紀州路の鉄道風景 1992年

1998.4.3 

1992年(平成4年)南海電鉄が塗色の変更を行い、伝統の緑からブルーとオレンジを基調としたカラーリングを採用し、2月から3月にかけて、VVVFの新1000系がNewカラーで搬入され各種試験、訓練を行い、ダイヤ改正前の7月1日より営業運転に投入されました。

またサザン10000系も2連10編成から4連7編成に変更される事となり、このため中間車8両の新製と6両の中間車化改造が必要となり、4月9日から新造の中間車4両を挟み変則の6両編成で営業を開始し、中間車に改造のため第1〜3編成が消滅しました。

旧来の車両も順次Newカラーに更新されて行くのですが、3月中旬に7173Fがまず最初に更新され、以後10007F、7045F、10009F、等サザンを優先的に実施されました。

7月12日から新ダイヤに改正され、内容は1000系16両と10000系8両の新造により、平日朝、夕ラッシュ時の編成増強(一部急行6両から8両、普通4両から6両)サザン増結、増発、夜間増発、終電の延長となっています。

また勝浦まで乗り入れているJR東海の特急「南紀」が85系の「ワイドビュー南紀」となり老兵の80系が紀勢線から引退しました。


1000系甲回 阪和紀ノ川鉄橋

南海の新造車1000系がJR貨物DD51「吹」に牽引され来和 阪和紀ノ川鉄橋にて

1000系甲回 和歌山市駅渡り線

和歌山市駅東方にて、JR紀勢線から南海電鉄への渡り線付近、和歌山競輪場横で信号待ち

渡り線から本線下り、上りを横断

JR渡り線から下り本線に入り、そして上り本線を横断し和歌山検車区に到着する

水軒駅での1530−1522

水軒駅にて両運車1522−1530の編成、和歌山港線ではcMc−cMc編成がよく運用された

1522−1530の連結部

1522と1530の連結部、旧1522と2052改、運転席出入り口の高さや台車が異なる

7954スカート付き

7954スカート付き旧塗装時代の姿、4月から順次Newカラーに更新されて行きました


[紀州路の鉄道風景1993年] [紀州路の鉄道風景 目次] 

[鉄道趣味TOP] [JA3PLBのTOP]