北京珍道中
by かげやん

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2002年12月29日
(第2日目: 観光(故宮・万里の長城)・そして北京ダック)


2日目、6時半起床。
眠いし、喉は痛いし(水をまいたにもかかわらず)、薬の効き目なく風邪は良くなってなくて鼻水は出てくるし、スーツケース持ち運んだから右腕は筋肉痛だし、靴擦れは痛いし、股関節は痛いし、身体中ボロボロ。旅行前にあれほど健康管理に気を配っていたのに・・・・。
しまさんもマスクをして寝たのに喉が痛いといっている。
昨日あれだけたくさん床にまいた水はすっかり乾き、洗濯物もすべて乾いている。
恐るべし北京の乾燥。
さて、本日の予定は丸1日のオプショナルツアー。午前中は故宮・輪タクで胡同めぐり。
午後は万里の長城と中国茶屋さんと北京ダックというツアー。

オプショナルツアーは7時45分ロビー集合。
他の2人とは階がちがうので7時に朝食会場前で待ち合わせ。
会場は朝も早いせいか人影はまばら。そして窓の外は暗い。北京は日の出が遅いみたい。
朝食はバイキング形式で日本のホテルとあまり変わりがない。
中国ならではというものは、西瓜(この寒いのに)・ライチヨーグルト(とても美味)・小龍包(せいろに入ってるのに冷たくて汁がない)・春巻き(食べず)・お粥(中華粥と思ったらごくごく普通のお粥)ぐらい。
あと、パンが異様に固い!一週間くらい置いてあるんじゃないかというくらい固い。
食パンもロールパンも何もかも固かった。
うーん、朝食にはあまり期待しないでおこう。食べ終えて部屋に戻り出かける用意を。

7時45分集合。ホテルのフロントでしまさんと1万円ずつ両替をする。
改めて見るとフロントの人を見るが、みんな若い。
そして愛想が全くなくてニコリともしない。
両替に手間取ってちょっと遅れる。2日目にして、私達チームはちょっとのろまで、まる・シャンさんチームはテキパキしているということに気づく。
私達4人と新婚さんがバスに乗り込み、出発。まずは天安門広場から胡宮へ。

バスが到着。私は帽子をかぶり、マフラーをぐるぐるに巻いて完全防備。ただ、右手の手袋がないことをのぞけば。うう、右手が冷たいよ。
天安門広場を歩いているとしまさんがマフラーのないことに気づく。
バスで落としたか、ホテルで落としたかわからない。マフラーがなくて寒いと言ってるのに、自分は手袋をはめずに、忘れてきたシャンさんに貸していた。寒いんちゃうの?
しかし、みんな怪しい格好。厚着してぱんぱんだし、帽子は目深にかぶるし、まるさんはぱんぱんにふくらんでるウエストポーチをお腹側にもってきてるから妊婦さんみたいだし、どうみても変。
天安門広場は連凧を高く高く上げている人がいたり、警備員さん(?)が行進練習したり、門番みたいにずーっと台の上に立ちっぱなしの人も2名。この寒いのにお気の毒。
『我愛北京的天安門』をここで弾いてみようかなどと言いつつ天安門をくぐり、故宮の中へ。ガイドのカクさんが解説するのを聞きながら、てくてく歩く。
ふと、横を見ると雀がちゅんちゅん。が、この雀が妙にまるまるとして太い。
しかも毛羽立っていて、日本のスマートな雀とは明らかに違う。北京の雀はみなこんななんだろうか。寒さ仕様なのだろうか。とても不思議。
不思議といえば天安門。あれぐらいの大きな門などは日本では石垣になっていたりするので、紅いぬり壁であんなに大きな門を見るのは初めて。どうやって造るのだろう。

さて、私達は故宮を南から北へぬけていくように観光していくらしい。
映画『ラストエンペラー』の舞台となった太和殿や中和殿などずーっといろいろなところを見て周る(あまり覚えてない)。溥儀が自転車に乗って走った道もしっかり見てきました。

しかしどこもかしこも皇帝の象徴の龍ばかり。それはそれは見事な彫り物ばかりなので昔の人はつくづくすごいなと思う。中和殿の外の壁に彫ってある龍をさわると幸せになれすそうなので、みんなでさわってゆく。今年こそ幸せに・・・、なりたい。
故宮はやはり赤・緑・黄などが主に使われていて日本のお寺なんかに比べればすごくカラフルで綺麗。でも、私が一番気に入ったところは、西太后の隠居所として使われていたところで(名前は忘れました)、これまでに見ていたカラフルな世界からころっとかわって、こげ茶色を基調にし、調度品もすごくシックで、このまま茶館や喫茶店にしたらすごくおしゃれじゃないかという感じの宮殿(?)でした。

さて、次は輪タクで胡同めぐり。バスで鼓楼というところに向かい、そこで2人ずつ輪タクに乗り込む。(輪タク=人力自転車タクシーかしらん?)
私とシャンさん、まるさんとしまさん、新婚カップル、カクさんが4台に分乗。
私達の輪タクは警備員みたいなコートを着てロシア人のような帽子をかぶっているおじさんで、無口なでも誠実そうな感じのおじさん。まるさん達の方は歌いながら自転車を運転する明るいおじさんだった。

胡同はノスタルジックとか風情があるとかで観光スポットにはなってはいるが、保存された町並みというだけではなく、今も人が毎日普通の生活を送っている場所で生活感あふれる雑多な下町という印象がつよかった。観光地京都に住んでいる私としては、美しいところが観光地であるという思いがあったので正直びっくりしたが、ゆるやかにのんびり時が流れているような気がして何故か離れがたい思いがわいてくる場所だった。
そして、輪タクはある家の前で止まりガイドのカクさんに中へ案内してもらう。
四合院という典型的な建築様式の家で、路地を入っていくと鳥かごがいっぱい。
何家族かが建物の中に暮らしているみたいで、そのうちの1軒がツアーの中にくみこまれているようだ。
おばさんが迎えてくれるその家はこじんまりとしているが綺麗に片付いていて、さりげなく京胡なんかが飾られていた。ご主人が好きらしい。
寝室、台所なども案内してもらう。
隣の部屋でにぎやかな話声が聞こえてくるので、そこにご家族がいるのねと思ったが、実はそうではなくて、そこは九官鳥の部屋だった。絶対人間の声だと思ってたのに。
おばさんやカクさんが「ニイハオ」というと「ニイハオ」と返すが、私が言っても何も返してこない。やはり発音がまずいのだろうか。しかし、それを聞きわけられるなんて、かしこい九官鳥だ。

そろそろ12時前で、お腹がへってきたのでみんな椅子に座ってテーブルにあるお菓子を食べる。サンザシやチョコレートなどといっしょに、外側がドーナツのように揚げてあるピーナッツの豆菓子があって、食べると最初は甘くあとでじんわりと辛くなってそれが妙においしくてみんなぼりぼり食べていた。
シャンさんはサンザシが好きで、サンザシを食べるのも今回の旅行の目的のひとつだったみたいなので、いっぱいたべていた。かつ、ポケットにも入れていた。
私は豆の味が忘れられなかったので、あとでスーパーに行って買おうと思ってその菓子名を聞いてもらったら『怪しい味の豆』ということ。うーん、何それ?

そして、再び輪タクにのりこみ昼食会場の四川飯店というところへ。
そこまでの道のりは大通りを横切るが、もうこれが車とスレスレ。事故ってしまうのではないかとドキドキしたが、さすがプロ。何事もなく横道に入っていって、一同やれやれ。
相変わらずしまさんたちのおじさんは歌いながら走り、私達のおじさんは無口なまま。
ちょっとした坂になってる橋では私達が重かったのでしょう。自転車をおりて押してはりました。ごめんなさい重くて・・・。

やがて輪タクは四川飯店へ到着。
カクさんにチップをあげたほうがいいよと言われてたので、1人5元のチップをあげることにする。でも、みんな細かいお金を持ってなかったので、私が20元札をカクさんに渡して4人まとめてのチップよ、と言ってもらった。
でも、カクさんが渡したのが歌好きなおじさんで、何となく要領よさそうなので私達のおじさんの分までチップをとってしまいそうな雰囲気。
シャンさんと私はそのおじさんに好感を抱いていたので、おじさんにちゃんとチップが渡るかが心配だった。ちゃんと渡ってますように・・・。

昼食は火鍋。個室に案内されて新婚カップルとも一緒にたべる。鍋は一人に一つで、真ん中が煙突みたいになっていてスープが入っている。
鍋は辛いのと辛くないのが選べるので、しまさんと私は辛くないのにしてもらった。
辛い人の鍋を見たらスープが真っ赤っ赤ですごく辛そうだった。いや辛かったらしい。
鍋の具はお皿に盛られてターンテーブルの上にのっていた。薄切りの羊肉・豚肉・白菜・豆腐・春雨などなど。
次々になくなってゆくので、おかわりがじゃんじゃん来て、3周くらいしただろう。
ストップと言わなければ、まだまだ出てきそうだった。食べ放題?
そしてここでもジャスミン茶はおいしかった。香り良し、味良し。

ここのお姉さんはわりと愛想がよく可愛かった。チャイナドレスを着ていて、スリットが入ってるから寒いだろうと思ったが、ふと見ると足は肌色のタイツだった・・・。
しかも腕からは肌色のシャツがはみだしてるし。ま、寒いもんね。
そして、デザートはスイカとみかん。なぜスイカ?冬なのに。みかんは房ででてくるけど皮はついたまま。辛いものの後のお口直しにはいいみたい。

さて、昼食も終わり午後からは万里の長城へ。バスで1時間ほどゆられて、お昼も食べてちょうど眠くなるころなのでウトウト。
だいぶんたってから寒さで目が覚める。暖房は切ったりしていないのに長城に近づくにつれバスの中が寒くなる。外の景色を見ると、黄土色の山の中腹に長城みたいな建物が並んでいる。しかし、本当に緑がないと改めて思う。山が黄土色。

バスはやがて万里の長城近くに到着し、入り口までの道のりをちょっと歩く。
その道は日陰になっていて凍っているので靴にすべりどめをつける。万里の長城は冬は凍っているから絶対すべり止めがついてる靴にしたほうがいいと聞いていたので、日本でつけはずしできる滑り止めを買って持ってきていたのを嬉しがってつけてみた。
万里の長城の入口近くで手袋をついに購入。値段は確か日本円で1000円以内だったような・・・。
手袋も購入して完全防寒仕様となっていざ長城へ。

万里の長城は男坂と女坂があり、女坂が多少ゆるやからしいのでそっちを登る事にする。
私は今までずっと、長城というものは平地にあり、坂の道がなだらかに続くものだと思っていたが、北京行きのちょっと前に観た『王様の漢方』という映画で、長城は山の上にあり、アップダウンの激しい階段がずっと続いているものだと初めて知った。
その映画のエンディングで見た空からの万里の長城がとても素晴らしく感動したので、長城に登るのはすごく楽しみだった。
天気は快晴、風もあまりなく思ったより暖かで、心配していた、道が凍っているというのもなく、滑り止めをつけたままでは歩きにくいので早々にとってひたすら登る。
長城には観光客がいっぱいで日本語をよく耳にした。
うーん、股関節が痛いし靴擦れも痛い。最初は4人一緒に同じようなペースで登っていたが、だんだん差が開いてくる。
途中でしまさんがトイレに行きたいと言うので、しまさんとシャンさんがトイレに行き、まるさんと私は長城でひと休み。壁から顔を出すと、やっぱりすごい強風で、さぶい。
でも見渡す限り山と快晴の青い空で、長城はどこまでもどこまでも遥か向こうまで続いている。(中国は偉大だー!)と心の中でつぶやく。
しまさんがトイレから戻ってきたが、期待通りの中国のトイレだったらしい。
そのトイレは大きい個室のようなもので一本の溝があっただけで、幸い誰も人がいなかったので、よかったと言っていた。私も見学しておくんだった・・・。

そして、また登っていくが、明らかに差があいてきて、一番はまるさん、二番はシャンさん、しまさんと私がその後。
私たちがぜーぜー言ってるのに、シャンさんはいきなり走りだして、まるさんのところまで行ってしまった。ああ、若いってすばらしい・・・。

長城にはところどころに砦があって、入口から出口に出るのがややこしいところもある。
出口に行こうとしたら砦の上に上がってしまって、私達二人はそこで力尽き、もう登るのをあきらめてしまった・・・。(で、写真を撮ってたりしました。)
砦からやっと抜け出せたら前の2人は、はるか上に行ってしまっててマッチ棒の大きさくらい。もうそろそろ帰らないといけないので、降りてきてーと手招きする。
この2人また降りてくるのが早くてしかも元気。下りも2人の方がはやかったりする。
なんでそんなに元気なの・・・?

新婚さんとも合流して、再びバスに乗り込む。カクさんが道々、「夜に足つぼマッサージ、行きますか?」と聞くので、全員行くことにする。バスが止まっている場所がクマ牧場みたいなところで、月の輪ぐまが2頭いて木のらせん階段を登ったりしているのがとても可愛くて、みんなボーっと見ていた。長城は偉大で感動したけれども、思いのほかしんどかったので、体力的にしんどいことが嫌いな私には1回いったら十分っす。

そしてバスに乗り込み北京市内へ。次は【春来茶芸館】というところへお茶を飲みに行く。
そこは観光客むけの茶芸館で、テーブルごとにお姉さんがついて茶芸で入れてくれたお茶を飲んでお土産のお茶を買うというシステムになっている。
私達のテーブルについてくれたお姉さんは非常に日本語が上手で本当に中国人?っていうくらいペラペラしゃべり、かつ愛想がよかった。私達が飲んだお茶は、烏龍茶・野生一葉茶(苦い!)・金露茶(甜茶みたい)・ライチ紅茶・龍珠花茶(茉莉花茶の小粒)で、長城で疲れた身体に染み渡るおいしさでした。
丸まった茉莉花茶も入れてもらって、きれいに花が開いてそれも飲みたいと思っていたら、別のテーブルへ運ばれていってしまった。

さあ、商談です、ということでお姉さんがお茶の値段を言い始める。
が、結構高い。日本で買うより高いものもあって、どうしようかなあとひるんでいたが、結局、ライチ紅茶・金露茶・龍珠花茶を自分用に買うことにする。しまさんと半分ずつ買ってひとり175元。
店を出てバスに乗り込む前に敷地内のトイレへ。
トイレの中はお香が焚いてあって、よい匂い。そしてトイレ番のおばあさんがいた。
チップを渡さなければいけないのだろうかとみんなで相談していたが、ねだられなかったので、何も渡さずにトイレをあとにした。

次は本日最後のオプショナルツアー、【全聚徳】の北京ダック。
有名なお店らしいので、すごく楽しみにしていた。本場の北京ダックはさぞかしおいしいことでしょう。お店に入ると人影はまばら。まだ時間が早いのかしら。
テーブルにつくと料理が運びだされてきて、まるさんと私は北京ビールを注文。
本日の料理は、酢豚・レタス炒め・ナッツと鶏を炒めたもの・牛肉の炒めたもの・セロリやチンゲン菜を炒めたもの・チャーハン・スープ、そして北京ダック。
酢豚がおいしかったのとナッツを炒めたものが辛いけどこれまたおいしかった。

北京ダックは料理がそこそこ出てきてからの登場で、コックさんが丸焼きのままテーブル近くまで持ってきて、そこで北京ダックを切ってくれた。
さぞかしおいしいだろうと思い、皮にみそをつけ、葱と北京ダックを包んで食べたが、
「・・・・・・・・(う〜ん?)」 
みんなも同じような反応、こんなもんなんかと口をそろえる。ごくごく普通の味。
日本で食べた北京ダックの方がおいしい。中国人むけの味なんだろうか。
でも、包む皮はおいしかったので、酢豚やナッツ炒めを包んで食べたらこれがおいしい。
みんな北京ダック以外のものを包んで美味しい美味しいと食べていた。

あと、スープが出てきたが白濁のスープで味が全然ついていない。北京ダックの残りの部分でだしをとったのかしら?それにしても味がないってのはどういうこと?
そば湯みたいなものなのかしら?
デザートはまたもや皮つき房のみかんとりんご。杏仁豆腐なんかを食べたかったなあ。

次はお待ちかねの足つぼマッサージ。
バスで【雅宝櫻子保健中心】という店にいく。大きくて綺麗なマンションの2階にあり、中に入ると廊下に店員さんが並んで「ニイハオ!」と言ってくれる。
これは、まるで花道だわ。こんなに歓迎されたのって中国に来て初めてかも。
6人がひとつの部屋に入っていきなりバケツに入った薬湯の足湯につかることに。
私達、厚着軍団は隣の部屋でタイツなどを脱がせてもらって、いざ足湯へGO!

女性には男性が担当して、男性には女性が担当している。ちょっと恥ずかしい。
しかし、みんな若く大体20歳くらいばかり。
バケツに足をつけている間に肩と背中のマッサージをしてもらう。冷えた足にお湯は熱く、思わず「熱い」と言うと、「すみません」と申し訳なさそうに担当のお兄さんが言う。お湯を足してもらったらまた熱く、「あちち」と言うとお湯係のお兄さんまで「すみません」。この対応に感動。日本人の客が多いみたいで、みんな日本語が上手。

そして足湯が終わるとベッドみたいなところに横たわり足のマッサージをしてもらう。
足の裏を中心にマッサージされ、時々痛いところがあるがすごく気持ちよい。
6人グループなので、マッサージの進み具合がバラバラにならないように、ところどころで一人がリズムをとってパンパンと音が鳴るマッサージをし始めて、そろったところで次のマッサージに入ってゆく。お見事。
お兄さんと日本語で国際交流を挑んでみるが、「日本語ムツカシイ〜。」といわれる。
気持ちのいいマッサージと、ちょっと申し訳なさそうな雰囲気を売りにしているようなお兄さんに満足して、「謝々」と見送りされつつ花道をゆく・・・。
本日のオプショナルツアーはこれで終了。
カクさんとも別れるがチップを渡したほうがよかったのかなあ。
あわただしい1日だったがとても楽しくて満足した1日だった。

そしてホテルに戻り、私達の部屋に4人が集まり明日と明後日の予定をたてる。
明日はいよいよ二胡のレッスンなので、パイさんに電話してうちあわせする。
あと、琉璃廠にある二胡用品のお店も聞く。
明日の午前中はレッスンなので、午後からホテル近くの王府井という歩行者天国の繁華街に買い物に行くことにし、明後日はしまさんが事前にネットで調べていた【乙女のハートをわしづかみにする】雑貨があるというふれこみの店と、琉璃廠へ二胡用品を買いに行くことに決まり。
あとは、1日目のお金の精算。私達はめんどくさかったので会計係りなどは決めずに、お金がなかったら、その都度貸し借りをしていた。
そしてまるさんとシャンさんは自分達の部屋に帰り、私達も交代でお風呂に入るが、体調はやはり風邪が悪化し、身体中があちこち痛い。
もうまる2日二胡をさわってないので練習する。
日本の先生が聞かれたらあきれるだろうと思いつつ、しまさんからもらった風邪薬を飲み、1時すぎに就寝。

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