今回は、平成31年4月21日(日)に開催されました、
OS法隆寺レイアウトでの運転会模様をレポートします。
自宅を朝6時9分に出発し、現地には8時35分に到着しました。
新名神高速道路の新四日市JCT〜亀山西JCT間が前月(3月17日(日))に開通しましたので、
鈴鹿IC付近の渋滞もなく、スムーズでした。 OS製クラウス
平成30年1月20日(土)に約10年ぶりに法隆寺レイアウトをお邪魔して以来、
”手ぶら”で参加させていただいていましたが、今回は違います。
30数年ぶりに3.5インチゲージのOS製クラウスを持参しました。
平成30年2月にOSLSC(O.S. LIVE STEAM CLUB)に再入会させていただき、
その後、所属する倶楽部のメンバーの方にお力添えをいただいて、OSLSCの会則に従い、
ボイラーの水圧試験を完了しまして
(296. ボイラーの水圧試験(その1)(H30.7.25掲載) 参照)、
持参に至りました。写真は、クラウス・軽量乗用台車・工具箱などを車から降ろして、 線路近くまで運んだところです。 駐車場からスチームアップを行う、ターンテーブル周辺までは少し離れています。
運搬用の台車に載せて運ぶか、あるいは、乗用台車を本線の線路上に乗せ、
その乗用台車の上に載せて運ぶかのどちらかです。
写真をご覧のとおり、私は乗用台車を本線の線路に乗せて、運搬しようとしました。
が、早速問題が発生しました。 乗用台車前部の足を乗せるところが、 地面と接触するのです(↑)。 靴が地面と接触するのを防ぐため、四角柱を足置き場の上に置き、 ボルト・ナット2本で留めている部分が接触するのです。 そこで、四角柱とボルトの頭を削ってみたのですが、それでも接触するのです。 皆さんが機関車を走行される前に、乗用台車に乗り、足でこいで、レイアウトを1周してみると、 地面と接触するのは、数メートルの区間1箇所のみであることが分かりました。 その数メートルの区間だけは、乗用台車から降りて、手で持ち上げて押すこととし、 走行に向けた準備を進めることとしました。 それにしても、運搬の段階で分かって良かったです。 もし知らずにクラウスの次位に乗用台車を連結して走行させていたら、 大きな衝撃をうけたことでしょうし、レイアウトの他の箇所でも地面と接触する可能性を否定できないことから、 運転を取り止めることになっていたでしょうから。 ”はじめて走行するレイアウトにおいては、 機関車や乗用台車等を手で押して1周回ってみて、 問題がないことをあらかじめ確認しておくと、安心できる”、と思いました。 ターンテーブルの周辺まで運んできました。
皆さん、いつも同じ場所でスチームアップを行っておられるようですので、
これまで、どなたもスチームアップを行っておられなかった場所まで運んできました。
ここで、スチームアップを行うこととします。 前の写真と、角度を変えて見てみます。
写真の上部にターンテーブルがあります。
ご覧のとおり、テントの外になりますが、ターンテーブルまでの線路が長く、
ゆったりとしたスペースがあります。この場所をお借りすることとします。 クラウスは、木の台の上に敷いた、技巧舎製アルミレールに乗せて、
排障器に紐を引っ掛けて、台に前後で固定しています。
そして、車の後部座席に新聞紙を敷いて、その上に載せてきましたが、
もう少し、しっかりと固定する方法を考えたいと思います。 走行に向けて、準備をしています。
クラウスを線路に乗せて、乗用台車と連結しました。 「ボイラー水圧テスト手順」
ボイラーやサイドタンクに給水するため、
4Lと1.5Lのペットボトルを持って、水場に向かいます。
水場の手前にテストポンプが置いてあり、そこがボイラーの水圧試験を行う場所です。
過去に何度も、会員の皆さまがボイラーの水圧試験を行っておられるのを見学させていただきました。
その時には気づかなかったのですが、
写真のように「ボイラー水圧テスト手順」がチャンと置いてありました。
これに従えば、ボイラーの水圧試験を正しく行うことができると思います。「小型蒸気機関車用ボイラーについてのお知らせ」
更に小型蒸気機関車製造者協会さまが発行されたと思われる、
「小型蒸気機関車用ボイラーについてのお知らせ」が置いてありました。その要旨は、次のとおりです。 〇平成8年に小型蒸気機関車製造者協会さまが設立され、小型蒸気機関車用ボイラーの安全性と法的位置付けについて、 厚生労働省さまと折衝しながら、討議を進めてこられたこと。 〇発展的なこの業界や社会環境、諸外国の事例も参考に、自主規制を実施することになったこと。 〇各メーカーさまより、テストの方法、プラグ等の付属、検査カード、水圧テストポンプの販売について、ご案内がなされること。 〇各クラブ・マニアさまにおいても、ご理解頂き、検査が実施されますよう、お願いしたいとのこと。 〇詳細な”模型ボイラー安全規格・指針”は、有償で小型蒸気機関車製造者協会さまから取り寄せることができること。 その要点は、次のとおりです。 @ボイラーの水圧検査(使用圧力の1.5倍) A検査カードの記入(検査は2年間有効) B返送用検査カードの発送(小型蒸気機関車製造者協会さまへ発送) 〇各運転会においても、主催者より検査確認をされる事と思われるので、検査カードの携帯や、 水圧テストのプラグ等は用意しておくとよいこと。 ちなみにOS法隆寺レイアウトには、テストポンプの他に、 テストポンプの高圧ホースとボイラーを接続するのに必要なアダプターや、 安全弁の口を塞ぐプラグ(メクラ栓)が用意されていますので、 水圧試験を行う、蒸気機関車を持参するだけでよく、大変便利です。 私のクラウスの検査カード
今回、クラウスを走行させるにあたり、検査カードを持参しました。 サイドタンクに給水後、ボイラーにハンドポンプで給水し、足回りにマシンオイルを注油し、 機械式給油器にスチームオイルを入れました。 そして、火格子の上下を間違えないように火室に入れようと・・・。 これがやりにくいです。火格子を火室の下に落としたりして、うまくセットできません。 そこで、灰落としなどを行う高架線路上に手で運び、火室の下側から手をいれて、火格子を下から支えながら、 ようやくセットできました。電動ブロアがチャンと回ることを確認して、 煙突上にセットしました。 このあと、着火するのですが、朝9時の開門と同時に多くの会員の皆さまが入場され、 各々の愛機を走行されますので、レイアウトが混み合います。久しぶりのクラウスの走行であり、 皆さまのお邪魔にならないよう、レイアウトが空いてくる時間帯を見計らうこととし、 11時45分からのミーティング終了後に着火することとしました。 昼食もミーティング前に摂っておくこととしました。 (その2に続きます) |