8日、日曜日はクラブ・ジェロ | - 2004/02/06
- 最近、すごく寒い日が続いていますが、みなさんお元気ですか?僕は先々週の数日間、風邪をひき元気を出せませんでした。体調を崩すと気分が滅入る、これがだめですね。あぁ、しんどい・・と思うとしんどさが増すし病気も長引く気がします。低調になってきたことを感じた時こそ、「えぇい、なんてことはないさっ」と気分を引き締めて吹き飛ばさなきゃ。自己暗示で人生は変わるかもしれないと強く感じるこの頃です。
ところで、8日の日曜日はジェロの試飲会の日です。今回のテーマは“フランス南西部&ピレネーのワイン”。またジェロボアムらしいな・・とか、地味なイベントだな・・とか、ネタ不足かな・・とか、お客様の声が聞こえてきますね。正直なところ今回は準備不足だったのですが、ふと最近扱っているものに南西部のワインが多いことに気がついたから。前回、前々回にも、ベルジュラックやガイヤックの珍しいワインを試飲アイテムに選んできていましたが、お客様の反応はあまり良くなかったかも。たぶん、「それなりに美味しいんだろうけど、印象にはそれほど残らない。」というところなのでしょう。南西部のワインは、タンニンに偏った味のものが多かったり、どこか垢抜けない(?)素朴な個性の地酒的なものが多く馴染みにくいのではと思います。比較試飲ではワイン単体で楽しめるバランスの良い味わいのものに人気が集中するのが普通ですが、そのバランスだけがワインの良し悪しを決めるものでもありません。野菜料理、キノコ料理や鶏料理、特にモツ料理には、味わいのバランス的にはあまり良くないものや、物足りないくらいの味が実際にはよく合うと思いますが、そんなワインがこのエリアに多いのです。レストランのワインリストでも、人気のあるボルドーやブルゴーニュが多いのは当然ですが、それ以外の地方のワインの美味しさを教えてくれるレストランが増えてくれるといいなぁ・・と思います。 僕も、世界市場で売れている各国のワインの味が似通ってきていると感じるこの頃、独自の個性を変わらず感じさせてくれるフランス南西地方から届くワインの支持者でありたいと思っています。
長くなってきましたので・・試飲ワインの一例です。 *シャトー・ル・ボンデュー ACモンラヴェル(爽やかな白果実の個性をもった辛口白。) *シャトー・ル・ボンデュー ACオー・モンラヴェル(オーが付くほうは甘口白。) *フレデリック・ラプラス ACパシュラン・デュ・ヴィクビル(マディラン地区の白。マンサン種の魅力を!) *ロベール・プラジェオル ACガイヤック“ヴァン・ド・ヴォワル”(フランス産シェリー!) *シャトー・プレザンス ACコート・デュ・フロントネ(鶏に合います。) *シャトー・ブスカッセ ACマディラン(南西地方の大御所ブリュモン氏作。) *シャトー・デュ・セードル ACカオール(さすがの安定感!) *コス・メゾンヌーヴ ACカオール“レ・ラケ”(要注目の新星。)
以上のようなワインを含む18種類をご用意しました。ご参加頂けるお客さま、店内も10度〜12度と寒いので温かくしてお越し下さいませ。
|
|