(その6の続き) Baldwin B1 Rear Tank
木曽森林鉄道などで活躍した、Baldwin B1 Rear Tankです。
以前、5インチゲージのB1リアータンク機をご紹介しましたが、
(35. 木曽森林鉄道 ボールドウィン(Baldwin)製 B1リアータンク機)
こちらは45mmゲージ、Gスケールのようです。今回のタイトルは「久しぶりの1番ゲージライブスチーム」ですが、
Gゲージの機関車も含まれることになりました。ご容赦ください。 スチームアップ開始!!!
スチームアップ開始です。オーナーの方が線路の下から手を入れられていまして、
「何だろう?」と思いましたら、何と高架状の線路の枕木と床板の一部がくり抜いてあり、
その部分に機関車をセットし、下からライターでバーナー糸芯に点火されているのでした。ライターを立てて使うことになり、
具合いが良いです。私はいつもバーナー糸芯の直下に点火確認のため鏡をおいて、横からライターで点火していましたが、
横からでは点火しづらく思っていました。下から点火する方法ははじめて知りました。
これも、”横浜ライブスチームクラブ”さまが蓄積されたノウハウだと思います。 走行開始!!!
貨車1両、連結しています。 機関車の影が面白いです。偶然ですが。 快調な走りです。 Baldwin B1 Rear Tankを下から見ると・・・。
私は下から見て、びっくりしました!!! Baldwin B1 Rear Tankの下から見ると・・・。(アップしてみます)
私が何にびっくりしたのか、お分かりでしょうか?フレームの内側に弁装置(Slip eccentric)があり、
真ん中に、軸動ポンプが付いているのです!!! この狭い空間によく配置されています。
私は45mmゲージでは給水方法はハンドポンプだけだろうと思っていました。
よほど大きな機関車でないと軸動ポンプは付けるのは無理だと思っていましたので、この小さな機関車に付いていて、
もうびっくりです。(私は45mmゲージの世界では”浦島太郎状態?”なのかもしれませんが・・・。)
アスターホビー社さまはBaldwin B1 Rear Tankを1981年と2009年の2回発売されていますが、
1981年モデルには軸動ポンプは搭載されていなく、2009年モデルには搭載されたようです。
また、従輪の台枠も、うまくバーナー糸芯を避けて配置してあります。設計・製作に苦心されたものと思われます。 5インチゲージのボールドウィン製B1リアータンク機の写真です。左右は前の写真に合わせてあります。
右側が前で、左側が後ろです。見比べてみましょう。どちらも第2動輪の軸の回転運動を利用して軸動ポンプを駆動します。
弁装置も同様に、第2動輪の軸の回転運動を利用しています。 (その8に続きます) |