(その4の続きです) T5ーSUPERの下側です。写真左側が第二動輪で、右側が第三動輪です。
第三動輪の上に灰箱が見えます。
灰箱は開いているようです(→)。
エキセントリック&エキセントリックタンブラーが付いている、第二動輪のシャフトに比べ、
第三動輪のシャフトはスッキリとしています。 前の写真の少し右側(後ろ側)です。
写真左側が第三動輪です。運転する機関士兼機関助士が乗る乗用台車と、
板カプラーで連結しています。
抜けないように、
軸にスナップピン(〇内)が挿入してあります。
ナットですと、走行による振動で緩んで脱落する恐れがありますが、スナップピンなら安心です。 T5ーSUPERと乗用台車との離隔距離
T5ーSUPERと乗用台車との連結部を上から見てみます。
両車が近いと、カーブで接触してしまいますので、少なくとも接触しない程度は、離す必要があります。
乗用台車に座ってみて、運転室内の各機器(逆転機、ブロアバルブ、加減弁、ドレンコックレバー、
汽笛弁、フィードバックバルブ、ハンドポンプ)に手をのばして、運転操作性を確認すると共に、
水面計とボイラー圧力計の見易さを確認してから、板カプラーの長さを決めると、運転操作性が向上すると思います。 T5ーSUPERの運転室
T5ーSUPERの運転室です。各機器を見ていきます。 @ : ボイラーの圧力計 大きくて見易そうです。圧力計は、大きいほど見易いです。 乗用台車に座った位置から見易いように、ボイラーから伸びている、銅パイプを曲げるといいと思います。 A : ハンドポンプ 軸動ポンプが正常に機能すれば、ハンドポンプは、あまり使うことはないかと思われますが、 非常時に備え、重要な機器です。インジェクタと軸動ポンプは蒸気が無いと機能しませんし、 軸動ポンプは機関車を前又は後ろに動かさないと機能しません。 蒸気が無くても、その場で機能するのは、ハンドポンプだけです。 ですので、ハンドポンプが故障しているときは、 ボイラーに火をいれない方がいいと思います。 なお、送水経路については、別途ご紹介いたします。 B : テコ式逆転機 テコハンドルと掛金ハンドルを握って、前後に倒します。写真では前進になっています。 スチームアップ時は、ミッドギアにしておきます。 C : シリンダードレンコックレバー シリンダードレンコックについては、 ”250. OS製 T5ーSUPER (その3) (H30.2.14掲載)” を参照してください。 D : 加減弁(レギュレータバルブ) 加減弁はネジ式ですので、微調整が、し易いです。 加減弁を開けるとき、私は期待とドキドキ感があります。 E : 焚口戸 焚口戸は、大と小の二重になっています。なぜ二重になっているのでしょうか?。 大一つで良さそうに思われますが・・・。 なお、小さい方には小さな穴が2つ開いています。 この穴で火が点いていることを確認することができます。 (その6に続きます) |