(その8の続きです)
軸動ポンプCから送り出された水は、← ← ←と通り、右方向と直進方向に分かれます。直進(← ← ←)した水は、チェックバルブ(給水逆止弁)に向かいます。右方向(↑ ↑)に進んだ水は、フィードバックバルブCに向かいます。フィードバックバルブCが開いていると、水槽に戻っていきます(↓ → →)。
角度を変えて、テンダー後方からエンジン部方向を見た画像です。軸動ポンプCから送り出された水は ↑ を通り、右方向と直進方向に分かれ、直進(↑ ↑ ↑)した水は、チェックバルブ(給水逆止弁)に向かいます。右方向(→ ↑)に進んだ水は、フィードバックバルブCに向かいます。フィードバックバルブCが開いていると、水槽に戻っていきます(↓)。
テンダー部からエンジン部側への接続箇所です。画像の上側がエンジン部側です。@:運転室の下、公式側寄りにあるインジェクターへ送水、A:軸動ポンプAからの送水、B:軸動ポンプBからの送水、C:軸動ポンプCからの送水、D:ハンドポンプからの送水で、すべて画像の下から上に水が流れます。
ところで、軸動ポンプ3基(A〜C)は、どこにあるのでしょうか。一般的に、動輪の車軸の回転運動→エキセントリック/エキセントリックタンブラーによる前後動→軸動ポンプが駆動しますので、動輪の車軸の近くにあることがほとんどかと思います。
ところが、なんと、この機関車では、テンダーに軸動ポンプがあるのです。以前、OS法隆寺定例運転会において、SUECHIKA(スエチカ)の部品を利用して89mmゲージのC62を自作された方より、「テンダーの第二位車輪の車軸の回転運動で軸動ポンプを駆動しようとしたが、うまく給水できなかった」旨、伺ったことがあります。チェックバルブを通過してボイラーに給水するには、ボイラーの蒸気圧に勝つ必要があり、ボイラーの蒸気圧に負けてしまったら、給水ができないのです。やはり、動輪の車軸の回転運動を利用することが、軸動ポンプを駆動する唯一の方法ではないかと思っていましたので、驚きです。
テンダーの最後部から前方向を見た画像で、一番手前の車輪が最後尾の車輪です。最後尾の車軸と一つ前の車軸にスプロケットがあり、チェーンで繋がっています(↓)。更に一つ前の車軸と二つ前の車軸にスプロケットがあり、こちらもチェーンで繋がっています(→)。つまり、テンダーの後方の3軸は一体的に回転するようです。
もう少し前から見た画像で、一番手前の車軸が最後尾の車軸です。最後尾の車軸と一つ前の車軸にスプロケットがあり、チェーンで繋がっています(↑)。更に一つ前の車軸と二つ前の車軸にスプロケットがあり、こちらもチェーンで繋がっています(↓)。
これ(↑)は、後ろから3つ目の車軸です。その車軸に、エキセントリック/エキセントリックタンブラーと思われるものが3つあります(↑ ↑ ↑)。そして、それらは120度ずつずれているように見えます。もしかしたら、3気筒のシェイのクランクシャフトように、回転運動をスムーズにするためかもしれません。軸動ポンプ3基(A〜C)を確認できませんが、後ろから3つ目の車軸の前、4つ目の車軸との間にあるのかもしれません。
この機関車においては、@テンダーに乗って運転操作することにより、車輪に荷重を加えたこと、そして、A複数の車軸をチェーンで繋いで、エキセントリック/エキセントリックタンブラーを取り付けた車軸が確実に回転するようにしたことにより、軸動ポンプからの給水が成功したのかもしれません。
(その8へ戻ります) (その10に続きます)
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