(その6の続きです) 引き続き、この機関車の給水機器について、考えてみます。 ちょっと気になる画像があります。この画像は公式側からフレームの内側を撮影した画像です。 これ(→)は非公式側の蒸気室と思われます。 画像のほぼ真ん中が第1動輪の車軸と思われ、そこにある、これ(←)は偏心輪のように見えるのですが・・・。 この画像は反対側、非公式側からフレームの内側を撮影した画像です。 これ(↓)は公式側の蒸気室と思われます。 画像のほぼ真ん中が第1動輪の車軸と思われ、そこにある、これ(↓)は偏心輪の上の部分のように見えます。 もしかしたら、軸動ポンプを駆動するための、偏心輪かもしれないかと・・・。 それとも、フロントデッキの下にある、機械式給油器を駆動するための偏心輪なのでしょうか?。 さて、オーナーさまのご厚意で運転させていただきました。8620形のテンダーに乗って、前方を撮影した画像です。
前方はご覧のように見えます。 出発する前に、操作する、加減弁の延長ハンドル、ブロアーバルブの延長ハンドルなどの位置を確認しておきます。 また、焚口戸を開けて、火かき棒で燃焼中のオガ炭を先方に押しやって隙間をつくり、そこにあらたにオガ炭を手で押し入れます。 石炭焚きの場合は、火床をつくって一定の厚さを保つように努めますが、 オガ炭焚きの場合は、火室空間に出来るだけ多くのオガ炭を詰め込んだ方が調子がいいと思います。 (注)私が運転している画像は、オーナーさまに撮影していただいたものです。 ボイラーの水位、蒸気圧共に充分です。加減弁延長ハンドルを左に回すと、機関車が走り出します。 走行中は、ボイラーの圧力計と水面計を注視します。軸動ポンプ装備の機関車の場合は、ボイラー蒸気圧と水位の状況に応じて、 適宜フィードバックバルブの開閉調整しますが、この機関車はドンキーポンプとハンドポンプを装備しており、 走行中は、主にハンドポンプで給水します。適宜、駅で停車しオガ炭を焚き、本線を4周走行しました。 軸動ポンプを装備していなく、ハンドポンプからの給水では給水操作に追われないかと心配していましたが、 8620形テンダー搭載のハンドポンプの給水能力が高く、問題ありませんでした。 また、乗用台車を連結して運客する場合は、必要な蒸気量が増しますが、ボイラー蒸気圧の上がり具合いが良好ですので、大丈夫だと思います。 本日の試運転を終えて、戻ってきました。久しぶりの走行だったでしょうか、機関車が満足そうです。 ボイラー蒸気圧は、まだ30を超えています。 ボイラー水位はご覧の通り、水面計の上の方です(→)。 ガラスパイプが短いので、この機関車を運転する前、この短い上下の範囲に水位を維持することができるのか、気になっていましたが、 結果は問題なく、常にガラスパイプに見えていました。 (その6へ戻ります) (その8に続きます) |