本年(平成31年)1月、このホームページをご覧になられた、大分県のFさまより、
メールをいただきました。 「いつかはライブスチームを走らせてみたい!!!」と思っておられ、 オークションで、46. 久しぶりの1番ゲージライブスチーム (その9)に掲載した、 森林鉄道 B形タンク機関車を入手されました。 しかしながら、ボイラーへの注水口が不明であること、また、どれぐらい水を入れるのか分からなく、 運転方法などを教示していただきたいとのことでした。 以降、メールで何度もやり取りさせていただき、 完走にいたりましたので、その模様をレポートさせていただきます。 なお、写真はFさまより、送っていただいたものをベースとしています。 アスターホビー製 森林鉄道 B形タンク機関車
私がライブスチームに興味をもった高校1年生のとき、TMS誌上の広告で、
この森林鉄道 B形タンク機関車の存在を知りました。 価格は、キットで39,500円、完成機で49,500円だったと思います。 前面です。煙突といい、カウキャッチャーといい、
堂々としています。 後部です。バックで走行しても、見劣りしないと思います。
連結器は、朝顔形で好ましいです。なお、連結器より下にある黒いボックスは、
燃料用アルコールのタンクです。 ボイラーの上から見てみます。
前から、煙突、蒸気溜、砂箱、安全弁です。 運転室を上から見てみます。写真の上側が、機関車の前側です。
加減弁(↑)を開けると、
置換式(ロスコー式)給油器(↑)に蒸気が入り、
冷えた蒸気は水となり、下に溜まり、上に持ち上げられたスチームオイルは、蒸気に誘われて、
一緒にシリンダーに送られます。 オイルタンクのキャップを開けたら、黒いゴム状物質が詰まっているとのことで、
送っていただいた写真です。アップしてみたのが、右側の写真です。
黒い物質は、残っていたスチームオイルかと思われ、綺麗に取り除いていただきました。 蒸気の通路をみてみます。加減弁を開けると、
↓ ←を通り、
置換式給油器に入り、そして、スチームオイルと共に、
← ↑を通り、
前方のシリンダー方向に向かいます。 (その2に続きます) |