ライブスチームの運転


528. OS製コッペルのスチームアップ  (その6)  (R2.10.25掲載)

  (その5の続きです)

安全弁が噴きましたので、 太平洋炭から、ウェールズ炭(ビーンズ)に切り替えます。


 
乗用台車の最前部に積載している、 ウェールズ炭(ビーンズ)を投炭しました。 赤く燃焼しているのが太平洋炭で、その上にウェールズ炭を投炭します。 この時点では火床の厚さを考える必要はなく、火室内が真っ黒になるほど、 沢山のウェールズ炭を投炭します。 太平洋炭が活発に燃焼しており、火室に勢いがあります。 この機を逃さず、しっかりとウェールズ炭を投炭し、火床作りを開始します。


この時の時刻は、10時21分です。 着火剤に着火して、 着火剤と太平洋炭を入れて、 焚口戸を閉めた時刻から14分経過しています。


OSさまから購入した、ウェールズ炭(ビーンズ)です。 ほどよい大きさで、 5インチゲージの国鉄機(C56、C12、8620、C57など)にも適していると思います。


ウェールズ炭を沢山投炭したところで、 出庫線に移動を開始します。 逆転機を前進にし、シリンダードレンコックを開き、ブロアーバルブは少し開いた、そのままで、 加減弁ハンドルを少し回すと、ゆっくりと前進します。 トラバーサーに乗せて停車し、横に移動し出庫線にきました。


 
出庫線で停車し、焚口戸を開けて、更にウェールズ炭を投炭します。 移動を開始してから、僅かな時間ですが、太平洋炭がドンドン燃焼していきますので、投炭します。 左の写真の通り、火室内の炎が見えませんが、この下の太平洋炭が活発に燃焼しており、 ボイラーの圧力計の針は、0.4MPaを指しており、充分です。


この時の時刻は、10時23分です。 着火剤に着火して、 着火剤と太平洋炭を入れて、 焚口戸を閉めた時刻から16分経過しています。


 
 少し時間がとびます。 この時の時刻は、10時32分です。 着火剤に着火して、着火剤と太平洋炭を入れて、 焚口戸を閉めた時刻から25分経過しています。 デジタルカメラで撮影しながら、やっていたら、ボイラーへの給水開始が、いつもより遅れて、 水位が低下してきましたので、撮影どころではなくなったためです。
 時間を遡ると、出庫線で停車しているとき、更にウェールズ炭を投炭しました。 そして、乗用台車の最前部に乗って出庫し、本線に出ました。 一旦、停車し、火室内を確認し、更にウェールズ炭を投炭し、本線の走行を開始すると共に、ボイラーの圧力計を見つつ、 フィードバックバルブを全閉し、下がった水位の回復に努めて、約半周走行し、駅で停車しました。 そこで、更にウェールズ炭を投炭し、本線を1周試走して、駅で停車したのが、この写真です。


  
 これから、運客を開始しますので、火床の状態を整えます。 乗用台車から降りて、焚口戸を開けて、火かき棒で火床を均し、ウェールズ炭を投炭します。 この時点で、火床は、ほぼ出来上がっています(太平洋炭は、ほぼ燃え尽きて、 代わって、ウェールズ炭が活発に燃焼)。 安全弁が噴いてから、太平洋炭からウェールズ炭に切り替えてから、短時間に何度も投炭してきましたので。 短時間にこまめに何度も投炭するのがポイントだと思っています。 ボイラー圧力計の針は、0.4MPaを指しており、水面計は写真では見づらいですが、 半分程度であり、準備OKです。


最初のお客さまが乗車されました。 運営スタッフの方の発車の合図で、汽笛一声、 「出発進行!!!」 ピィ〜〜〜。


 (参考)私のOS製コッペルの運転方法については、 2.私のOSコッペルの運転方法 (H27.11.8掲載)も参照してください。


(その5へ戻ります)  


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