ライブスチームの運転


732. 5インチゲージ ノース・イースタン・レイルウェイ クラスーT 1272 (その5)  (R5.7.22掲載)

 (その4の続きです)

ボイラー蒸気圧が上がりました。8620形のテンダーにオーナーさまが乗車され、いよいよ出発します。


 8620形のテンダーには、燃料のオガ炭を積載しています。 オガ炭は細長い状態で販売されていますので、 真ん中の穴を残し、適当な横幅(この機関車の場合、20mm程度?)に鉈(なた)で割るといいと思います。 表面積を広くし、真ん中の穴は燃焼に必要な空気が充分に行き渡るよう、通り道として残しておくことがポイントのように思います。 ノコギリで切ると粉になってしまいますので、鉈で割るのがいいと思います。 それに、ノコギリで切るより、鉈で割った方が手間がかからなくて、一石二鳥です。


 
オーナーさまが右手で操作しているのは、加減弁の延長ハンドルです。 左に回すと弁が開いて走り出し、右に回すと弁が閉じて止まります。


本線に出るまでの急勾配がはじめの難所なのですが、無事に越えて、本線走行を開始しました。


 
本線を約半周走行して、駅の2番線で停車しました。ボイラー蒸気圧はどうでしょうか。 圧力計を見ると、30ちょっとです。少し低下した程度です。


 
 ブロアーを効かせて、ボイラー蒸気圧が回復したところで、再び本線走行を開始します。 左の画像の奥が1番線で、営業列車が使用しています。 本線は単線で、この先で1番線の線路と合流しますので、営業列車の運行に支障をきたさないように注意して、2番線から発車していきます。 なお、お客さまにこの列車は試運転であり、乗車できないことが分かるよう、 機関車前面に 試 運 転 の表示をしています。


 
本線を走行しています。「おっおっ、安全弁から蒸気が噴出しています!!!。」 調子が出て来たようです。


鉄橋を渡り、踏切を過ぎた地点です。


オガ炭を焚いており、煙が見えません。


 
再び、駅の2番線で停車しました。ボイラー蒸気圧はどうでしょうか。 圧力計を見ると、60ぐらいを指しており、快調です。

(その4へ戻ります)   (その6に続きます)  


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