疫を問題なく通過。そして、入国審査。中国での、初めての中国人とのコミュニケーションだわと思い、パスポートを渡しながら笑顔で「ニイハオ!」 
そしたら審査官の男性は、「・・・・・・」 無視。
こわい顔で無視して手続きをしてパスポートをバサッとほる。
自分の理解を超えた反応に正直びっくりした。日本で聞いてはいたけど、はあ、中国人って本当に愛想がないのねと改めて認識。
ていうか、愛想あるなし以前のこと。挨拶されたら挨拶しろよって感じ。
二胡の先生に、中国では腹の立つことも多いと思いますと言われてきたので、覚悟はしてたけれどこうゆう人ばかりだったらイヤだなあと思いつつ、いい人とも出遭えますようにと願いつつ、無事入国。
あとは荷物を受け取り、ロビーで現地ガイドさんを探す。一応ツアーなので、他の人を待たせてはいけないと思い空港での両替はやめておく。
カクさんという女性のガイドさんと無事合流できて、他のツアー客を待つ。カクさんはよくしゃべってテキパキとした感じの主婦のガイドさんだ。初老夫婦と息子の3人家族と新婚カップルと私たち4人で全員らしい。新婚さんのだんなさんが両替をしているので(私たちはしてないのに)、だんなさんの到着を待ってバスに乗り込む。
空気がかなり冷たい。でもガタガタ言うぐらいの寒さではない。

バスに乗ってホテルまで40分。
車窓の風景はポプラ並木が多く、北海道に来たような錯覚におちいる。
車道が右側通行だ。変な感じ。
携帯の電源を試しにつけてみると、なかなか圏外にならない。
あれれって電波を探しているみたいで少ししてから圏外に。
さて今日の予定は到着後、打楽器レッスンと演奏会。でも、よく考えたら北京についてからどうやって打楽器レッスンに行くんだろう?どうやって現地のパイさん達と合流するんだろう・・・?
誰も知らない。っていうか北京に旅立つ前はレッスン・練習・仕事・旅行の用意でその確認まで頭がまわらなかった。そして今、そのことに気づく。

ホテル着。どんなホテルか不安だったけど、まあまあきれいだったのでホッとする。新婚カップルとは同じホテルで、3人家族は別の豪華なホテルで降りていかれた。
可笑しかったのがホテルの飾り付けがまだクリスマスだったこと。
なぜ? 今日は12月28日なんですけど・・・。ホテルの前庭にトナカイとそりに乗ったサンタさんがいたけれども、サンタさんだけ布で隠してあるのが間抜け。
ガイドさんにチェックインの手続きをしてもらい、明日のオプショナルツアーの集合時間は午前7時45分と告げられる。ひえ〜、そんなに早いのお〜。
気を取り直して自分達の部屋へゆく、が、部屋が6階と9階に離れている。へっ?普通4人なんだから隣同士じゃないの?またまた、なぜ?
でもそれを中国語でフロントと交渉できる語学力の持ち主はいないので、ま、中国だしってところで落ち着く。

部屋割りは6階がまるさんとシャンさん、9階がしまさんと私。
部屋に荷物を置いて、さあどうしよう。
とりあえず、しまさんは部屋の金庫の使い方の確認。私はパイさんの住んでいる某音楽学院の寮に電話する。が、つながらず。何回かかけるがつながらないので、2人であせりだす。と、その時に電話が鳴って、電話の向こうにはパイさんの声が。
打楽器レッスンは2時45分に音楽学院の前で待ち合わせしているので、遅れてもいいから来てということ。現在時刻は・・・、2時40分。げっ、急がないととあわてて用意をして、ホテルを後にする。
音楽学院は復興門近くにあり、ホテルは王府井近くなのでタクシーで行くことにする。
ホテルの前でタクシーをつかまえて地図を見せて行ってもらうことにする。この旅行の通訳係のシャンさんにとりあえず運転手さんの横に座ってもらって、しゃべってもらう。
シャンさんは人なつっこく、おじさま連中に受けが良いので大丈夫であろう。

中国のタクシーは気をつけないとぼったくられてしまうと聞いたことがあるので、地図を見つつ、ちゃんと目的地にいっているか確認。でも、シャンさんによるとこの運転手さんはちゃんと走ってくれているみたいで悪い人じゃないよう。ひとまず安心。
でも、中国のタクシーって本当に小さくって4人も乗ったらぎゅうぎゅう。
そして、びっくりするのが中国人の歩行者や自転車。車にかまわずわが道をゆく人ばかりで、ああ轢かれるって思わず言ってしまいそうなくらい強引。
タクシー代は14元、日本円にして約210円。この安さに感動!

3時20分音楽学院着。
打楽器老師とパイさんと26日から北京入りしてる教室仲間4人が音楽学院の門の前に。みなさん30分以上も寒空の中待たせてしまって本当にすみません。
打楽器老師に挨拶してちょっと離れてる練習場へ。老師はやさしい感じのおじさん。イメージしてたのはむつかしそうな顔をしたおじさんだったので。良かった。

練習場までは大通りを横切らないといけない。日本とは違って右側通行なので、まずは左見て右をみる。いつもの調子でいたら車に轢かれて死んでしまう。
kanaさんに出発前のアドバイスとして「交通事故にあわないように」と言われてたのと、以前、『きれいなおかあさん』という北京が舞台の映画で中国人が車にはねられたシーンを見ていたので、正直びびっていた。
とりあえず、老師の後ろについていく。車だけでなく自転車にも気をつけないといけないので、きょろきょろする。
しかし、やっぱり北京は寒い。帽子をかぶっているけど目深にかぶらないと耳がちぎれそう。タイツの重ねばきをしているにもかかわらず太ももが寒い。冷気が肌を突き刺してくるよう。しかも右手の手袋がないからよけいに寒く感じる。
それに朝に走ったからどうやら両足のかかとが靴擦れになっているようだ。痛い。

練習場のある建物に入ると暖房が入ってるので暖か。が、病院のような薬品のにおいがする。それとも漢方薬のにおい?音楽学院なのになんでだろうと思う。
老師がお湯をみんなに入れてくださった。なんてやさしい方なのかしらと感動。
そして練習場の用意をしてくださってる間にレッスン代の徴収。私達は空港でもホテルでも両替する暇はなかったので、1文なしだったのである。でも、私が知人からもらっていた元があったので、それとドルを足して支払う。ふう、危なかった。

さて、4時すぎから打楽器練習。
練習場は舞台と客席になっていて、非常に暗い、そしてすごく寒い。あとで聞くところによると省エネだったそうな。老師を囲んでいすに座る。
練習曲は『金蛇狂舞』。まずはそれぞれの楽器の鳴らし方の説明。
楽器は大鼓(シエさん)・大鑼(リーさん)・小鑼(まるさん)・小さいシンバル(私)・木魚(しまさん)。残りの人は見学。私はシンバル担当で、ぜんまい仕掛けの猿がシンバルを鳴らすような鳴らし方をしていたが、左手で右手を受ける拍手のような鳴らし方を教えてもらった。
それからフレーズを区切って実際に鳴らしてみるが『金蛇狂舞』のテープなどないので、みんなでタララララ〜と口ずさみながら練習する。
日本でも言われてたようにやはり大鼓が指揮者となるので注目することと、私の担当する小さいシンバルがドラと重ならないように楽譜が書き換えられてゆく。フレーズを区切り、老師のOKが出ると次のフレーズへ。そしてそこまでを通してやったり、ひとつひとつ丁寧に確実に教えていただく。その他楽器の音の止め方やアクセントのつけ方などを教えてもらい曲にふくらみがつくようになった(ちゃんと鳴らせればの話)。
音の止め方を教えてもらっているときに老師の小指の爪にくぎ付けになってしまった。
綺麗に伸ばされている。止めるときにこの爪も使っておられるよう。
ちなみにドラ担当者はこの練習で初めてだったものだから老師に集中的に教えられていた。何回も練習している私たちでさえ、楽譜を追うのに必死なのに、初めてだったらそりゃついていけませんよね。

寒さが身に沁みつつ、でも外に出たらもっと寒いだろうと思って上着は脱いだまま、フレーズを区切り練習していたら、老師の携帯が鳴り用事で行かなければならないということで5時45分レッスン終了。老師と写真をとって練習場を後にして来た道を戻り途中で老師と握手してお別れ。
もっと緊張してはりつめたレッスンになるのではないかと思っていたが、旅行で来て、しかも短時間のレッスンなので気を使ってくださったんだろうか。
打楽器もぺーぺーの私にも非常にわかりやすいレッスンで、短時間でも収穫のあったレッスンでした。しかし、日本に帰って頭で覚えてても身体がついていくかしら・・・。

次の予定は全員で演奏会鑑賞。ひとまず音楽学院に戻って何人かでトイレへ行かせてもらう。中国での初めてのトイレ体験。全然汚いことはなかったが、戸が低いので外から見えそうな気がしてちょっと恥ずかしいし、紙は流してはいけないので備え付けのごみ箱に入れるのがいやだなあと思う(でも、すぐに慣れました)。あと、戸の内側に荷物をかけるフックがないのには困った。これは、この後ほとんどのトイレでそうだった。
私たちがトイレに行ってる間にしまさんは音楽学院横の楽器店で、北京製の弦と教室仲間へのおみやげ用として上海製の弦と松ヤニを購入。私の分の北京製の弦も買ってくれていた。しまさんは非常に手回しがよいので安心安心。私達のクラス(6人)のリーダー(前回の発表会の時の)なので、4人の中で一番しっかりしていると思っていたが・・・。
(ま、旅行というのは人間の意外な一面を垣間見せるということを私はこの旅で知り、自分の意外な一面も知るのであった。それは、また、この後おいおいと。)
弦などを買ったはよいが、しまさんは元を持っていないので、チョワン先生に借りたらしい。ああ、貧乏、貧乏。

演奏会の会場は地下鉄東直門駅からだいぶあるので、地下鉄→タクシーで行くらしい。
次は初めての地下鉄体験。北京の地下鉄は故宮をほぼ中心にした環状線と故宮の南側を走る東西線の2種類がある。
私達は復興門駅(胡宮より西)から建国門駅(胡宮より東)まで東西線に乗り、建国門駅で環状線に乗り換える。地下鉄の運賃は3元(45円)、どこまで行っても乗り換えても3元。う〜ん、安い。京都の烏丸線なんて200円から始まり、だんだん上がってゆくというのに。
それと東西線の車両は床がラメだったのが笑けた。なんでラメなんだろう。(謎)

そして東直門駅(故宮より東北)に到着。通路でゆでトウモロコシを売ってる人がちらほら。機内食を食べて以来、何も食べてないのでお腹がへった。でもみんなも何も食べてないので我慢する。
タクシー3台にそれぞれ分乗して(行き先はシエさんに1台ずつ言ってもらう。)世紀別院という会場に到着。会場前にはダフ屋がいっぱいで、タクシーを降りるなり中国語でマシンガンのようにしゃべられる。わからないから無視。

会場ではみんな横1列になって席につき始まるのを待つ。今回の演奏会は某民族楽団の新年音楽会で【金蛇狂舞】という題がついている。なんとタイムリー、金蛇狂舞が聴けるのかしらと楽しみしていたが、演奏されず。金蛇狂舞というのは、どういう意味だったんだろう。謹賀新年みたいな感じなのかしら。
本日のプログラムは1番から10番まであり、知らない曲が多く、わかったのは『茉莉花』と大好きな『瑶族舞曲』。さすが中国の楽団だけあって二胡がいっぱい。当たり前といえば当たり前だが、弓の推し引きする方向はみなさん同じ。見事でした。
あと、二胡・琵琶・笛子・の独奏や、声楽。それと、今まで楽器をしてた男性がひとりでいきなり立ち上がり歌を歌ったりして、楽しかった。
また、打楽器レッスンが終わったすぐあとだったので、どうしても打楽器に意識がむいてしまう。老師に教わったシンバルの曇った音の出し方などを実際にやっていたので非常に参考になった。中国のオーケストラは初めてだったので、打楽器には本当に圧倒された。

そして、プログラムが終わりアンコールを1曲やって終了。
会場を出てタクシーを拾って地下鉄の駅へ。タクシーをつかまえるのには一苦労。せっかく止めたタクシーに横入りして行ってしまわれる。
でもシエさんが強引に止めてくれてみんなでまた分乗。それから私達4人とリーさん、パイさん、シエさんでごはんを食べにいく事になり、地下鉄の東単駅(王府井駅の東となり)で降りてひたすら歩く。
寒いし、お腹はへってるし、10時すぎだし、みんなすごい早足。
そして、大きな道を横に入ったごはん屋さんに到着。う〜ん、汚い。階段は油でつるつるしてるし、テーブルの下はなんかいっぱい食べ物がおちてるし、店のお姉さんは、客かいっ!て感じで舌打ちするし。

さて、メニューは龍豆(アロエを5センチくらいに切ったような形)のいためたの・酸辣湯・白身魚をあげたもの・鴨肉のたきこみごはん。約10時間ぶりの食事・シエさんが取り皿をナフキンで拭き始めたのでみんなそれにならう。でもナフキン自体、汚れてるのもあったりして、綺麗なのを探す。
ジャスミン茶が運ばれてきたが、それがすごくおいしい!香りがすごくよくて。やっぱり本場は違う。でも、嫌いな人は飲めないだろうなあ。
龍豆がほのかににがく、塩がきいててすごくおいしかった。私は辛いものが苦手なので、すっぱ辛い酸辣湯はあまり飲めなくて残念。でも中国での最初の晩餐、小汚い店だったけどおいしかった。
お腹いっぱいになっても晩御飯のお会計はひとり13元(195円)。安い!

店を出るとお腹いっぱいになったせいかあまり寒さを感じない。歩いてホテルまで戻って、ホテルまで送ってくれた3人とお別れ。
ホテルの部屋に戻って、交代でお風呂に入る。今朝、はるかに乗るために全力疾走を急にしたので、高校時代のクラブで痛めた右足股関節が非常に痛い。
湯船の中でストレッチ。
靴擦れは水ぶくれになっていたので針でついて水を出して、しまさんにもらった化膿どめをぬる。
なぜか、私達2人は、まるさんチームに比べて荷物が多い。それをしまさんは私がお風呂に入っている間に検証していたが、わかったのがいらないものが多いということ。
そりゃ、当たり前ですねー。
しまさんは、カイロを入れてないと思って入れたら実は入ってた、ということで持ってくる予定の倍のカイロを持ってきてたり、荷物が多くなるかもしれないということでキャリーを持ってきてたり。この2つで3キロはあるんじゃないですか?
うーん、手回しいいというか用意周到すぎですよ、お嬢さん。

そうこうしているうちにもう2時すぎ。
明日、喉が痛くならないように床にコップ10杯くらいの水をまき、風邪気味が風邪になってきたので葛根湯を飲み、洗濯物をドアにかけ、湯船に水をはりお風呂のドアを開けて、明日は6時半起床なのでモーニングコールを頼む。
2時半就寝。ふう、疲れた。

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