(その5の続きです) 取り外した、安全弁の取付口に漏斗を挿し込み、
ボイラーに給水しています。テンダーに搭載している、ハンドポンプからボイラーに給水する方法もあります。
その場合、ハンドポンプのハンドルを前後動するのに人力を要します。が、
ハンドポンプの動作確認をすることができるメリットがあります。 水面計の半分より少し上まで給水しました。 足回りにマシンオイルを給油しています。 オーナーさまが着火の準備をしておられる間、機関車の下側を見てみます。 第1動輪(写真の右側)と第2動輪(写真の左側)の間に軸動ポンプがあります。 軸動ポンプは2つ搭載しています。第2動輪の車軸の回転運動から、前後動を得て駆動します。 テンダーの水槽の水は、→ → →を通り、 二つに分岐して(← ←)、軸動ポンプに送られます。 2つの軸動ポンプから送り出された水(↓ ↑)は合流して、 ← ←を通って、逆止弁/ボイラーに向かいます。 前の写真の少し後方です。写真の右側が第2動輪で、写真の左側が第3動輪です。
第3動輪の車軸の前後に灰箱があります。 第3動輪の担バネをアップして見てみます。
通常は見えないところですが、板バネも精巧な作りです。
イコライザーは、下バネ式のようです。 2つ前の写真の少し後方です。写真の右側が第3動輪です。
第3動輪の後方は、配管、チューブ、汽笛、ブレーキ関係部品などがあります。
写真の左端の中央が、中間引棒(ドローパー)です。 いよいよ火を入れます。その前に、通風弁、インジェクターグローブバルブ、
ターボジェネレーターグローブバルブ、加減弁が、全閉になっていることを確認しておきます。 火室に灯油付けの木片を入れています。
狭火室で縦長の火室ですので、後方に偏らないよう、前方にも入れます。
火室の全面に渡って、活発に燃焼させることが大切ですので。 (その5へ戻ります) (その7に続きます) |