(その1の続きです)![]() ![]() 運転室を出て、前方のシリンダー方向に向かった蒸気は、
シリンダーに直接入るのかと思いましたが、そうではなく、
ここ(←)を通って、
逆転機(□)に入るようです。
なお、→は、排気管です。 ![]() ![]() 逆転機の操作は、機関車前部のレバーで行います。
左または右に倒して、前進後進を切り替えるようです。 ![]() 四角のブロックには、 4つ穴があります(↓←↑→)。 4つの穴のうち、 一つが(おそらく、↓)給気管に、 もう一つが(おそらく、 ↑)排気管に繋がっているものと思われます。 残りの2つの穴が、左右のシリンダーに繋がっているものと思われ、 一つの穴から二股に分かれて、左右のシリンダーに繋がっていて、 上側の穴(→)から蒸気分配板の上側のポートに繋がっていて、 下側の穴(←)からは蒸気分配板の下側のポートに繋がっているものと思われます。 そのイメージとしては、下図のようではないかと推定しています(間違っていたら、ごめんなさい)。 ![]() ![]() ![]() (お断り:円形ブロックの溝は、前の写真の通り、円弧状であり、△ではありません。接続のイメージとして表現しています。) ![]() 四角のブロックの4つの穴は、90度ずつずれていますので、 逆転機の操作で、円形ブロックは90度回るように思われます。 ところで、左右の動輪のクランク位置の位相差は何度なのでしょうか?。 2シリンダーで往復運動する通常の機関車では90度ですが、 片押しのオシレーティングエンジン2気筒ですので、180度なのでしょうか?。 それにしても、よく考えて作られており、ビックリです。 オーナーさまもメールで、「上手くできています。感服しました。」とのことです。 また、”前進のみ走行すれば良い”と考えれば、このような凝った作りをしなくても良かったわけで、 アスターホビーさまの”こだわり”を感じます。 ![]() 円形ブロックを、バネで四角のブロックに密着させているようです(↑)。
蒸気の通り道ですので、漏れを防止するためかと思われます。 公式側のオシレーティングエンジン 非公式側のオシレーティングエンジン
![]() ![]() オシレーティングエンジンです。
シリンダーはピポットにはめてあるバネとナット(←)で、蒸気分配板に密着しています。 ![]() (その3に続きます) |