ライブスチームの運転


731. 5インチゲージ ノース・イースタン・レイルウェイ クラスーT 1272 (その4)  (R5.7.19掲載)

 (その3の続きです)

試運転に向けて、準備を行っています。 画像は、加減弁の延長ハンドルを取り付けているところです。


 フレームの内側を見てみます。 スチーブンソン式弁装置のようで、偏心輪()の摺動箇所にマシンオイルを注します。 画像左方向が機関車の前方向で、前進と後進の2つの偏心棒()が、前方の動輪の車軸をうまく避けていることが分かります。


足回りの回転箇所・摺動箇所にも、マシンオイルを注しておきます。


次に、ボイラーに給水します。 安全弁()の取付口から水を入れますので、安全弁を取り外します。


 
安全弁の取付口に漏斗を差し入れ、水を注ぎ入れています。


 ボイラーに給水するとき、ボイラー内の空気の逃げ口を用意しておく必要があります。 今回は安全弁の取付口を開けましたので、そこから空気が逃げていくと思われますが、 もし、ボイラーが密閉状態であれば、通風弁(ブロアーバルブ)を開けておきます。 なお、この後、スチームアップを行いますので、給水完了後、通風弁(ブロアーバルブ)を全閉しておくことを忘れないように注意します。


 火を入れました。私は立会いですので、今回はトイレに行きませんでしたが、自分の機関車でしたら、火を入れる直前に行きます。 火を入れたら機関車から目を離せないからです。


ボイラーの圧力計の針は0を指しています。


使用している電動ブロアーは、動輪舎さまが販売されている、Hyperblowです。


ボイラー蒸気圧が上がってきました。そして、電動ブロアーから自ブロアーに切替えました。


圧力計の針は50を指しています。約3.5kgf/cm2でしょうか。

(その3へ戻ります)   (その5に続きます)  


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