ライブスチームの運転


554. セントラル鉄道製 5インチゲージ 68621(8620形) 第1回試運転  (その4)  (R3.1.27掲載)

  (その3の続きです)

機関車とテンダーを中間引棒(ドローパー)で、 連結しています。走行中に外れると大変ですので、しっかりと連結しておきます。


機関車とテンダーの連結が完了しました。近代機とは異なる、 大正時代の名機の感じがします。


公式側です。軸配置は1−C、2−6−0で、先輪1軸、動輪3軸で、従輪はありません。 火室は動輪の間にあり、狭火室です。


非公式側です。”ハチロク”が走る気満々のようです。


 
非公式側の運転室の下です。内は、 フィードバックバルブです。フィードバックバルブを開けると、 軸動ポンプ/ハンドポンプから送り出された水が、← ↓を通って、 テンダーの水槽に戻ります。


 フィードバックバルブです。写真は、バルブを全閉した状態です。 軸動ポンプ/ハンドポンプから送り出された水が、前の右側の写真の、 ここ()に来ますが、 バルブが閉まっていれば、行き止まりとなり、逆止弁を通ってボイラーに送り込まれます。 を横方向に回すと、バルブが開きます。 走行中は、右手を伸ばして、開閉調整します。


 非公式側から運転室の下を見てみます。 は中間引棒(ドローパー)です。 は中間引棒ピンです。 はインジェクターと軸動ポンプへ送水する、接続口です。 は汽笛です。 は、ハンドポンプ/軸動ポンプから送り出された水の、戻りの接続口です。 はフィードバックバルブです。 は非公式側の第3動輪です。


公式側です。第3動輪の後方、 運転室の下にインジェクターがあります()。


 インジェクターを見ていきます。 インジェクターからボイラーに給水するときは、まず、 このバルブ()を開きます。 すると、水はここから()、インジェクターに入り、 そして、排水口()から水が排出されたら、 運転室のインジェクターグローブバルブを少しずつ開きます。 すると、インジェクターに蒸気が送られます()。 はじめは、インジェクターグローブバルブを開くにつれて、 排水口()から勢いよく排出されますが、 更に開くと、排水が止まりボイラーに給水されます()。


公式側のナンバープレートです。 実機の世界では、いろんな書体や形状や色のナンバープレートがあるようです。 こちらは、形式入りの緑色で、68621の数字は丸みを帯びているようです。


(その3へ戻ります)   (その5に続きます)  


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