ライブスチームの運転


714. 令和5年1月 OS法隆寺定例運転会 (その4)  (R5.5.20掲載)

 (その3の続きです)

MOUNTAINEER(マウンテナー)の運転室
引き続き、運転室の左側の各機器を見ていきます。

 D : フィードバックバルブの開閉操作レバー
      
      フィードバックバルブの開閉操作レバー)です。 左に回すとバルブを開いて、サイドタンクの水槽に戻ります。右に回すとバルブを閉じて、ボイラーに給水されます。 画像は全閉状態です。よく見ると、操作棒()が前方に伸びています。


      
      運転室を出て前方に伸びた操作棒()は、 フィードバックバルブ()に繋がっています。


      
      公式側から見た画像です。これ()が、フィードバックバルブです。 煙突の横に有ります。 これ()が運転室から伸びている操作棒です。 給水ポンプから送り出された水は、↑ →を通ってフィードバックバルブまでやって来ます。 フィードバックバルブを閉めると、を通って逆止弁/ボイラーに向かいます。 フィードバックバルブを開けると、を通ってサイドタンクの水槽に戻ります。


      
      角度を変えて上からフィードバックバルブ()の近辺を見てみます。 これ()が運転室から伸びている操作棒です。 給水ポンプから送り出された水は、↓ ←を通ってフィードバックバルまでやって来ます。 フィードバックバルブを閉めると、← ← ←を通り、 逆止弁()を経てボイラーに給水されます。 フィードバックバルブを開けると、を通ってサイドタンクの水槽に戻ります。

 ところで、給水ポンプはどこにあるのでしょうか?。

             ↓

             ↓

             ↓

      
      このあたり()にあります。 公式側蒸気室の内側にありますので、よく見えません。 一般には走行中は軸動ポンプで給水することが多いのですが、 この機関車はクロスヘッドポンプで給水するのです。 クロスヘッドと、これ()で繋がっていて、ポンプを駆動します。 よって、クロスヘッドポンプの行程は、ピストンの行程と同じになります。


      
      水の流れを見ていきます。サイドタンクの水槽を出て()、 下に向かい(↓ →)、クロスヘッドポンプに入ります。 クロスヘッドポンプから送り出された水は上方向に向かい(↑ ↑)、フィードバックバルブに到達します。 この先は2つ前と3つ前の画像を参照してください。


 E : 汽笛弁(ホイッスルバルブ)
      
      汽笛弁(ホイッスルバルブ)です。安全に関わる機器です。 必要に応じて、鳴らします。


      
      汽笛(ホイッスル)は、非公式側の運転室の下にあります。


      
      アップして見てみます。 汽笛弁(ホイッスルバルブ)が開くと蒸気は、ここ()から入ります。 その位置より、先端の方が高くなっています()。 蒸気の入る側に開口部があり、そこから凝結水を逃がすためだと思われます。

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