ライブスチームの運転


730. 5インチゲージ ノース・イースタン・レイルウェイ クラスーT 1272 (その3)  (R5.7.15掲載)

 (その2の続きです)

NER (North Eastern Railway) クラスーT 1272の運転室
引き続き、NER クラスーT 1272の運転室の各機器を見ていきます。

 E:汽笛弁(ホイッスルバルブ)、F:ドンキーポンプグローブバルブ、G:未使用、H:通風弁(ブロアーバルブ)
      
      画像左から、汽笛弁(ホイッスルバルブ)、ドンキーポンプグローブバルブ、未使用、通風弁(ブロアーバルブ)です。 真ん中のドンキーポンプグローブバルブと未使用のバルブは、これまではインジェクター2基のグローブバルブだったそうで、 ドンキーポンプを装備したので、その一つを利用したものです。 なお、ドンキーポンプグローブバルブとブロアーバルブは、走行中も開閉操作できるよう、延長ハンドルを取り付けています。


 I : 加減弁ハンドル
       
      加減弁ハンドルです。ネジ式のようです。 8620形テンダーに乗って運転操作しますので、延長ハンドルを取り付けています。


       
      こちらは、OS製BR24です。 このBR24も、テンダーの次位に連結した乗用台車に乗って運転操作しますので、延長ハンドルを取り付けています。 両機共、ネジ式ですので、延長ハンドルはご覧の通りに取り付けて、延長ハンドルを回すことで加減弁を開閉できます。 もし加減弁がテコ式だったら、どのような造りにしたらいいのでしょうか?。


 J : 焚口戸
      
      焚口戸です。上から下に開きます。


 K : テコ式逆転機
       
      テコ式逆転機です。前進は3歯、後進は2歯でしょうか。


運転室の右端です。画像中央はテコ式逆転機です。 これ()は、ハンドポンプの逆止弁です。 以前はインジェクターの逆止弁だったと思われます。


試運転に向けて、準備を開始します。


機械式給油器はフロントデッキの下にあります。 ここ()にスチームオイルをたっぷり入れます。


 機械式給油器を下から見てみます。給油器から送り出された、スチームオイルは、 この()配管を通って、おそらく主蒸気管に繋がっているものと思われます。

(その2へ戻ります)   (その4に続きます)  


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