(その3の続きです)
機関車とテンダーを中間引棒(ドローパー)で、
連結しています。走行中に外れると大変ですので、しっかりと連結しておきます。
機関車とテンダーの連結が完了しました。近代機とは異なる、
大正時代の名機の感じがします。
公式側です。軸配置は1−C、2−6−0で、先輪1軸、動輪3軸で、従輪はありません。
火室は動輪の間にあり、狭火室です。
非公式側です。”ハチロク”が走る気満々のようです。
非公式側の運転室の下です。〇内は、
フィードバックバルブです。フィードバックバルブを開けると、
軸動ポンプ/ハンドポンプから送り出された水が、← ↓を通って、
テンダーの水槽に戻ります。
フィードバックバルブです。写真は、バルブを全閉した状態です。
軸動ポンプ/ハンドポンプから送り出された水が、前の右側の写真の、
ここ(←)に来ますが、
バルブが閉まっていれば、行き止まりとなり、逆止弁を通ってボイラーに送り込まれます。
→を横方向に回すと、バルブが開きます。
走行中は、右手を伸ばして、開閉調整します。
非公式側から運転室の下を見てみます。
アは中間引棒(ドローパー)です。
イは中間引棒ピンです。
ウはインジェクターと軸動ポンプへ送水する、接続口です。
エは汽笛です。
オは、ハンドポンプ/軸動ポンプから送り出された水の、戻りの接続口です。
カはフィードバックバルブです。
キは非公式側の第3動輪です。
公式側です。第3動輪の後方、
運転室の下にインジェクターがあります(↑)。
インジェクターを見ていきます。
インジェクターからボイラーに給水するときは、まず、
このバルブ(↓)を開きます。
すると、水はここから(↑)、インジェクターに入り、
そして、排水口(←)から水が排出されたら、
運転室のインジェクターグローブバルブを少しずつ開きます。
すると、インジェクターに蒸気が送られます(→)。
はじめは、インジェクターグローブバルブを開くにつれて、
排水口(←)から勢いよく排出されますが、
更に開くと、排水が止まりボイラーに給水されます(→)。
公式側のナンバープレートです。
実機の世界では、いろんな書体や形状や色のナンバープレートがあるようです。
こちらは、形式入りの緑色で、68621の数字は丸みを帯びているようです。
(その3へ戻ります) (その5に続きます)
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