1985年の紀州路の鉄道風景は、3月13日に紀勢線のDC急行「きのくに」が特急「くろしお」に格上げされ廃止、それに伴い乗り入れていた南海電鉄の「きのくに」も同様に廃止され、長年続いていた直通乗り入れも残念ながら終止符を打ちました。
そして4月14日からは交直両用の485系電車が格上げされた特急「くろしお」に投入されました。
また、EF58牽引の客車列車は1往復減となり、電機EF60が転入したため旧来のED60やEF58、EF15との交代が危惧され始めました。
南海電鉄では3月に本線初のステンレスカー9000系が10月には1000系に替わる特急車「サザン」が国鉄線を経由し搬入されて来ました。
「きのくに」の懐かしいHMを付けたキハ65 和歌山機関区にて1985.3.5
南海加太線八幡前駅にて、行き先板付きの7101系2連、方向幕は使用不可か、1985.3.6
和歌山繰駅を出発する竜華操車場行きのEF15−ED60牽引の貨物列車
和歌山駅の留置線では試運転の458系電車が「きのくに」を横目に待機中 1985.3.10
残すところあと1日となった南海「きのくに」、南海紀ノ川鉄橋にて 1985.3.12
まず南海「きのくに」が紀和駅方向から和歌山駅に進入しホームに停止後、後退し引き上げ線に入る
少ししてから、阪和線から国鉄「きのくに」が和歌山駅に進入しホームに停車する
そして南海「きのくに」が引き上げ線から前進し、ホームに停車中の国鉄「きのくに」と連結する
貴志トンネルを抜け和歌山平野に下る1000系和歌山市行き特急 1985.3.13
和歌山市検車区に搬入された南海線初のステンレスカー9000系第1編成 1985.3.21
今はあまり使われなくなった行き先板 和歌山市駅にて1985.3.21
国鉄からの渡り線を通り、下り、上り本線を横断し和歌山検車区入る9000系
12系客車を牽引する竜華機関区の人気No2 EF58139原型小窓機 1985.3.21
南海貴志川線伊太祁曽駅 停車中の1201形はまだ旧型のヘッドライトを装着 1985.4.14
阪和紀ノ川鉄橋を渡るEF58牽引12系客車の急行臨時「きのくに」6連
和歌山駅にて入れ換え中のEF5899、緑と赤の旗が懐かしい
あとわずかで和歌山繰駅に到着するEF15184牽引の貨物列車
EF15重連の貨物列車が和歌山繰駅を出発する
「サロンエキスプレスなにわ」、機関車を和歌山駅でEF58からDE10に付け替え和歌山線に向かう
黒江トンネルから出たEF5899 1985.6.7
旧型ヘッドライトを装着した1203他が和歌山駅から出発
1203−1217−1202の3連、岡崎駅東方にて、1985.7.12
特急「くろしお」に追い抜かれるEF58牽引普通客車列車 1985.8.10 紀三井寺駅
珍しく貨物列車の先頭に立つEF58147、1985.8.10
和歌山市駅を出発し和歌山港に向かう特急四国号、和歌山市駅構内
南海和歌山港線築地橋の鉄橋を渡る1000系特急「四国号」 1985.8.10
ついに和歌山地区にもEF60が登場、最初は2ヘッドライトのEF6084 1985.8.21
EF5844がワカ座を牽引、現在ワカ座は改装され「いきいきサロンきのくに」になった
12系客車を牽引するDE101090、今もJR四国高松運転所で健在
夕暮れの中を行くEF5866牽引臨時列車 1985.8.25
南海紀ノ川鉄橋を渡る7000系2連加太線列車
阪和紀ノ川鉄橋をEF15181に牽引され甲種回送中の新生「サザン」8連 1985.10.1
和歌山繰駅で一休み中の「サザン」の横を通り抜けるライバルの485系特急「くろしお」
DE10に牽引される「サザン」、国社分界点を通過、まもなく南海の線路だ! 紀和−和歌山市間
1903快走、真横から流し撮り 孝子−紀ノ川間 1985.10.1
竜華区のスターEF5866に牽引され阪和紀ノ川鉄橋を渡る遠来の客「サロンエクスプレス東京」
南海紀ノ川鉄橋を渡る特急和歌山港行き、特急「サザン」と表示されていない
EF58139 和歌山駅にて EF5842 和歌山繰駅北方にて