恐 山
Mt. Osorezan 828m

恐山三途川
  恐(おそれ)山とは、何と凄い名前の山であろうか。下北半島北部の休火山で、ほぼ円錐形となっており、山の中央部は直径約4kmのカルデラとなっている。外輪山の一番高いところは、大蓋山(おおづくし、828m)と呼ばれている。
  カルデラの中にある湖が宇曽利(うそり、直径2km)山湖だ。そこから流れ出す川が正津(しょうづ)川で、別名を三途(さんず)の川と呼ばれているのである。
菩提寺地蔵堂
  恐山は菩提寺(円通寺)の山号であったものが、この辺一帯を指して呼ぶようになった。慈覚大師によって862年に開山されたものである。
  境内に入るや否や異様な雰囲気と匂い(硫黄臭)に包まれる。至る所より噴出する硫黄ガスのため、植物は生息せず、岩石は変色して、如何にも「死者の集まる山」と言った感じであった。
賽の河原
  7月の恐山大祭では今でも巫女による仏おろし、所謂「いたこの口寄せ」が行われている。三大霊山(恐山、高野山、比叡山)の一つと云われているが、他の2山と比較しても、ここは別格の様な感じがした。それほど、独特の雰囲気を漂わせている。
  恐山の後、むつに戻り、むつはまなすライン(国道279号)を南下し、野辺地(のべじ)で、陸羽街道(奥州街道、国道4号線)に入った。そして十和田市より、十和田道(国道102号線で、十和田湖に向かった。
奥入瀬渓谷
  今夜の宿は、国民宿舎十和田湖温泉である。ここは天然温泉が売りであった。十和田湖畔には温泉は無いので、十和田市の姉妹施設「十和田ポニー温泉」よりタンクローリーで天然温泉を運んでいるとのことであった。
   翌朝、道路の混まない内に、奥入瀬渓谷を散策した。何回来ても良いところである。


ルート

岩木山(泊)〜弘前〜青森〜野辺地
〜むつ〜宇曽利湖〜恐山
〜むつ〜野辺地〜七戸〜十和田
〜十和田湖(泊)〜奥入瀬渓谷


走行距離 300km
駐車場・休憩所
  
恐山 無料
但し入山料 500円
温泉 無料

日本三大零場
恐山・白山・立山

7408/0204

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