ライブスチームの運転


556. セントラル鉄道製 5インチゲージ 68621(8620形) 第1回試運転  (その6)  (R3.2.4掲載)

  (その5の続きです)

 
取り外した、安全弁の取付口に漏斗を挿し込み、 ボイラーに給水しています。テンダーに搭載している、ハンドポンプからボイラーに給水する方法もあります。 その場合、ハンドポンプのハンドルを前後動するのに人力を要します。が、 ハンドポンプの動作確認をすることができるメリットがあります。


 
水面計の半分より少し上まで給水しました。


 
足回りにマシンオイルを給油しています。


 オーナーさまが着火の準備をしておられる間、機関車の下側を見てみます。 第1動輪(写真の右側)と第2動輪(写真の左側)の間に軸動ポンプがあります。 軸動ポンプは2つ搭載しています。第2動輪の車軸の回転運動から、前後動を得て駆動します。 テンダーの水槽の水は、→ → →を通り、 二つに分岐して(← ←)、軸動ポンプに送られます。 2つの軸動ポンプから送り出された水(↓ ↑)は合流して、 ← ←を通って、逆止弁/ボイラーに向かいます。


前の写真の少し後方です。写真の右側が第2動輪で、写真の左側が第3動輪です。 第3動輪の車軸の前後に灰箱があります。


第3動輪の担バネをアップして見てみます。 通常は見えないところですが、板バネも精巧な作りです。 イコライザーは、下バネ式のようです。


2つ前の写真の少し後方です。写真の右側が第3動輪です。 第3動輪の後方は、配管、チューブ、汽笛、ブレーキ関係部品などがあります。 写真の左端の中央が、中間引棒(ドローパー)です。


いよいよ火を入れます。その前に、通風弁、インジェクターグローブバルブ、 ターボジェネレーターグローブバルブ、加減弁が、全閉になっていることを確認しておきます。


  
火室に灯油付けの木片を入れています。 狭火室で縦長の火室ですので、後方に偏らないよう、前方にも入れます。 火室の全面に渡って、活発に燃焼させることが大切ですので。


(その5へ戻ります)   (その7に続きます)  


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